別大バンクを駆け抜けろ!!
アオタイ~館山若潮と3大会連続でフェニックスのお出迎え。
初参加は5年前の50歳。
2016年の49歳でサブスリーを出せたので出走権を与えられた。
12時スタートの気温は2℃。
青空が見えているのに小雪が舞うとても寒いスタートだった。
アキレス腱痛により足首を固めて走ったが、別大バンクで悲鳴を上げて30kmでリタイヤ。
別府の湯は激熱だった。
翌年はサブスリー達成できずにエントリーはクリック合戦。
決済画面でカード番号を入力している最中に締め切られ、事前に確保しておいた飛行機代の馬鹿高いキャンセル料を支払った。
そして三度目のサブスリーを2019年に達成し出走権を得、2020年に二度目の別大のスタートラインにカテゴリー3で立てた。
前週の館山若潮マラソンから疲労抜きせずに、調子に乗って30kmまで自己ベストで走って40kmで撃沈。
3時間3分だった。
2021年はコロナにより大会が中止。
2022年は規模縮小により参加できず、出走権はそのままで結果的に延期となった。
去年の与えられたゼッケン。
記録証のタイムは過去と殆ど変わらないのにかなり後ろのゼッケン。
自分が生まれた年だから良かったんだけどね。
宿泊するホテルがコロナ患者の療養所になるとのことで、一般ランナーはお断りという措置。
1ヶ月前に突然の連絡で、15000円のエントリー費に対してクオカード3000円の返却。
かなり残念な思いをしたランナーは多数いた。
今年もコロナ患者は多く発生したが、コロナと経済の両立を計る、という政府の方針により、さすがに通常大会をせざるを得なかったようだ。
コロナにより中止、というより、参加者が集まらず金策にも困窮して中止となった大会もあった。
来年には是非とも開催して欲しい。
館山若潮マラソンは参加者が4000人ほど少なかったが、3年ぶりに街に活気が戻った。
マラソン大会はどこも赤字運営。
コロナで参加者が激減してしまえば火の車。
それでも街おこしで活性化させる起爆剤と少しはなっていると感じている。
館山若潮マラソン後は疲労回復に努めて長距離は走らず、もっぱら短い距離をダッシュする練習を繰り返した。
体重も体脂肪もベストに近づいた。
朝食はプロテインも投入!
今年は午前中に仕事を終えて夕方便で奥様同伴フライト。
地上からはグレーな空だけど、
雲を突き抜けるとブルーとオレンジのグラデーション。
丸い星の美しい景色に魅了される。
平日の夕方便なのか空席が目立つ機内。
奥様の左隣には初別大?な感じの女子ランナーがプリントアウトしたコース図を見たり寝たり(笑)
3年前ほどではないが、そこそこ天気は良い。
問題は風。
真っ暗な大分空港に着陸。
三泊4日の旅の始まりだ。
空港で食べようとしたけど、まだ19時過ぎたばかりなのに営業終了。
仕方なく北浜バス停近くのジョリーパスタでパスタローディング。
メインのパスタの写真を撮り忘れた(笑)
宿は別府駅近くのステーションホテル。
大浴場もあり、朝食ビュッフェで三泊4日27000円。
土曜日に出発するより飛行機も安上がり。土曜日発は混む。
広い室内に広いベッドが2台も!
源泉掛け流しの大浴場でストレスなく過ごせました。
前日受付が土曜日の17時までなので、土曜日の午後便だとギリギリの日程になる。
ゴール後も競技場から空港へ行くバスがあるが、時間通りにゴールしないとバスに乗り遅れる=飛行機に乗れないことになる。
この大会は昼スタートでありがたいが、3泊4日の計画にしないと余裕がないんだよね。
別府ステーションホテルから鶴見岳も良く見れた。
翌朝は6時に起床。
直ぐに温泉に入り覚醒。源泉が激アツなので火傷しそうだった。
朝食はビュッフェ。
種類は多くないが、ツボを押さえていて満足でした。
昼にたくさん食べるので少な目に。
受付会場のビーコンプラザへ向かう。
見慣れてしまったけど、君にまた会えて嬉しいよ♪
足湯ならぬ手湯。
珍しい名前だけど、お客様に同じ人がいた。懐かしい。
しばらく歩くと、駅前にいたお方の記念碑が(笑)
背は低いのに手が馬鹿でかい!
「スポーツする少年」の銅像と一緒に。足が短い(笑)
本来ならカテゴリー3だけど、陸連登録を更新し忘れて4に。
陸連未登録者でもカテゴリー4で走れるようになった。
つまり、サブエガのタイムを持っていても陸連未登録者だとカテゴリー4。
めちゃくちゃ速いランナーでも後方スタートのカテゴリー4。
受付時間は13時からだったよ(笑)早すぎた。
でも早く来たからパネルは独占!!
先に寿司ローディング。
左のは「やせうま」という郷土のデザート。
ぶ厚くて長いきしめんに甘いきな粉がまぶされている。
重くて長ぇ~!食ったのは奥様ね(笑)
寿司のレーンは空回りしてる。
例の事件あったからか。
炭水化物も鉄分もたくさん摂れたよ。
新鮮でとても美味しかった!
ビーコンプラザ横の展望台へ。
低い雲が広がり四国は霞んでいた。
空港がある国東半島。
時間になり会場へ入る。
体調管理チェックアプリのみで入場。
例の手首の輪っかはなかった。IDカードがあれば良いみたい。
ゼッケンをもらいテンション上がる。
コロナの影響で出店もイベントセレモニーない寂しい会場。
MAURTENのブース発見!!マラソンセットを安く買えたよ♬
今年が最後になるかも知れない別大。
タイムは気にせずにベストを尽くしたい。
スタバでコーヒータイム。
観光客より学生が多かった。
温泉無料券が冊子に付いていたから、歩いて10分の竹瓦温泉で疲労抜き。
ストレッチをして深呼吸。
マイフレンドのけんさんが到着。
夜飯は一緒にまたジョリパでパスタローディング(笑)
今日もトマト系にしたよ。
けんさんの宿は鉄輪温泉なので、バス停で別れてまたホテルの温泉に浸かり暖まる。
仲間と一緒にご飯食べれたから、全く緊張しないで眠りにつけた。
翌朝は自然に6時前に目が覚めて温泉へ。
脚を回したりストレッチしたり。
ランナーもそこそこいて、顔だけだと額にしわが刻まれた普通のオッサン。
湯舟から立ち上がると、逞しすぎる足でランナーだと直ぐに分かる(笑)
朝食は7時過ぎに少な目に。
やっぱり米と納豆のスーパーコンビにしたよ。
スタート時に胃を軽くしたいから少な!
今年はゼッケンで送迎バスが振り分けられていた。
指定されたバスだと到着が早すぎる。
市営バスに乗って240円支払い、10時30分頃にうみたまご到着。
カテゴリー4なので建物内には入れない。
芝生の上に座りストレッチ。天気が良ければ外の方が気持ち良い。
会場へは入場規制がされていなくて家族も同伴OKだったよ。
風もなく陽射しは暖かい。
11時過ぎに荷物を預けて軽くアップ。
今回はカテゴリー4なのでアップ会場も荷物を預ける場所も違う。
整列の時間になってもカテゴリー4のランナーがいないから、係の人に聞いたら道路の反対側だったよ。
慌ててジョグしながら整列に間に合った。
前回はカテゴリー3の整列だったので、厳格に審判員がナンバー順に並ばせたが、カテゴリー4は人数が多くごちゃ混ぜだったよ(笑)
自分のゼッケンに近い軍団で並んだ。
周囲にはそれと分かるようなランナーが(爆)
若いっていいね(笑)
上空に舞うヘリコプター。
取材クルーの人達。
さぁ行くぜ!別大バンクへ!!(銀行かっ)
SDCPのみなさん、また走ります!
スタートに合わせるかのようにソニックがエールを送る。
号砲がなりスタート!!
かなり後方だったのでスタートラインは1分未満で越えた。
人数が多いカテゴリー4のペースで前走者を抜くのが大変。
1kmラップは4分35秒。
スタートから東別府駅までの約2キロは下り基調なので、ロスしたタイムを挽回。
ようやく人数がバラけたところにカメラマンの奥様を発見。
すぐにけんさんも2km通過!
ペースの遅いランナーを抜きながら、自分に合うペースランナーを探す。
ようやく丁度良いペーサーに貼り付く。 別府タワーを通過し5kラップは21分8秒。
415ペースに貯金が出来た。
折り返し10kmまで向かい風かと予想したけど、意外と風はなくペースが上がる。
アオタイでは30kmまで430だったから、約1ヶ月経った別大では415で走る予定でいた。
すっかり先週の館山若潮マラソンを走ったことは忘れていた(笑)
小気味良いリズムで呼吸も足も苦しくなかった。
しかし、3年前のキロ4ラップではなかったから、やはりまだまだ本調子にはなってない。
スピードが出ない。
着地からの蹴り出しが上手く運べない。
まだメタエッジに慣れてないからか?
やや緩い下り坂を走ると折り返しの10kmが見えた。
10kmまで410ペースで走れたから、ハーフを89分で行けたら御の字。
呼吸は苦しかったけど、大柄な逞しいランナーを風避けにして頑張れた。
10kmラップは41分52秒。
極めて順調! 足裏も足首も違和感なし。
すれ違ったけんさんからの声援を聞いて嬉しくなったよ!
別府の街が見えて距離感が早く感じた。
15kラップは1時間2分50秒。
17km過ぎで再び奥様のレンズに収まり余裕の笑顔。
けんさんも笑顔で通過!
ここから別大バンクへ。
別大バンクは着地に気を遣いすぎて疲れる。
バンクがなければ最高のコースなのにね。
身体の大きなランナーを風避けにして、ひたすら彼の足を見つめて走る。
スタート地点のうみたまごを通過! ギリギリで415ペースを保てた。
頑張れ!ペーサー!
20kmラップは1時間24分4秒。ちょっと苦しくなってきた。
別大バンクも終わり大分市内へ入ると、太陽が薄い雲に覆われてしまい、冷たくなった向かい風に苦しんだ。
アームカバーをしてる感覚がない寒さ。
ネックウォーマーと帽子を着けて良かったよ。
25kは1時間45分37秒。
サブスリーのペーサーらしき軍団に吸収され、そのまま2kmだけ引っ張ってもらった。
身体の大きな彼はとうにいなくなってしまった。
30kmは2時間7分48秒。
街のビル風が強くペースダウンしたが、サブスリーペースの415で走りきった!
やっと故障前の9割方は復活した。
ラスト12.195kmをキロ5で走る気だったけど、冷たい向かい風にもかかわらずペースは440前後で走れた。
応援ナビを見てるマイフレンドたちの驚いた顔にほくそ笑んだよ。
ゴール予想タイムがサブスリーだったし(笑)
35kmは2時間31分18秒。
折り返しで応援していたおじさんが「ここから追い風だよ!」って叫んでくれてた。
キロ5でジョグしても黒部マラソンの3時間08分は切れそうだったが、脳ミソが馬鹿になり440ペース続行(笑)
呼吸も楽になり、ペースも落とすことなく40kのマットを踏みつけた!
3年前はここから何度も立ち止まり歩いていた。
ラスト1kの黒に金文字をガン見して笑ったぜ。
ゴールのスタジアムに入った!
痛みなく走れたことに感謝! 今年のベストタイムで余裕を持ってゴール!
けんさんも本調子ではなかったけど、ギリギリサブ3.5でゴール!
荷物預けは体育館内でなくテント。
ここでも差別化が(笑)
雨降ったら悲惨だったね。
更衣室の仮設テントは混雑していて暑い!!
って石油ストーブが中央で頑張っていた(爆)
着替えることなく上着を着て送迎バスへー。
バス待ちがめちゃくちゃ混雑していて、歩いたり市営の路線バスの方が楽で早く着いたよ。
ホテルに戻って完走の報告。
熱い温泉に入り長めにストレッチ。気持ちよかった!!
夜ご飯はけんさんが泊まってる鉄輪温泉近くの地鶏焼き肉屋にて。
バス停を降り薄暗い道を歩くと側溝からは真っ白な湯気が。
途中からバスの車内が硫黄臭かった理由が判明。自分の〇〇らじゃなかった(笑)
煙がめちゃくちゃ凄くて目が痛い(笑)
〆はうどん!
こんなに食べて飲んでお一人様3,000円ちょっとだった。
翌朝も目覚まし鳴る前の5時30分に目が覚めた。
足の具合は小指が痛い程度。 シューズの幅がメタは狭くて痛くなる。
紐を緩めて履いたら少し痛みは引いた。 気温は0℃と東京と変わらない寒さ。
食べてばかりの奥様と別府の街を朝ラン。 国道は交通量が多い。
まだ明るくならない道をキロ7程度でジョグ。 暖まった当たりで山方面へ。
緩やかな坂道から傾斜10%程の急な坂道へ~(笑) ペースを上げて奥様苦しそう。
喋るな!話すな!って檄を飛ばしたよ(笑)
ビーコンプラザ横の別府公園を周回。
別府大分は100kmウォーク大会も行われている健康大国。
朝早くからたくさんの人がお散歩していたよ。
東京と変わらない寒さ!
飛騨高山ウルトラマラソン100kmにエントリーする奥様。
食ってばかりで走っていないから肥えまくってた。
ゼーハーゼーハー!!って苦しい息づかいが面白かったよ(笑)
高低差は100mもあった。
10kmを気持ち良くジョグしてまた温泉にジャポン。
朝食はたくさん食べました(^0^)
駅前でレンタカーを借りて温泉巡り。
今年も「春夏秋冬」へ。
硫黄臭で充満された乳白色のお風呂。
時間が早かったので貸切状態だった。
35年前に自転車で走った道をヴィッツでたどる。
別府湾から湯布院へ行く道は急な坂道が連続し、ペダルを漕いでは止めて休憩しての繰り返しで、ようやく暗い時間に湯布院に到着した。
真っ暗な駅舎を背にしてテントを張り野宿。
寝入ったところで爆音がして暴走族が暴れ出し、爆竹やガラス瓶が割れる音がして怖くて寝られなかった湯布院。
今じゃ多くの有名人が多数訪れる素敵な街に変貌した。
でも昔の族が夜中に出る鄙びた温泉街の方が風情があって良かったな。
外国人観光客で満たされた綺麗な駅舎。
昼食は外国人観光客がいない静かな日本料理店にて。
シュガーカットは余裕で達成したから奮発♬
豊後牛定食も海鮮御膳もめちゃくちゃ美味しく頂きました。
お腹も満たされて見上げた由布岳。
35年前と全く同じ山容。
まだ見ぬ景色へと走り続ける自分の姿も変わらない。気がする(笑)
諫早から天草~水俣と走り、鹿児島の指宿へ行く計画だったけど、水俣でホームシック(金欠)になり断念したんだよね。
パーキングに戻ってヴィッツに乗り込み、やまなみハイウェイを走ると記憶にある景色が。
粉雪舞う濡れた路面に気をつけながらペダルを漕いで一休み。
登山用の70Lザックを背負い、友人が待つ長崎県諫早市を目指していた。
背中は汗でぐっしょり。
指先はかじかみ顔面が寒さで麻痺していた(笑)
アイロンかけのバイトで稼いだ金も底をつき始めていた。
九州に上陸したころは金との戦いで宿泊は殆どテント野宿。
煙突から煙が出ていれば風呂に入れるという無計画さの中で、峠から見下ろした別府の街は湯煙り天国に見えたぜ(笑)
激熱な市民風呂に入って地元の人と汗を流したな。
山並みハイウェイは2日前に降った雪で通行止めだったそうだ。
35年経った今でもチャレンジ精神と無謀さは変わらないよね、お母さん(笑)
濃厚なミルクの味がして美味しかった。
ウクライナ戦争により酪農家が苦境にあえいでいる。
みんな、ミルクを飲んで!
湯布院の温泉に入ろうとしたが、時間が厳しかったのでそのまま大分駅へと向かった。
空港まで高速バスしか手段がない。
空港に到着し、奥様のお友達と再会。
やっぱり〆は鶏天!
今回も受験生応援シリーズを頼みました。
我が息子は大丈夫でしょうよ、きっと。
自分が現役で大学へ行けなかったので、第一志望の大学に合格して欲しいね。
大会を振り返って。
あの一瞬の一秒は決して忘れないよ。
お陰様で最後まで走り続けることができました。
また来年も館山若潮マラソンのアップダウンを味わって強くなり、また温泉大国の地を踏みたいな。
特に疲労感もなくスタートラインに並んだ時、自己ベストに近い状態だと思わせる軽さだった。
スタートラインのうみたまごを通過した後半は冷たい風も吹く寒い大会だった。
さすがに25km過ぎてから疲労感が出てしまったが、30kmを走りきっても3年前のように極端にタイム落ちすることなくゴール会場へ飛び込めた。
30km走練習を何度も行い、一つ一つの大会を完走することによって42.195kmが怖くなくなっていた。
故障明けから3ヶ月。ようやく全力で走れる身体に戻ったような気がする。
一年に一度の国際大会を迎えた沿道の暖かい応援にも助けられました。
このコースは好きじゃないけれど、激アツな温泉が待っているんだよね。
けんさん、直前に足を痛めて心配したけど、無事にゴールできて安心しました。
今年の別大に向けてとても厳しい練習をして、ハーフマラソンでは年代別入賞を果たし、見違えるように速くなりましたね。
この悔しさをバネにして、勝ち取れなかったサブスリーをまた一緒に目指しましょう!
本当にお疲れさまでした。
参加賞のTシャツは15,000円だった参加費に見合う格好良さだったよ。
袖には熊八マークも(笑)
サブスリーはまだ達成していないから来年はクリック合戦だけど、次の姫路城マラソンで出走権を手に入れたい。