走った距離は裏切らない。こりゃ多摩ラン10kmレース

「走った距離は裏切らない」
http://www.oaj.jp/interview/13_noguchi/002.html

身長150cmでありながら、あの驚異的なタイムを叩出す野口みずき氏の言葉。

去年の湘南国際マラソン10kmと今年8月のこりゃ多摩ラン20km。今日で3回目のエントリーとなったこりゃ多摩ラン10km。

7月から9月の3ヶ月、総距離700kmも走り込み、今日のレースに挑んだ。
目標タイムは「自分の年齢」。
練習走行では、10km45分58秒を出し、天候が良ければ44分台出るか!?

昨日の雨の中、体の慣らしで4km走り、取敢えず脚の具合も良かった。
天候を心配したが、どんよりとした曇り空で無風。絶好のマラソン日和となった。

入念に準備体操を行い、シューズの紐を魂を込めて締上げる。

10kmの為の勝負靴。
走りやすくもの凄く軽量に作られているが、クッション性が低いので脚を選ぶ靴だ。
この靴で20kmは走れない。底が硬すぎて私の脚では根を上げてしまう。
短距離であれば、この靴の長所が最大限発揮され、走るというより走らせるという靴。大袈裟だが、靴が前に飛んでいくような感覚だ。
走れば走るほどスピードが上がり、制御するのが難しい。

会場の様子

配給された飴を2つ舐め、自作のドリンクで喉を潤す。
スタートラインの先頭に立ち、取敢えず序盤のペースを1km5分と頭の中にインプット。

20kmクラスが先にスタートし、9時10分に10kmレースの号砲が鳴った。

飛出しが速く、先頭集団の3人と同じスピードで突っ走ってしまい、途中で倒れるかと思った。
なんだ、この速さは・・・・!?
時計を見るとキロペース3分前半。ペースを落とし、一人に抜かれ二人に抜かれ4位で折返す。

この時期、水分補給は二口もあれば十分と、いつもの練習で分かっていたので、一度も給水ポイントに寄らず、自作ドリンクを二口だけ飲み、復路はやや向かい風であったが、往路で抜かれた人の後方を常にロックオンして、残り1kmでピッチを上げてスパート!

タイムは43分55秒。47人中5位の好成績となった。



ゴール後の笑みは失せて、そのまま芝生に倒れて空を仰ぐ。実行委員の方が声を掛けてくれて、取敢えず起き上がることが出来た。

しんどかった。苦しかった。しかし、倒れても苦しくても、ゴールした喜びは感無量の一言に尽きる。

復路で風よけとなってくれた彼が、「素晴らしい走りでした!おめでとう御座います!」と言って握手を求めた。
本来なら、私の方から行くべきであったが、その元気が全く失せていた。
実際、復路では彼のペースに追い付けなかった。彼のお蔭で走れたというのに。
またいつの日にか頑張ろう!って笑顔で別れ、感動とは共有するものだな、と改めて感じた。


帰宅して体重計に乗ったら53.1kg。1.5kgもダウンした。

昼はステーキ

夜は妻といつもの「わいん場」さんで打上げ^^

またステーキ!


「わいん場」さんの2周年記念ということで

http://blog.goo.ne.jp/wine-ba

目の前でこんな素晴らしい演奏を聴いたのは初めて。
今でもその素晴らしい音色が耳に残る。
音大を卒業し、今はプロの演奏家として多忙な日々を過ごしている二人。

岩手と宮城の小学校でも演奏会を開き、被災者に勇気を与えているとのこと。
彼らの今後の活躍に期待したい。