抽選に外れると期待して応募した東京マラソン。
期待を裏切って当選!
今まで東京マラソンには全く興味がなくエントリーにはスルーしていた。
数年前にマイフレンドの応援に行ったことはあるが、人が多く走り辛いなぁ、といった印象。
しかし、去年走ったマイフレンドの顎が外れてしまう笑顔を何度も見て感動してしまったよ。
出るからには去年の彼女のように自己ベストを狙うっきゃない。
とは言え、大阪マラソンも当選。
2月末の大会は過去に自己ベストを出しているので、大阪を本命とし、東京は余力を残したゴールにしようとしたが、大阪が期待外れの天候に終わった。
雨の中を走った大阪マラソン後は、左足のふくらはぎが着地の度にヅキヅキしてしまった。
エイド休憩以外のタイムでは3時間18分だったので、冷たい雨の中でもそれなりにペースを刻んでいた影響が出た。
連戦の疲労が中々抜けず、二週連続になる東京マラソンへ向けて故障を恐れながら練習しました。
月曜日から木曜日までの四日間、いつものミトコンドリア増幅ウィンドスプリント。
炭水化物オフにした食事で、体重も体脂肪もそれなりに減ってきたよ。
2部練習は有酸素ジョグ。
10kmのペース走をする予定が、お腹の具合が悪くなり5kmで終了。
最近、走る前に出しても再び肛門様が動いてしまう。
金曜日から炭水化物を増やした。
金曜日に事前受付へと向かったが、日本人の少なさに驚いた。
約3分の1は外国人ランナー。
並ばずにゼッケンを受け取った。
EXPOは混雑し人に酔ってしまったので早々に退散。
アシックスのニューシューズ。
試し履き出来ても実際に手元に届くのは3月4日。
前日の土曜日の昼飯はいつものマグローディング。
遠征でないので家でスパローディング。
電車で1時間もかからない新宿都庁前からスタート。
いつも旅ランだから準備が非常に楽だ。
4時半に起床し、納豆、味噌汁、お餅1個で済ませる。
お客様から貰ったタフマン。
7時過ぎに笹塚駅で途中下車。この子もランナー?
ホットココアを飲んでリラックス。
トイレに入って小を出して再び電車に乗り、新宿駅西口の交番前で千葉っ子娘のれりさんとはるるんに合流。
30年前に初めて訪れた都庁舎。
白洋舎を3年経たずに退職し、測量会社へ転職した26歳。
道路の境界線を確定させる打ち合わせに毎週のように訪れていた。
測量業界に入って30年。フルマラソン始めて10年。
節目の年に都庁スタートの東京マラソンを走るなんて光栄だぜ。
静岡のマイフレンドと階段で偶然会えたよ!
同時期にサブスリーを達成したけど、今やサブ40を目指している俊足なランナー。
神のご加護か、二人揃って東京マラソンに当選した。
ハイタッチしてエール交換!
3月に入ってから最低気温が低くなり、気温5℃になる8時半にスタート位置に待機。
上下のカッパにカイロを貼りまくって寒さに耐えた。
去年のように外国人が植え込みに立小便をする光景はなかったけど、見渡す限り外国人。
3万8千人のうち1万人以上が外国人という東京マラソン。
大阪マラソンは数えるほどしかいなかった。
Cブロックの先頭に並んで花壇に腰かけてリラックス。
幸いに朝陽が当たり始めて暖かかった。
シューズは初代メタエッジの新古品。
隊列が前進し始め、いよいよスタート時間が迫ってきた。
脚を回し股関節に刺激入れ。数回ジャンプして胸に十字を刻みスタート!
緑色のカメさんTシャツが目立つね!
もの凄い絶叫と紙吹雪!!
日本人ってめちゃくちゃ大人しいって感じた一瞬(笑)
奇声がサラウンドに聞こえて笑いながらスタートしたよ。外人ってほんと明るいね!
10kmまで下り坂が続く超高速コース。上り坂という坂は全くない。
世界屈指の高速コースを味わえる。
高速コースだけどGPS時計は大阪マラソンと同じく、高層ビルの影響で正確にラップしない。
手動ラップには慣れていないので、距離標示ごとに通過タイムを確認。
筆界立会いのお願いに訪ねた曙橋を通過。
下り基調なので脚は楽だけど呼吸がかなり苦しかった。
タイムを見ると5km通過が20分26秒。
練習ではキロヨンでも呼吸はこれほど苦しくなかったのに、4分5秒/kmのペースで心臓が苦しく感じた。
ガーミンの心拍数を後で確認してみたら160超えていた。苦しいはずだ(笑)
暑くなった影響かと思い、両腕のアームウォーマーを下げて走った。
東京ドームが現れて見慣れた水道橋駅を通過。
東京土地家屋調査士会の会館の最寄り駅。
何度も歩いて渡った広い通りを走っているなんて。
仕事でも良く歩き回った道。
つい最近歩いたラーメン通り(白山通り)を駆け抜けた。
神保町から靖国通りに入り東に進んで行くと秋葉原の電気街が見えた。
ペースが速いと感じたので落とすつもりが、周りのランナーに連れられて落とせなかった。
大阪マラソンもかなりの集団走だったが、比較にならない数のランナーと高速ペースを刻む。それでも多くのランナーに抜かれるのはサブエガのペースだからか。
10kmは41分1秒で通過。ラップペースは4分10秒/kmに落ちた。
しばらく走ると道路の反対側から黄色い声援が!!
振り向くと自分で作った横断幕が見れたよ(笑)
天気予報だと次第に南風が強くなるという。
高速コースは終わり、やや強いビル風が吹き始めた。
お腹が次第に膨れてきて嫌な予感が。。。
ガスは全く出る気配がなく、黄門様がうずき始めてしまった。
前方に横断幕が見えた11.5km付近でアームウォーマーを美女3人に投げつけた(笑)
キャー!!って叫び声が聞こえたよ。
日本橋を走って渡る。
着地するとズンズンとおしりが重く感じてきた。
15kmは1時間1分57秒。
かなり危険な状態に近づいていると感じて、15km過ぎの給水エイド脇からコンビニへ駆け込んだ。
先客がいる赤マークを睨みつけて、もう終わろうと思い、ランニングタイツに入れてあった100円玉を握って公衆電話を探したよ。
歩いていると冷静になってきた。
朝早くから応援してくれている彼女たちに申し訳ない。
せっかく当選して走れるんだから完走しなくちゃっ!
もう一度トイレへと向かったらお客さんが出てくれて用を済ませた。
12分くらいロスしてリスタート!
脚は重くなり向かい風も苦痛になってしまった。
苦痛ではあるけれど、その表情をかき消すくらいの応援が飛ぶ!
手を振り応援に応えていると自然と脚が回るようになってペースアップ。
4分20秒/km前後で走れるようになり、反対車線をすれ違った3時間10分(シュガーカット)のペーサーを追いかけた。
18.5km折り返しの雷門はめったに行かないから新鮮だったよ。
1時間32分15秒で蔵前橋の20km通過。
上っている気がするのは橋を渡る時だけね。
ハーフは1時間36分58秒。シュガーカットまで約4分のロスタイム。
240秒を21で割ると・・・ちょっと厳しいかも(笑)
清澄通りを南下して両国付近で再び美女3人の黄色い声援が聞こえた!
ハイタッチして「うん〇うん〇!!」って叫んで応えた(笑)
予定時間より10分以上遅れたので、次の日比谷応援スポットは間に合わないだろうね。
静岡の圭太君が良いペースならその差が30分もあるし!!
1923年9月1日に発生した関東大震災。
焼野原となった帝都復興には、碁盤の目状の広い道路を区画。
「震災復興図」には度分秒で細かく区画されていてその精度に驚かされた。
その後の東京大空襲で再び焼野原となったが、復興図を基に区画は復元され、今現在でも道路境界確定の重要な資料として利用されている。
見慣れた街区を横目に手を振りながら走り続けた。
35歳からお世話になった墨田区緑1丁目の測量会社兼土地家屋調査士事務所。
アンタのお蔭で強く逞しい土地家屋調査士になれたよ、ありがとう。
今は横須賀の穏やかな海を見ながら隠居かな。お疲れ様でした。
24km折り返し。
南風が強くなりペースダウン。もうお手上げ状態。
清澄通りを北上すると少し追い風になって楽に。
25kmを1時間54分3秒で通過。4分30秒/kmを超えていないので追いつけそうだった。
再び蔵前橋を渡ると28km通過して左折し元走った道を南下。
30kmは2時間16分10秒で通過。かなり差は縮まった。
70秒を12.195kmで割ると・・・。ちょっと厳しいかも!
頭の中では28kmから38kmまで向かい風と認識していたので、背の高い外国人の背後にピッタリくっついて走ったよ。ミスターNoさん、ありがとう。
華やかな銀座通りを駆け抜ける。
大阪で見たセイコーのビルとは趣が異なる和光ビルに手を振る。
GSファンとしては2週連続で拝むことが出来た♪
鳩居堂の前まで行かないで右折(笑)
有楽町のガードには良く行くジョナサンも見れたよ。
美女軍団はどこだー!!?って見まわしたらいなかった(笑)
やっぱり間に合わなかったか。
日比谷交差点を左折。
しばらく走ると芝の増上寺と共にドーンって東京タワーが見えた。
去年の東京マラソンを走った令子。
たくさん笑ってたくさん泣いたね。また頑張ろうね♪
ミスターNoさんはペースが遅くなり振り切った。
この向かい風、残り数キロ踏ん張れ!!
前走者はペースが遅くて貼り付けず、ほぼほぼ単独走状態だった。
35kmを2時間38分43秒で通過。430ペースが保てなく万事休す(笑)
シュガーカットは望み薄くなったので、37.5kmの折り返しからは沿道に手を振って投げキ〇スして楽しんだよ。
すさまじい歓声に手を振って!投げキッ
ス!(笑)
東京駅を背にしてゴール!
ゴール後は荷物預けがないのでそのまま手ぶらでメダルと例のガウンを貰ったよ。
新品に近いシューズだったので爪が少し痛くなったけど、小走りでみんなが待っているラフィネ・ネオ日比谷へ向かう。
東京マラソン走りました!!って格好だったので、すれ違う外国人とハイタッチしたりして面白かった。
日本人は特にゴールした自分には興味なく、外国人が「ナイスラン!」とか「グッジョブ!」って声をかけてくれた(笑)
応援してくれた美女3人にお礼して、ラフィネで水圧がめちゃくちゃ強いシャワーを浴び、予約しておいた銀座のイタリアンレストランへ向かう。
間違えて現場で履く作業靴で来てしまったので、銀座通りのアシックスに立ち寄りOnitsuka Tigerを購入。
日本製なのでサブスリーなびっくりするお値段だったけど、良い記念になるので完走した自分へのご褒美に。
パスタの写真撮り忘れた。
2次会はミスドにて。
今まで我慢してきたミスド!!5個も食べられて幸せ♪
小腹が減ったので満州でレバニラ追加ね。
大会を振り返って。
絶好調な状態で挑んだ大阪マラソンは無念の雨になり食い倒れファンラン。
1週間後にニューシューズを履き、満身創痍で挑んだ東京マラソンは悲惨な結果に終わった。
練習中でもトイレ駆け込みは何度かあった。
食べる物が特に悪いのではなく、自信喪失による精神的なものかなぁ。
ペースが保てなくなる、向かい風が強い、呼吸がペースの割に苦しい等々、不安要素が積み重なると肛門様が暴れだす。
ペースも記録も考慮せず、勇気を持ってゆっくり走ればもう少しマシな結果になったと思う。
一生に一度走れるか分からない貴重な大会を完走したので大満足だよ。
次に走れる時には、もっと心から楽しんで走り続けたいね。
グッジョブ!!