第16回 いすみ健康マラソン 増田明美杯

 

2年連続2回目の参加も10km。

 

自転車旅行が趣味だった36年前、東京・調布の家からペダルを漕ぎ続けて夕方に辿り着いた大原の海岸。

冬の浜辺は波が高く潮の香りに満ちていた。

海鳥の鳴き声と波が押し寄せる音を子守歌にし、波打ち際にテント泊して銚子の犬吠埼を回って帰宅。

 

3こ上の明美先輩。

ロス五輪後のゴタゴタでかなり疲弊しきっていたことでしょう。

36年前に自転車で訪れたこのいすみ市

こんなにマラソン大会で賑わうとは想像もできなかったでしょうね。

 

今年も2日間に渡り小さな田舎道に歓声が満ちました。

都心からもアクセスが良いいすみ市

イセエビの出荷高は全国1位なんだって。

 

 

ちびっこから大人まで思う存分楽しめ、各部門別に入賞のチャンスあり!

 

10kmとハーフは300円しか違わないエントリー費。

来年はハーフに出ようかと迷うなぁ。

 

つくばマラソンはラスト12kmをジョグで流したので疲労感は全くなかった。

リュックの重りを8kgに増やしてカッパ爆汗ジョグ。

シューズは反発の少ないペラペラシューズに。

 

水曜日から距離を少し伸ばして有酸素ジョグ。

反発ないから結構疲れるね。

 

地元の薄底ランナー葵ちゃんとまた10km走るので、厚底でなくターサーでガチランしたけど、肛門様が元気になって途中で終了(笑)

 

今年は前泊しないで5時に出発。

空いている首都高を回り海ほたる経由し、袖ケ浦駅南口で千葉っ子のはるるんと6時半に待ち合わせた。

はるるんも今年は10kmにエントリー。

早朝にアップダウンのコースを走っているので、平坦ないすみのコースは楽に感じることでしょうね。

 

低い薄雲が取れて真っ青な快晴に!

少しづつ風が強くなって、お昼ごろには暴風の予報だよ。

 

葵ちゃんと合流。

久しぶりの葵スマイル!

バスケの練習と試合で睡眠時間が少なく、ランニングも速いスピードで走っていないから不安だというが。。。去年も同じこと言っていたような。

 

 

シューズはターサーかと思ったら、もっと薄っぺらなソーティーマジックだったよ!

やばっ!

5kmで置いてけぼりにされた去年の悪夢が。。。

 

とは言え、故障明けの去年とは違うのよ(笑)

でもアオタイ前だから慎重に走らなきゃだね。

 

2人で会館横の裏道で仲良く入念にアップラン。

着地感は相変わらず痛い薄底。

ソーティーは更に薄底(笑)

 

40分~の札に整列。

前方にいる40分以内にはキレ者ランナーが多数。女子も数名いたよ。

 

はるるんも頑張れば30歳代の部で入賞のチャンスが!

成田よりとっても走りやすいしギンナン転がっていないから大丈夫だよ!

 

やや風が強くなり、ゴールまでのラスト2kmは超絶な向かい風必死。

軽くジャンプしたりして心拍数を上げる。

ゲストランナーの森脇健児さんのテンション高い声が響いてピストルが鳴った。

 

 

去年と同じように430ペースでスタートするよ!って葵ちゃんに言ったのは真っ赤な嘘(笑)

弾丸スタートしてしまい、時計見たら4分ジャストで1km通過。

さすがに速すぎるので、前走者を風除けにして415まで落とす。

 

後方からソーティーの独特な着地音が聞こえ、セミショートカットした影が揺れていた。

 

ちょっと早いけど増田明美さんの解説が聞こえました。

「この緑のランナーさん、56歳なんですって。でもね、残念なことに、10kmの部では50歳代のクラスがないのよね。40歳以上のクラスだから10位の入賞なんて死んでも無理よね(笑)」

 

明美「後方の緑シャツの女の子も緑が好きなみたいね!なんでも地元の子で、いすみ産の米と納豆が大好物なんですって!お米のことをコメって言うのよ(笑)生粋のいすみっ子よね!去年は2位だったから今年は優勝するかしら?!」

 

ペーサーが遅くなったので抜きにかかり、追い越した同年代っぽいランナーの後方に張り付く。

ハーフは50歳代の部があるのに!って85分切らないと入賞できないんだよ。

成田のポップランも冨里スイカも千葉って50歳のレベルが高すぎる。

3km通過したところで後方からの影もシャッシャッっていうソーティの着地音も聞こえなくなった。

3kmを404で通過。

緩い上り坂を苦しみながら脚を回して4kmは416で通過。

ターサーの爪を使ってフォアフットでガシガシとふくらはぎを使って蹴って走る。

ストライドは120でピッチは203!(笑)

次第にふくらはぎが張っているように感じた5kmは410で通過。

故障明けだった去年よりはかなり速いペース。

 

折り返してしばらく走ると葵稲妻とすれ違いハイタッチ!!頑張れ!!

つま先着地をやめて踵付近で着地し始めた6kmは412で通過。

つま先着地でなくても速かったので、そのまま踵付近を使って走り続けた。

晩秋の田舎道をたくさんのランナーが走る。

応援は少ないが、この日のためにと精を出して作り上げた案山子もたくさんいたよ。

ちょっと苦しくなったところで反対側からはるるんを発見!

左側を走っていたのでハイタッチできなかった。

 

明美さんの解説が聞こえました。

「このはるるんって子、生まれも育ちも千葉なんですって!生粋の千葉っ子よね!」

「今日は10kmの大会だけど、今年の6月には100kmのウルトラマラソンも走ったのよね。後7kmのところで時間切れだったのは惜しかったわぁ」

 

ちょっとふくらはぎに疲労感がありすぎたので、7kmを409ラップを見てペースダウン。

後方を振り返って見ると葵ちゃんの姿が見えなかった。

更にペースを落として何度も後方を振り返る

遠くに緑色のシャツ発見!

9kmを508で通過。

 

徐々に緑シャツの姿が近くになり名前を何度も叫ぶ。

向かい風が強くなり息が吸えない。

あーおーいー!!って檄を飛ばしたら近づいた!

ラストファイト!!葵!!

少し経ってはるるんもゴールへ飛び込んだ。

 

 

ハーフマラソンを走るれりたんと合流。真打登場にみんな感激!

 

はるるんも入賞!素晴らしい!!

 

葵ちゃんは去年よりタイムが落ちたけど2位ゲット!

バスケとマラソンの二刀流大成功だね!おめでとう!!

1位の人は凄すぎだから仕方ないね。来年また頑張ろうね!

 

ハーフマラソンの整列。

去年よりも練習量がすくない我らのれり嬢。

肌の色も一般人化となり、本人が言うには今年は折り返しで終了になるかもだって。

 

スタートのピストルを掴んだ明美さん登場。

「れりたん、キャンディーズが引退した言葉覚えてる?普通の女の子に戻るのはまだ早いわよ!アタシもロス五輪の後に色々言われたけど、また来年、小麦色の足でかっ飛ばして優勝目指してね!」

 

森脇健児さんがどでかい声で叫び始めた!拡声器いらなくね?(笑)

 

風が益々強く、予報通りの暴風になるよゴール時間には。

 

ハイタッチして健闘を祈った。

頑張り屋さんだから完走してくれると思ったよ。

あ、そういえばフルマラソンでも一度もリタイヤしたことなかったよね。

凄い根性だよね。

 

今年も飛騨高山ウルトラマラソンのシャツを着て。

楽しい仲間たちと走った2泊3日の思い出を胸に頑張るわっ!

 

スタートを見送り3人で地元出店の味めぐり。

具だくさんの豚汁。

葉物野菜は取れたてな新鮮。

いすみ鉄道のお店で今年はお煎餅3種買いました。

益々強風が吹き荒れる。

時々、身体が飛ばされそうな強風が。。。

ハーフのみんな、頑張ってゴールへと目指して!

小腹が空いてきたのでもう1個(笑)

ウォーキングの部のゴールはサンタクロースが。

ススキの穂も強風で揺れて飛ばされそう。

100分過ぎても帰って来ない。ちょびっと心配。

黒シャツランナーが遠くに見えた!

れいこーーーー!!!って何度も叫び続け激写!

 

 

明美「タイムは落ちたけど、格好良いフォーム復活でゴールゲートに飛び込むわっ!」

走力は衰えたけど気力は去年より増したね!!

悔しそうに、そして恥ずかしそうにして可愛かったな(笑)

撮ってんじゃねーよって感じ(笑)


明美「れり嬢、10位ぎりぎり入賞おめでとう!去年のタイムだったら余裕で優勝でしたわね。努力は裏切らないから、初心に帰ってまた練習を再開してね!」

参加賞はカロリーメイトとふ菓子。

 

むつざわ温泉で汗を流し、いつものみんな大好きジョナサンで遅めのランチ。


大会を振り返って。
本当に久しぶりに晴れた大会。晴れ女が勢ぞろいしたからかなぁ。
風は強かったけど、抜けるような青空の下で気持ちよく走り終えました。
小学生から高齢者まで楽しめるアットホームな大会。

2日間に渡り、大会関係者の皆様ありがとう御座いました。

流した涙を忘れずに。

涙の数だけ強くなれる。

きっと。