能登和倉 万葉の里 マラソン 2023 | 能登和倉 万葉の里 マラソン 2023 石川県七尾市 能登島 (notowakura-marathon.jp)
防御が硬すぎて攻め落とせなかった白鷺城から2週間。
白鷺が傷を癒やした海の温泉・和倉温泉マラソンに参加しました。
北陸マラソンのシリーズはまだ続く(笑)
4年ぶりに開催となった今大会。
10kmの部と合わせて全国から3,700名ものランナーが集った。
激熱な和倉温泉を発着点として、能登大橋とツインブリッジの二つの橋を渡る。
運が良ければイルカの群れにも会える!
3月上旬の季節。
雨が降ればみぞれが混じり、12か所の急坂が待ち受けているこの大会。
気象条件もコースも厳しい大会だけど、ご当地名産の温かい給食が4回も食べられる。
2週間前にサブスリーを余力を持って達成したので、今回は4食を全て完食して3時間30分切りを目指した。
去年秋の故障で走ることができなかった金沢マラソン。
そのときに自転車でコースを回ったけれど、めちゃくちゃ坂道が多く風も強く辛かった。
強風のツインブリッジ
スタート地点の和倉温泉が見える
今回も車での移動。
ハスラーが修理中なので、マニュアルの作業車エブリーで往復900km超走りました(笑)
一人ではさすがに辛いので、このときを待ってましたと言わんばかりの、マニュアル免許を取らせた奥様の活躍(笑)
ほとんどオートマ車しか運転していないので、中央高速道路のパーキング~パーキングのみの運転に。
松本~八王子間だけでも距離が長いので少しは楽だった。
八ヶ岳から昇る朝陽が眩しい。
松本から運転を交代し奥飛騨を経由。雪はなくて安心した。
約7時間半で和倉温泉駅に到着。
妙に暑い(笑)
日本海とは思えない気温に絶句。
マイフレンドのきゅうちゃんと再会!
美味しいお寿司屋さんでマグローディング(笑)
マグロ10+サーモン10で開始。
追い寿司は、うなぎ・のどぐろ・まぐろ!
満腹になり旅館の露天風呂でストレッチ(胃)
宿は開催が決定した知らせを見て直ぐに予約した金波荘。
3月に入り暖かい日が続いた。
雨も少なく、週間予報では晴れの気温がなんと20℃(笑)
とても3月半ばの日本海の気候とは思えない暖かさ。
きゅうちゃんの話だと、毎年気温が低くてみぞれの降る日もあるそうな。
寒くないのは嬉しいけど、極寒な大会を予想してエイドには熱物ばかり(笑)
しかも暖かいお茶って・・・。
爆汗で熱いお茶や汁物を食べているのを想像し難い。
風光明媚な景色とご当地の美味しい食べ物を味わいたい。
29kmくらいまでこんなギザギザなアップダウンが続くコース(笑)
ゴール直前にも急坂が!
山の神も練習に使っていたコース。
食べランが目的なので、バイキング形式の夕朝食プランに。
寿司ローディングをやりすぎて胃が痛かったから少なめに(笑)
トリュフの茶碗蒸しは微妙。。。
もう一度かなり熱めのお風呂に入って胃袋を温める。
露天風呂からの眺めは素晴らしかった!
北極星も北斗七星もクッキリと見える。
自分の身に何が起きようとも必ず太陽は昇り夜には星が輝く。
太古から変わらない天の風景。
胃が苦しくて中々寝付けなかった。
翌朝は6時に起床。
朝食も少なく。。。
作りたてのクロワッサンが美味しかった。
きゅうちゃん、このコースを何回も練習で走ったから自己ベストを目標に頑張って!
ツイッター仲間とシュー円陣。
今回は練習用のスカイセンサー・グライドⅡ
この大会で役目を終えた。
2019年飛騨高山ウルトラ100kで9時間16分で年代別5位入賞。
今まで本当に有難う。
走れなかった金沢マラソンのシャツで!
同じのを着たランナーが多かった(笑)
目標タイムは3時間30分。お互いに頑張ろう!!
体重は激重だったけど食欲はまだある♪
号砲と同時にスパート!
スタートして直ぐに「負けないで!」のブラスバンドが♪
4分30秒/kmのペースで約22km先のつみれ汁エイドを目指す。
シューズの反発力の少なさに絶句しながら足を進めた。
12箇所あるうちの最初の坂道は能登大橋。
息が詰まるような絶景!
遠くに宿泊した旅館が見える。
呼吸が苦しかったけど、下り坂で落ち着きを取り戻して挽回。
上り坂もあれば必ず下り坂もある!!
9年前に走った伊勢志摩ハーフのコースに似ていて、これでもかっていうくらいにアップダウンがあり、苦痛を紛らわすかのように素晴らしい景色が広がる。
急坂手前には1/12のように番号が振ってあって分かりやすいのは有りがたい(笑)
折り返し地点が2箇所あって、人数が少ないので遠くからきゅうちゃんを発見してハイタッチ!
足の具合は良いみたいで安心したよ。
16km地点で構えている奥様のレンズに収まった。
少し遅れてきゅうちゃんもナイスラン!
額からすさまじい勢いで汗が落ちる。
小さな集落では少ないけれど暖かい応援を貰いました。
やや緩い向かい風を常に受けてたどり着いたつみれ汁エイド。
全身爆汗状態で食べた入れ立ての熱々なつみれ汁は喉が熱かったよ!(笑)
お菓子はポケットにしまいました♪
能登産のブルーベリーが練り込まれたクッキー
どら焼き風でふわふわな米粉の生地の中には甘いメープルクリーム
つみれ汁は地元の漁師さん「大漁屋」が作ってくれた。
熱かったけど今までに食べたことがない美味しさでした!
あまりにも美味しかったので二杯いただきました。
二杯目は入れ立てでなかったのでぬるかった(笑)
ゆっくり足を動かして次のエイドは能登マ丼!
地元人しか知らないような名物らしい。
ツインブリッジは穏やかな風が吹いていた。
ペースを4分50秒/km前後までもっていき、坂道もペースを落とさずに前を走るランナーを抜いていく。
高低図にない小さなアップダウンを通過して、29km過ぎの能登マ丼エイドに到着!
能登地方はかきの養殖が盛んで、能登かきと能登白ねぎが入っている。
これはマラソンコースのエイドでしか食べれないオリジナルだそうな。
それほど熱くなく美味しかった!疲労回復!!
次の給食は中島菜うどん(熱)
熱くなさそうなのを取って食べた。
喉ごしが良くてさっぱりした味。
中島菜の粉末が練り込まれている。
温かい薄味の出汁とマッチして美味しかった!
口直しに温かいお茶を飲んだら熱かった!
次はブリフレークおにぎり。
甘辛く味付けされて酢飯との相性が絶妙!
意外と小さくて走りながら食べれたよ。
口直しにまた温かいお茶を飲めと言われて飲んだら熱いじゃん(笑)
能登のま菜茶っ!入れ立ては熱くて飲むのに苦労した(笑)
この時点で3時間半切りは諦めた。
淡々と足を進めて、ペースは4分45秒/km前後まで回復。
後10kmだというのに、かなり遠くに見える和倉温泉の旅館群。
左手側には何処までも凪いだ七尾湾。
イルカの群れを探したが見つからず。
給水は飲むより身体にぶっかける回数が増えた。暑いっ!(笑)
ようやくラストの急坂の看板が見えた。
足は疲れていなかったので、ペースを落とさずにグングンと前に進めた。
下り坂を爆走してゴールへ!
後ろのポケットに押し込んだ「白山の月」が潰れてないか心配だった(笑)
きゅうちゃん、なんと3時間半を余裕で切ってゴール!!
おめでとう!!練習した努力が報われたね!
完走おにぎりは全く走っていない奥様の胃袋へ。
10kmは歩いたらしい(笑)
ラスト2.195kmは姫路城マラソンより早かった(笑)
年代別は8位まで入賞があった。
頑張れば入賞出来たかな。
カメラマンさん、長時間に渡って熱い中お疲れ様でした。
爆汗で潮塩まみれになった身体を旅館の大浴場で流して疲れを癒やし気持ちよかった。
海水を含んでいるのでナトリウムも吸収されて疲労回復♪
チリチリに日焼けした足が眩しい。
去年自転車で来たときにやらなかった温泉玉子作りへ。
白鷺がお出迎え。
源泉の温度がなんと90℃近くある。非火山温泉の中でも高温。
待っている間に気になっていたミルクのお店へ。
ファイト!って応援しながら食べてしまった(笑)
奥様のお友達も無事にゴール!
夕食のバイキングはフルセットに(爆)
なんだかんだ言ってもトリュフの茶碗蒸しをまた味わった♪
翌朝は暴風雨で走れず。雨よりも風が凄まじかった。
朝食も大量に(笑)
クロワッサンはお替わりしたよ。若者よ、ありがとう。
温泉玉子もよく出来ました!
名残惜しくもチェックアウト。
とても広く素敵な旅館でした。お土産もたくさん買いましたよ♪
強風だったけど雨は小降りになり、コース脇にあった国指定の須曽蝦夷穴古墳へ。
資料館は冬季で休館だった。
昨日とは真逆のカモメも飛べない荒れた湾の風景。
珍しい雄雌の石室。姫路で見学した夫婦古墳と同じ。
高句麗式の構造。
五体満足な身体で完走出来て感謝!
日本に現存する最古の建造物・古墳。
単に権力者の墓地というだけではなく、様々な装飾品が納められており時代のタイムカプセルとして存在している。
天空は開けていて、夜には眩しい月も星も輝いている。
能登地方は大陸に近いこともあり、多くの渡来人たちが暮らしていた痕跡がある。
小さな島国にもたらした技術力は目を見張るものがあるね。
古墳を造る技術だけでなく、宇宙観や思想観も受け継いだ。
築造された時代には既に水時計を作り、民だけではなく、時をも支配していた天智天皇。
高台からはまばゆいばかりの星空が広がり、太陽も月も恒星もこの地に葬られた亡骸を見守っていたに違いない。
後3ヶ月もすれば100kmというとても長く苦しい戦いが始まる。
以前から入りたかった坂巻温泉。
火山性温泉特有の硫黄臭が好き。
食べ過ぎて走りすぎて内臓が疲労しきったガスの臭いと硫黄の臭いを充満させて帰宅。
大会を振り返って。
去年の金沢マラソンでは故障で走れなかったけど、北陸のマイフレンドきゅうちゃんとまた一緒にスタートラインに立てました。
出川哲朗の充電旅テレビでも紹介されていた素晴らしい能登島からの風景。
高級旅館「加賀屋」をはじめ、激熱な温泉が沸く和倉。
おもてなしも温かいエイドも小さな大会だったけど充実していて最後まで楽しかった。
コースはなんと!陸連公認のコースだったよ。
このコースで記録証を提出する人って凄い。
天候にも恵まれて低気圧が通過する前の暖かい日で良かった。
熱い汁もお茶も熱かったけど美味しかった。
厳しいコースには美味しい結末が待っていたね。
大会の関係者さま、ボランティアの若者たち、開催してくれてありがとう。
ちいさな街の小さな大会。
コロナ後で予算が出ずに中止となった大会もいくつかある中で、この厳しいコース設定にもかかわらず全国からランナーが集った。
公園にはたくさんのキッチンカーが出店されていて、ここでしか食べられないグルメが味わえる。
主催者の情熱がもたらした素晴らしい熱い大会。
今後も続いて欲しいな。
来年?
寒いのが苦手なんだけど、入賞してみたいので考え中(笑)