静岡マラソン2018


4年連続4回目の参加となった静岡マラソン
同じ大会を4回も走っているフルマラソンは静岡マラソンだけ(笑)。
一泊二日の軽い旅ランには都合よいロケーション。旅の手段にはあっという間に到着する新幹線でなく、景色を見ながら鈍行電車の旅も楽しめるという理由かな。
参加賞のソックスと完走したらもらえるフィニッシャータオルはとても高品質だ。

別府大分マラソン後は、中10日でジョギングを再開したが再発。階段を降りるときに痛みだし、アキレス腱をつまんで足首を動かすと引きずったような感触がある。これは腱消炎!
完治するまでジョギングせずに安静!3日程で腱消炎の症状がなくなり、10kmジョギングし始めたのが大会の一週間前。
つま先に全体重を乗せても違和感が出なかった。軽いスピード練習を行っても何の問題もなく走り終えた。
とはいえ、42.195kmの道のりは長い。
毎年、自己ベストを更新させるためにこの大会にエントリーしていたが、毎回、故障による練習不足で満足のいく結果を出せずにいた。ま、今回も例年どおりで(笑)。
2時間55分切りは当然諦めて、次に控えている佐倉朝日健康マラソンの練習走行と位置付けた。
30kmまでを4分30秒のペースで走り、残りは疲労抜きジョギングで終わらせる予定だったが。。。。


春の陽気は天候が変動しやすく、天気予報では最高気温が18度!!??
先月の別大よりも10度以上の気温差。10度前後が最も走りやすいのだが。しかも南風が強い。去年も安倍川沿いで向かい風に難儀した。
35kmからは追い風になり楽そうだが。とりあえず歩いても完走が目標ってことで、霞が深い富士の高嶺を車窓から眺めながら現地へ向かう。

毎年の定番。さくら餅ローディング。もちろん葉っぱも食べたよ。

ほとんど走っていないので、体重が肥えて肥えて凄いことになっていたが、記録抜きなので気分的にはかなり楽。気兼ねなくたくさん食べちゃう幸せ。

静岡駅に到着し、ミクシーで知り合ったラン友さんとご対面。
目標を同じくしたランナーなので、短い時間でも話が弾んで楽しかった。お互いに頑張りましょうと握手しエールを交わした。
抽選会場でガラガラ引いたけどまた外れ。直前に一等の鐘が鳴り響いたよ。

とりあえず3時間30分の目標で!


夜飯は、一昨年同時にサブスリーを達成したラン友さんとインドカレー。チーズナンをお替りしたよ。大分で食べれなかったから本当に美味しかった。
来年、再び一緒にスタートラインに立とうと約束した。
まだまだ人生は長い。焦ることはない。マラソンなんて所詮趣味なんだから。記録を目指すのではなく、健康第一で一歩づつゆっくり歩めばトンネルの出口が見えてくる。待っているからね。




お宿は去年の10月にしまだ大井川マラソンのときに泊まった「ORE」。藤枝駅に直結だから非常に便利。


故障明けなのでカメさんファンラン仕様で。




1泊4千円で豪華な朝食バイキングがついている。6時から朝食が食べれるから本当にありがたい。
静岡駅は新幹線の停車駅なのでホテルの数は多いが、予約しずらくコストパフォーマンスも良くない。


スタート時間が8時20分という異例の早さだから食べすぎは厳禁だ。かなり少なめにして内臓を軽くした。
もっとも、エネルギーは夜に食ったインドカレーが蓄えられているから十分なんだけどな。



全国優勝した!あやかりたい(笑)。



薄い曇り空で花冷えする寒さ。晴れれば予報どおり気温が高くなるんだろうね。
スタート会場の駿府城公園も熱気で溢れていた。トイレ渋滞も短くて済んだよ。アップ走もせずにBゼッケンの組に並ぶ。
記録証を提出するのを忘れてしまいBゼッケンとなったが、故障明けレースとなった今の実力はCゼッケンかな。
スタートラインまでは300mほど?
ジャージを脱いでマネージャーに渡す。気楽に走って完走!!行ってきます♪



スタートラインまでのロスタイムは1分30秒ほど。都市型マラソンなのでBゼッケン最後尾と言えども長いね。
4分30秒のペースをキープして走るが、徐々に薄雲が晴れて春の陽射しを浴びれば汗だくに!

10kmを想定どおりのランで通過し、このペースで完走できるとほくそ笑んだが甘かった。
安倍川に出れば弱かった向かい風が次第に脚力を削ぎ、金メダルを獲得したパシュートのように連なって空気抵抗を極力なくし脚を速めても、暑さで気力がかなり落ち始めて徐々に脱落。
ハーフまで4分30秒のペースでなんとか走り、予定どおりのいちご爆食いランに変更!



去年はしぞーかおでんも食べたが、到着時間も早かったので、煮え切れていないおでんは美味しくなかった記憶が蘇り、コース横に設置されているおでんエイドは通過。

27km地点のいちごエイドに到着し、持参したビニール袋にたくさん美味しいいちごを入れてもらったよ(笑)。
「カメさんがいちご持って走ってる!!」って叫ばれて、ジョギングペースで袋の中から一粒づつ食べ始めたが、暑さと揺れで中のいちごが溶け始めてしまった。


いちごジュース化となる前に急いで食べて、第二いちごエイドではパックごともらい、大粒のいちごを走りながら食べた。
合計20個以上は食べたかな?さすがにいちごトレイルランのときのようには食べれなかった。




食べながら走ったのでタイムは5分台後半でいちごロードを通過。
アキレス腱の痛みはなかったが踵の痛みが数回あり、リタイヤの四文字が浮かんだけど、この汗だくな状態で収容バスの発車まで待てない。
ゆっくりで良いから脚を前に進めるようにした。

38km通過したところから追い風を受けて楽になった。タイムも5分半ばで走れるようになり、目標としていた3時間30分切りが見えてきた。



踵に激しい痛みが襲ったが、もう少しでゴール!歩いても良いんだよ!って心の叫びが聞こえ、沿道の声援にも助けられ、ようやくゴールラインが見えたよ!



サブ3.5切りが確実だ!!
ゴール前に電光掲示板のタイムを見たら36秒後だった(爆)。スタートまでの距離のロスが痛かったぜ。


順位もずるずると落ちまくった後半戦。



いつものゴールポーズはなしね。来年の別大挑戦権は次の大会で。


3大会振りに完走したのに筋肉痛も酷くなかった。このポーズをしてみたが長続きしなかったよ。


歩くたびに踵に痛みが走ったが、アキレス腱は別大後のように酷くなく安心した。
草薙の温泉に入り脹脛をマッサージ。サウナに入って水風呂に入ってを繰り返し代謝を促す。
体重計に乗ったらなんと59.6kgという重さに驚愕!ベストよりも5kgも重い状態で走ってしまったー。

静岡駅ビルで遅いご当地ランチ。応援ありがとうの乾杯!

ほろ酔い気分で鈍行列車に乗り帰路へ向かう。


大会を振り返って。

アキレス腱を痛めて途中棄権した別府大分マラソンからは80kmも走っていなく、故障明けのフルマラソンはかなり身体に疲労が蓄積されてしまったようだ。
食事制限も全くしていない身体は重く、少しの向かい風と春の柔らかい陽射しにも関わらず、目標としていた30kmを4分30秒では走れなかった。
都市型マラソンは参加人数が多く、スタートからゴールまでかなりストレスが溜まるが、この大会は広大な駿府城公園をスタート会場とし、ゴールは駅前という利便性もあり、参加人数の割にはストレスフリーな大会だ。
今年のフィニッシャータオルも質感素晴らしく、ずーっと同じデザインだったメダルも新しいものになった。


沿道の声援も賑やか!さすがスポーツ大国にふさわしい。
エイドには安倍川餅、石垣いちごなど多数あり、走って良し食べても良しな大会。
生憎、霞が深くて富士山は拝めなかったが、右手側に広がる駿河湾の青さに感動した。
地球儀を見れば小さな島国ではあるが、この海岸線を基にした海の広さは世界で第6位!豊かな資源もこの大海原に眠っている。

来年は東京マラソンと重なる可能性があるらしい。もちろん私は静岡マラソンを走ります。地方発展と諸国見分のためにね。
家康公、また来年も会いましょう!