第43回 館山若潮マラソン

菜の花ロードを駆け抜けろ!!

 

 

 

 



 

3年振り3回目の参加。

2019年はマイフレンドのれりさんに誘われて、凄い走りやすいから絶対に記録出るよん♪って(笑)

クリームパンと🍓を食べながら3時間8分で完走。

アップダウンばっかでとっても走りやすかったよ!!(笑)

 

2020年は珍しく雨のスタートとなり、バスケ女子葵ちゃんの伴走で3時間23分で完走。

そしてコロナ禍へ突入し2年連続で中止に。

 

コロナ禍と経済の両立で、大会の中止は殆どなくなり、都市型マラソンも地方大会も中止になることはなかった。

 

 

ハイテクハーフマラソン後は、長距離練習の30km走を4回。

全て背中に2.25kgの重りを背負って尾根幹線の坂道を走り続けた。

 

大会10日前の30km走で4分38秒/kmのタイムが出たので、二日空けた日曜日に4分30秒/kmのペースで30kmをするつもりで走り始めたら、次第に右足のくるぶし付近がズキズキし始めた。

痛みが増幅すると手遅れになるので、無茶はするなと言われたとおりに5kmでストップ。

その後の1週間は短くWSを6本する練習を繰り返した。

シューズはターサー。

 

1分間の激しい運動と3分間の休息で体内のミトコンドリアが増えるとためしてガッテンで放送していた。

 

大会の目標ペースは4分40秒/kmなので、それほど休息せずに大会前日まで走って体重の増加を防いだ。

 

 

 

金曜日の昼から炭水化物を多めに摂取。

 

前日土曜日の昼飯はマグロ赤身づくしで(笑)

 

 

お客様宅へ納品と請求を終え、趣味車のミニで館山へ出発。

 

途中で調子が悪くなりバスストップにて修理。

 

 

無事に治ってフラワーロードに4時前に到着。

 

毎年変わらずに綺麗な色を見せてくれる季節のお花。

春の訪れを告げる。食べても美味しいんだよね。

 

無事にペンションに到着。

 

料理もとっても美味しかったよ。

 

 

 

 

 

 

お風呂は黒湯の温泉。

24時間入浴できて、早朝に入ってリラックスできました。

朝食は間に合わないので3種のおにぎり。

胃袋を空っぽにしたいので、1っこだけ頂きました。

 

7時前にイオンの駐車場に到着。

参加人数が少ないのかガラガラで空いていたよ(笑)

お湯を沸かして豆腐のお味噌汁に納豆の組み合わせ。

 

 

 

 

暫くしてれりさん号到着。

はるるんも応援に駆けつけてくれました。

 

はるるん、具合が悪い中でもまたまた台湾カステラを作ってくれたよ!

しかも生クリームがサンドされてバージョンアップ!

 


めちゃめちゃ甘くて美味しかったよ。いつも可愛い笑顔で有難う。

次は🍓を挟んで下さいな(笑)

 

 



葵ちゃんも合流し、スタート前のシュー円陣。

 

 

 

今年もかめさん帽子で走るよ!

 

2019年の台風の被害にも遭い、コロナで2年間会えなかった街の人々の声援。

大都市型フルマラソンとは違うが、スタートからゴールまで暖かい手作り感があって、コースは厳しいがまた来たくなるのはなぜ?

 

3時間15分のプラカードに並びスタート。

令子、葵、ゴールで待ってるよ!!って叫んで気合を入れた。

 

人数が少ないのであっという間にラインを越えた。

葵ちゃんには430(4分30秒/km)のペースで行くから後ろに着いて走って!

と伝えていたので、ぴったりと寄り添い走る葵ちゃん。

ちょっとペースが速いって言う顔が笑顔なんだけど(笑)

大丈夫!最初だけ苦しいから、徐々に慣れるから!!

って、息が荒いのは僕の方(笑)

葵ちゃん、鼻呼吸でいつものように普通に喋るから驚くよ。

 

すぐにれりさんを追い越し、5kmラップは22′12″。

折り返し地点で見つけられなかったれりさん。

抜かれた後、やっぱり直ぐ後方にいたんだね。ほぼ同じペースで通過。

 

緩やかなアップダウンが連続するこの大会。

天気予報では前半は北風、後半は南風が吹くとなっていた。

やや追い風にも助けられ、10km通過は44′37″。

買っておいたジェルの黄色いヤツを少しづつ飲み込む葵ちゃん。

「まずいーーー!!」

甘いの苦手なんだったね。

 

ポカリも手渡ししたけど水が良いって。

真横に着いてフォームを見ても悪くない。

何しろ笑顔だからウケる!!

そういえばまつ毛カールってるし、アイシャドウも入ってお化粧ばっちり見たの初めて?

 

徐々に気温が上昇し、長袖をまくり手袋を外した。

葵ちゃんにも暑くなったら袖をまくってね!って言ったら「うん!」って普通に返事が。呼吸が乱れていない。鼻呼吸なのに!!

 

右手にはキラキラと輝く太平洋に浮かぶ大島。フルマラソンも100kmウルトラマラソンも走った大島。

後方の葵ちゃんを確認して430ペースを保つ。

さすがに上り坂はペースが落ちるけど、心配する必要がないほど下り坂で挽回する。

 

15km通過は1時間7分24秒で通過。貯金は30秒か。

徐々にアップダウンと向かい風がきつくなりペースダウン。

菜の花ロードは下り基調なのでペースを上げる予定だったけど、18kmから急に遅くなってしまった。

 

20km通過は1時間30分25秒。

よく頑張った。

少ない練習時間で。

毎日、5kmを必ず走ってここまで来たんだ。上出来だよ!!

 

れりさんの逞しい身体が横に!!

430ペースで走っていたのか!!?

令子ファイト!!って声を上げた。

 

大丈夫か?ってゼーハーって声にならない声で聞いたら、ちょっと右足が痛いとのこと。

「先に行って!」って言う葵ちゃん。普通に笑顔なんだけど(笑)

釣ったような感じらしい。

肉離れになる恐れがある。

無理せず完走してね!ごめん、先に行くよ。

 

200mほど先の緑色のタンクトップを追う。

山コースに入って追いつき貼りつく(笑)

 

沿道の子供たちから「かめさんだー!!カメさん頑張って!!」って声が飛ぶから、いつバレルか冷や冷やだったぜ(笑)

 

弱い向かい風を引き裂くように脚を進めるれりさん。

抜かれた数名の男子は横目で確認して追い越そうと試みるが、下り坂でグングンとペースを上げて追随を許さない。

上り坂で極端にペースが落ちるが、意識的に落として下り坂で一気に駆け抜ける。

沿道の声援にも手を振って応えていたね。

カッコいいフォーム。

とても美しいフォーム。

着地の足先は常に真っすぐ。

脚が故障しない人の着地だったよ。

 

羨ましい豊富な髪先から汗の雫が大量に落ちる。

太陽に輝く汗の雫。

セッティングが完璧に決まり完全に燃焼しきっているF1マシーンのようだった(笑)

 

この大会でもっとも厳しい坂に差し掛かり、汗ばんでぐっしょりな背中にぶつかりそうだった。

女子を一人抜き、もしかしたら5位じゃない?ってほくそ笑んだ。

おじいさんが「後200mで終わりだよ!!」って声が飛ぶ。

令子、この大会に賭けた気持ちを思い出せ!!って心の中で叫んでいたな。

 

しばらくして下り坂になり、「行くよ!」って叫んで抜き去った。

けど怖かった。追いつかれそうでね。

 

追いつけるなら追いついて見せろ!!

後ろは振り向かずに下り坂を猛ダッシュ

エイドステーションでおせんべい発見!

立ち止まってゲット!!

して見たらいたよ、れりさん(笑)

差が広がっていなかった!

 

海に出ても恐怖で怖くてペース上げる。

天気予報に反して向かい風じゃんか。

 

前かがみになり、上り坂の向かい風では顔面横向き走法はれりさんの教え(笑)

振り返ると緑色のタンクトップは遙か後方だった。

 

渾身の力を振り絞って「令子ーーーー!!ファイトーーーーー!!」叫んでいた。

聞いてる本人はめちゃくちゃ恥ずかしかったらしい。

 

何度も後方を振り返り、右手を大きく振り回して「令子ーーーー!!」って叫ぶ。

こんなもんか、お前の力は!!!

早く俺に追いついて追い越せ!!って心の叫びが聞こえたか。

 

次第に距離が縮まり、100m程になったかな。

ゴール手前の橋で奥様とはるるんがお出迎え!

 

 

柔らかな芝生の感触を味わってゴール!!

すぐにれりさんも橋を渡ってゴール!!

 

 

 

 

 

 

よく頑張った。

本当によく頑張ったね。格好良かったよ!!

目標タイムには届かなかったけど、ベストを出し切った素晴らしい走りを10kmだったけど後方で見させてもらいました。

 

葵ちゃんも何度も歩いたけれど、無事にサブフォーでゴール!!

怪我してなくて良かったよ!

 

 

 

アップダウンばかりで風も強くとても厳しいコースだけど、この館山若潮ラソンを魅了してくれる走りでした。

 

温かい麦茶とクリームパン、ご当地のお菓子を二つ頂きました。

完走メダルはシンプルだけど、走って完走したランナーしか分からない感動が詰まっているメダル。

 

いつものお風呂からは裸男子が丸見え(笑)

 

 

温冷浴を繰り返して疲労回復。

ちょっと遅いランチはビッグ・ボーイで写真撮り忘れ(笑)

トークも盛り上がって、ほっぺたが筋肉痛になりました。

 

大会を振り返って。

コロナ禍で開催も危ぶまれたけど、大会主催者及び沿道のみなさま、本当に走らせてくれてありがとう。

 

 

孤独な練習を繰り返し、仲間と一緒に走るマラソン大会ほど楽しいスポーツはない。

同じ大会でなくとも、離れて走っている仲間たちのことを鼓舞しつつ、周りの景色や応援している老若男女の笑顔が重なりあう。

 

3時間以上も身体を動かし続けて、いったい何が楽しいの?なにを考えてるの?と良く問われるが、苦しいときも楽しいときも一緒に過ごしてきたマイフレンドがいてくれる。

 

半世紀以上も生きてきた。

名付け親は単純に私の名前をつけたらしいが、自分にとっては、幸せになるには、幸福になるには険しい道のりなんだと。

 

幸せを克服するって、凄い奥深い意味があるんだね。

こんな素晴らしいマイフレンドに囲まれて、まだ55歳ではあるが、幸せを満喫させて貰ってるよ。

天国で笑って夫婦で楽しく見つめていて下さい。

 

いつまでガチで走り続けていられるかわからないけど、せめてあの大会で追いかけっ子しながら一緒にゴールして卒業したいなぁ。

次の大会も楽しく走ってきますね。

 

 

4年前の二人。

来年もまた一緒に走ろうね♬