第37回佐倉朝日健康マラソン

サブスリー奪還をすべくエントリーした本大会。静岡マラソンサブスリーを達成できなかった予備のために、気候的にも不利だと思われる3月末の大会を選んだ。
実は千葉県で行われる大会は初参加。地理的にも気候的にも東京と大差なく、アクセスも良いという理由だが、調べてみたら始発に近い電車でないと間に合わないことに気付いた。

コースは緩いアップダウンがあるものの、比較的走りやすいコース設定。印旛沼周辺をグルグル回るので単調だという話がある。



岩名運動公園陸上競技場を会場として、隣接には長嶋茂雄氏の記念球場もある。


大過ぎる敷地をスタート・ゴール会場とし、参加人数も12,000人ほどなので、駅からの送迎もトイレもスムーズだった。
日本陸連公認大会でもあり公認コースのこの大会は、マラソンチャレンジカップ参加大会でもある。日本記録を更新したら1億円!!
しかもエントリー費は格安の5千5百円!参加賞は格好いいTシャツ!
都内からもアクセスも良く、ゴール後は桜が見ごろとなった佐倉の城下町も観光できる。
しかし自宅からだと2時間もかかる千葉の奥地。今回は前泊することとなった。

3週間前の静岡マラソン後は、やはりアキレス腱に炎症が起きてしまい、中5日で腱鞘炎が治り練習再開した。
とはいえ、大会までは2週間しか日がなく万事休す。恐る恐る走ることに専念し、ようやくレースペースで走れるようになったのは1週間前。およそ自己ベストなど更新することなんて不可能となってしまった。
目標タイムは3時間10分切りにしたが、気温が高めなのとアップダウンでどこまで食い込めるか。
体重が増えすぎてしまったので減量!なんとか走行後の体重がベストにまで落とせたよ。
徐々に食事の量を増やしていき、大会前日の昼食は大好物のお雑煮で。


本八幡から京成線に乗り換え、志津駅近くにあるインドカレーで大好物のナンを食べたよ。


足りなかったからチーズナンを追加!バターと生クリームの風味が濃厚だった。


かなり食べ過ぎた感じだったが、18時には食事を終えていたので問題ないと思っていたが。。。


翌日は5時に起床。熱い風呂に入ってマッサージを繰り返す。
朝食は駅のコンビニで。


濃厚で甘いチョコクロワッサンが甘すぎて。この時点では既に食欲がなかったな。
カロリーメイトは食べなかったよ。


送迎バスに乗って岩名運動公園に到着。



青空が眩しい!!


ゴール前の急坂。ここを上るんかい!?







ミクシーのコミュニティで知り合ったランニング仲間とシュー円陣。


フルマラソンで2時間30分切りを目指す超ウルトラ級の市民ランナーと、2週間前にフルマラソンを走ったママさんランナー。
落ち目な私にエールを送ってもらいました。

快晴のマラソン日和。気温は少し高めだが風が冷たく心地よい。
テーピングブースで足裏とアキレス腱に施術してもらった。人数がすくないのか、全く待たずに巻いてもらえた。
スタート30分前になりグラウンドを軽く2周走ったら、突然お尻の穴が緩くなりトイレへ直行!
これも全く待たずに済ますことができた。このストレスフリー感が一番大切なのかな。広大な敷地だからパーソナル・スペースが広い。移動も他のランナーを気にすることはなかった。
スッキリドカン!とはならなかったが、用を済ませスタートラインに並ぶ。脚は軽い身体も軽い!!

そだねー」って意味不明な声が聞こえてスタート!


少し急な坂道を下って団子状態で狭いコースを走る。
2kmほど走って自分のペースで走れるようになったが、コース幅が狭い狭い!何度も隣のランナーの腕が当たり神経を使ってしまった。
4分30秒の練習ペースで走り10km通過タイムは45分36秒。
まだペースアップできたが、この先に上り坂があるのでややペースを落とした。
3時間15分のペーサーと併走し、マネージャーのキャンキャン声援も受けて上り坂を走り抜け、20kmラップは1時間31分30秒。100mほどペーサーに遅れたがまだ十分に取り戻せると思っていた。
25kmすぎてから徐々に胃もたれが激しくなり、ついにお尻が緩くなってしまった!
尻の穴に力を入れて、なんとか出さずにトイレへ駈け込んでーーーー!
和式便器の辛さを味わった(爆)。膝が痛く立ち上がるのが辛かった。生まれたばかりのキリン状態。
ポカリを4杯ほど飲み脱水症状を防ぎ、ようやく普通に走り始めたのは10分後くらい?必要な栄養分も当然下に落ちたので、吐き気もめまいも酷く貧血気味にもなり、水分さえ欲しがらない状態がかなり続いた。

トイレ直後の写真(笑)。

印旛沼周回コースには木陰も殆ど無く陽射しは強い。冷たい風が強く吹き付けていたので汗よりも鼻水が止まらなかった。
トイレに駆け込んだ後は寒気もあり、暑さの汗よりも妙な油汗を感じて走った。
大きな橋を渡ると強烈な横風で身体が飛ばされそうだった。
向かい風があれば追い風もある。でも、いったい自分がどこを走っているか全く把握できない。どこで追い風の恩恵を受けられるのか分からなかった。分かっていたのは最後に急な坂道を走らないとゴールできないことだ。

残り2kmとなり追い風の力を借りてスパート!!


いきなり呼吸が早くなったのが原因か、右の脇腹が痙攣し激痛に襲われた。
この先の急坂を走り切れるか不安だったが、先にゴールしたラン友さんの応援もあって、歩くような早さだったけど無難に上り切り、ゴールラインまで猛ダッシュ


自分の時計では3時間29分59秒!!


記録証では3秒の誤差がww


残念だったけど痛み無くゴールできて良かったよ!


走行記録
https://go-wellness.epson.com/neo-run/user/view/shareWorkout.html?shareId=623081022780062200000000000


その後、ママさんランナーも暑さに負けずにゴール!
中2週間で素晴らしい完走だった。

ラン友さん達と京成佐倉駅前の市民浴場で汗を流し、船橋で懇親会&反省会の麦酒!


素晴らしいランナーと知り合うことができ、彼らの健闘を讃え、またこれからの戦いの糧となって頂きました。
一緒に走ってくれて感謝します。

大会を振り返って。
アップダウンがある大会としか情報はなく、走ってみてこんなに長閑な風景だとは驚いた。
変わり映えのない景色が延々と続く。遠くに見えるランナーの走る姿を確認できる面白い大会だった。
コース幅は広くはなく路面状況は良くない。短いが未舗装路も一部あり。
沿道の声援は都市型マラソンではないので当然少ない。唯一、オランダ風車のある付近は激しい応援が続いたよ。
走り始めで最初に声援を送ってくれたのは牛君達だったし(笑)
高低図にあるようなアップダウンは余り感じなかった。準備さえできていれば走り切れる坂だったな。
今回は体調不良によるダウンだったけど、去年の熊本マラソンのような安易なリタイヤはしたくなかった。
重たいザックを背負って、応援に走り回っているマネージャーのことを思ってね。後で何を言われるか分からん(笑)。
急激な減量によってリバウンドが起こり、大会直前に食欲増加で爆食いしてしまったのが原因。

春の嵐が吹き荒れる3月末。天候が不安だったが、案の定気温が高かった。加えて風も場所ではかなり強く脚を止められた。

そんな厳しい条件の下でも、ラン友さん達はベストな走りをしたのは日頃の練習の成果。本当におめでとう御座います。

さて、次の戦いは未知の118km富士五胡ウルトラマラソン
脚には違和感が全くなく、次戦のスタートラインには笑顔で立てそうだぜ。