第9回しまだ大井川マラソン


過去2回参加したが一度も完走していない、なんとも縁起が悪い大会。
メンタルの低さか天候が悪いのか。その両方なのか(笑)
3年前の第6回大会は、本命の湘南国際マラソンが翌週に控えていたので、下り基調のハーフ21kmのみガチで走って終了。
2年前の第7回大会では、同じように下り基調の往路のみガチで走り、上り基調の復路は流す作戦だったが、徐々に右脚の腸脛靭帯が痛み出し、34km地点に設けられた大エイドステーションで爆食い、そして苦しくて走れずリタイヤした。

今年こそ完走証を貰い卒業したい!という意気込みでエントリーボタンをポチッと。
この大会は関門もなく制限時間も7時間という緩さ、そしてこれでも食らえ!!というゴージャース極まりないエイドのおもてなしで有名。
しかし、延々と続く河川敷の変わり映えしない景色に加え、10月末とはいえ陽射しは強く気温も高く木陰はほんの僅か。
初めて参加した3年前は軽く25℃を超える真夏日だったし。
本命レースの大田原マラソンが11月23日なので、3時間切りは確実になるような走り込みを続けた。
幸運にも故障せずに8,9月と順調に走り込み、10月のリンゴマラソン真夏日という悪条件の中で無事に完走!
その後、早朝の30km走は2回行い、2時間15分は余裕で切れる練習内容だった。
大会前の走行距離は420kmとなり、さすがに両脚にかなり疲労が蓄積されていて怠かったけどな(笑)
1週間前の天気予報には「台風」の進路がーーーー!
3日前の天気予報では確実に雨!
当日は・・・!!


4日後のぐんまマラソンにもエントリーしているので、しまだ大井川は危険(棄権)してぐんまをガチで走るか迷ったが、ぐんまは去年エイドを素通りしてしまい、今年はマネージャーと一緒に走る約束をしていたので、やはりしまだ大井川で勝負することに決めたよ。
大会直前日の夕方には横浜マラソン中止の決定が!
他にも富山・金沢・水戸とフルマラソン大会がひしめき合っている中の、大河大井川の河川敷マラソン
土手上でなく延々と土手下を走るのは、全くアップダウンがない走りやすいコースだが、台風が接近し増水してしまったら中止の可能性も。
水位情報と睨めっこ(笑)


夕食はパスタとピザ。ワインも飲んじゃって、それほど状態が良くないから中止にして!って気持ちでカーボローディングしていたよ(笑)


既に弱音を吐いてるし。
休足が少なかったからか、脚の疲労が中々取れずにいたので、ホテル内の大浴場でマッサージして、酔いもあって直ぐに就寝zzz。


大会当日の朝は5時に起床。
大浴場に浸かって覚醒!ジャンプしたり屈伸したり身体に刺激を入れた。
体重計に乗ったら60kg!かなり増えてしまったよ( ̄∇ ̄)
大会ホームページはアクセス集中のため繋がらず。
島田市役所のホームページの方は開催決定の告知が…( ̄∇ ̄)
朝食はアサリの味噌汁にサトウの切り餅2個、バームクーヘンとバナナとブルーベリーヨーグルト。


藤枝駅直結のホテル「OLE」から見る窓の外は当然雨。
金額も安くアメニティも豊富でコストパフォーマンスが素晴らしかった。ジュースやコーヒーが飲み放題のラウンジまである。
朝食は無料!しかも洋食から和食まで種類が豊富。6時から営業しているので、わざわざコンビニで買って食べなくても良かったよ。


マネージャーの朝食(笑)


走らないのに昨夜から結構な量を食べたよね(笑笑)
とても気に入ったので、来年3月の静岡マラソンのために予約したよ。

風は弱いから不幸中の幸い?
むしろ雨の方が気温が低いから走りやすいと前向きに考えた。
島田駅から会場までは時々強い雨が降りだした。
会場のテントの中で雨を避けてスタンバイ。
カッパ着て少しアップしてカッパを脱ぎスタートラインに整列。


MCが「天気に勝つより自分に勝とう!」って他人事だよな(笑)
シャワーランは練習でもやってるから慣れっこだよ。
スタートのピストルが地味に鳴って、土砂降りの雨の中、一斉にスタート!


笑ってしまうほどの土砂降り!


苦しくない呼吸で1km走ったら両足のスネがズキズキと痛くなり、着地の度に激痛が!
ペースを少し落としたが、河川敷に出たら痛くてまともに走れなくなった。
大雨の影響でコースが池のように! ポンプで汲み上げていたが全く追いついていなかった。
バシャバシャと水しぶきをあげて走りすぎるランナーを見ながら、芝生に座り込んでひたすらスネの筋肉をマッサージ。
靴紐をかなり緩くして、再びジョギングペースで走り出すが痛みは変わらず。
軽いはずのターサーが大量の水を含んで重い重い。
リタイヤの四文字が浮かんだが、まさか10kmも走らずにそれはない!!
しばらく走ると靴紐が解けて、またコース脇の芝生に座って締め直してスネをマッサージ。
徐々に痛みは和らいだが、本来の走りには程遠く、雨足もかなり酷いから、無理のないペースで完走しようと決意。


徐々にペースを上げて、前走者を睨んで次々とパス。



往路は川上から川下に向かう。高低差は70m弱な下り基調の楽なコース。
ペースは余りあげずに、苦しくなる上り基調の復路に向けて体力を温存させた。

復路は往路よりもペースをアップさせ、本命の大田原マラソンの練習にしたよ。
それでも目標のペースには及ばなかったけど。
ズキズキと痛むスネが激痛にならないように祈って。

やっと30km地点に到達。


滝のように降り続く雨の大井川リバティ。流れ込む支流はもう少しで溢れそうだった。


給水は天からの恵みで唇を舐めて舐めてと(笑)
結局、給水は2回しか摂らず、大エイドステーションも当然通過!練習あるのみ!食わないよ!
大エイドが近づいてきたら、聞き覚えのあるキャンキャン声が聞こえたよ!
土砂降りの雨の中、マネージャー様の応援!ありがとう!!

34km地点の大エイドステーションの裏がゴールだから、悪天候だし食べまくったランナーはココでリタイヤする人が多数なんだろうな!
ゴール会場を恨めしく見ながら残り8kmを懸命に脚を進める。

ようやく復路上り基調の折り返し地点に到達!


待ってましたとばかりにスパート!


ラスト1kmだけサブスリーペースで、池と化したゴール前を通過してゴール!


靴紐を締め直してから抜かれたランナーは一人だけだったよ。


走行記録

https://go-wellness.epson.com/neo-run/user/view/shareWorkout.html?shareId=401171025640999100000000000




ゴール会場は大雨の影響で田圃のような状態に(笑)
温泉施設へ行く無料送迎バスに乗り、冷え切った身体を温めて生き返った。



大会を振り返って。

過去二回は晴れて暑かったので、雨で丁度良い気温だったから意外と楽に完走できた。
スネの痛みもなくなり、痛かったのは股ずれだったよ。因幡の白兎の気分で温泉に入ったよ。
台風が近づいて開催が危ぶまれたが、主催者の英断で走ることができた。
猛烈な雨だったが、不幸中の幸いで風は強くなく、気温も程よく走りやすかった。
悪天候にもかかわらず、ボランティアの皆様、沿道で応援してくれた方々、本当にありがとうございました。
震えながらペットボトルを笑顔で渡してくれた。風邪引かなかったかな。
記録はもちろん満足のいくものではなかったが、悪天候の中でも応援してくれた笑顔に出会えて嬉しかったよ!