第37回 行田市鉄剣ハーフマラソン

 

長雨が続いた東京にもようやく青空が見えた4月2日。

埼玉県行田市で開催された鉄剣マラソンに参加しました。

コロナ前から気にはなっていた大会。

古墳好き歴史好きにはヨダレがでちゃう大会でもある。

大型の前方後円古墳が密集しているのは全国でもここだけだ。

2020年には東日本の古墳郡の中でも初めてとなる国の特別史跡に指定された。

金錯銘鉄剣が出土した稲荷山古墳はじめ、5世紀後半から7世紀中頃にかけて造られた古墳郡。

 

大会名も鉄剣マラソンと昭和60年から改名して37回目の開催という歴史のある大会。

広大すぎる古代ハスの里を発着地点として、古墳群を右に左に見ながら古代のロマンを感じさせるコース設定。

埼玉県名の発祥の地であり、住所は行田市大字埼玉となる。

 

点在する墳丘には桜と菜の花が色を添えて、花の甘い香りが漂うこのコース。

 

先週走った雨の佐倉マラソンの記憶も、前日に30km早朝ジョギングした疲労も吹っ飛んだよ(笑)

モールトンを修理から戻ったハスラーに2台積んで15時過ぎに出発。

 

夕食は古い客車の中にて。

マスタード・シード 電車食堂

 

 

快速でなく快食ね(笑)

 

 

チーズが挟まれていて、シャキシャキの大根と一緒にサンド。

 

 

 

牡蠣のクリームパスタ。生麺でもちもちして美味しかった。

 

カボチャのタルトは重量感たっぷり(笑)

 

アンティークな車内に飾られた品々。

 

 



お腹が満たされて予約していたホテルへ。

 

日帰りでも行けたが、今回も近くのホテルに宿泊。

地味な観光地なのにとても立派なホテルで驚いた。

【公式】行田天然温泉 ハナホテル行田 | 埼玉 行田 (hana-hotel.com)

 

天然温泉に入れて朝食バイキング。

ツィンベッドでの予約なのに、広すぎる室内には何故かダブルベッドが2台も(笑)

駐車場は広くて無料。

 

朝風呂にゆっくり浸かってストレッチ。

バイキング形式の朝食は種類は少ないけど和洋中華。

カレーも食べれば良かった。

乳製品は危険かと思ったけど、ハーフだしガチで走らないから。

 

スッキリドカンして、8時過ぎに自転車を組み立てて出発。

曇り空で気温は10℃なく北風が吹くから寒い寒い。

 

会場に到着。

ハスの里公園。ハスの見頃は真夏。

 

ハスは夏だよ。

さきたま県だったらダサイ玉って言われなかったよね。

 

 

足袋では走れないよ。

 

ゼリーフライって。。。一瞬だけぎょっとした(笑)

写真のより大きくてびっくり。

 

何故か完走後のコーヒー牛乳パック。

 

予報だと次第に晴れるとのこと。

 

 

夏にまた来よう♪

 

 

ハスは夏!

 

 

 

顔ハメ。

お腹が苦しいんです!

 

アタシは走らないけど、ちらスポーツ撮りを頑張ります!

 

少ないけど出店も。

 

 

1袋200円!もちろん買いましたよ、5袋も(笑)

 

優勝者にはこんなんが(笑)

 

みんなの声を届けたい!

 

体重も重いし朝食もたくさん食べたし、一週間前にフルマラソン走ったし、昨日は30kmジョグしたし・・・と色々な言い訳を見つけてしまい、目標ペースは4分30秒/kmとして楽な気持ちでスタートした。

 

やや向かい風が強かったので、適当に背の高いランナーの後方に張り付いた。

呼吸は苦しくなかったので、抜かれていったランナーに張り付く。

ペースが徐々に速くなり、4分10秒/km前後で足が回せた。

追い風になったので、追い抜いてペースを上げては向かい風で張り付くの作戦。

10kmラップが41分42秒だったので90分切りを目標にした。

 

 

路地裏のような狭い道もあるけれど、人数が少ないので走りやすかった。

古墳公園が見えてテンションアップ!(コーフン!)

 

明美さんは10kmの部かな?

 

14kmからは広大な古墳公園の中を2kmほど走る。

コース幅は狭く途中から砂利道に変わる。

丸墓山古墳と稲荷山古墳の周囲には、色づいた菜の花に囲まれた道。

と、コース横で倒れている人が。

顔面が血だらけだったよ。

石田三成が水攻めをした堤。

史跡を走っていることなど忘れて爆走!

 

明美も頑張った!!

 

ラスト500mくらいで同年代と思われるランナーに追いついた。

ペースが遅かったので追い越したら後ろに張り付いてたよ!

横に並んだときに「おいくつ??!」って聞いたら51!って(笑)

「負けないよっ!!」

ダッシュしたんだけど、すぐに後方から爆走されて抜けなかった。

 

 

ゴール後に見つけて挨拶。

「また来年も会いましょう!僕は55歳でした」って笑いながら握手して別れました。

 



 

 

コーヒー牛乳パックを一気飲みして、自転車に跨がり近くの天然温泉「茂美の湯」へ。

内風呂は熱めだけど、露天風呂はちょうど良い湯加減。

露天風呂に炭酸泉があるのは珍しい。

サウナと冷水の交互浴して疲労回復。

 

お昼ご飯は台湾料理

ニンニクチャーハンが疲労回復させたけど、二人ともゲップゲップすると車内が臭くて笑えた。

 

お待ちかねの大コーフン!!

鉄剣が出土した稲荷山古墳。

 

 

亡骸を運んだ道を歩くと

 

 

息子二人が真剣な眼差しで見入っていました。

 

 

盗掘の被害に遭ったが、多くの貴重な出土品が発見された。

 

 

 

 

 

 

 

丸墓山古墳

 

 

 

ホラ貝の音が(笑)

 

 

 

双子山古墳

 

 

稲荷山古墳の土地を調査してみたら






まだ旧土地台帳付属地図で不正確な図面だったけど、おおよそまん丸い形になっていた。

土地所有権者は埼玉県。

広大なこの古墳公園を再開発すればハイソなタワマン群になること間違いない。

再開発という暴利を貪るよりも、古代人の御霊が眠る公園として後生に残した。

経済合理性のみを追求する愚かな行為をせずに、ね。

 





北風も吹いて花冷えの古墳公園を後にして帰路へ。

 

大会を振り返って。

ガチランでなく観光ランのつもりだったけれど、結果的に良いペースで走れて90分切りは余裕だった。

 

1月に走ったハイテクハーフマラソンと比較するとタイムは2分近く速く、ピッチは202と同じだけれどストライドが1cm伸びて、心拍数は167bpmに対して160bpmとかなり低くなっていた。

 

シューズは練習用のメタエッジだったけれど、薄底のソーティマジックよりもやはり反発力が強く楽に足が回せたようだった。

 

首都圏からも近く、走り終わったら近くに温泉もある行田市

ドラマや映画で有名になった行田市

37回も開催している鉄剣マラソンは今後も続いて行くはず。

走る前も走った後もまだ見切れていないので、また来年参加することに違いない。