加賀温泉郷マラソン

1月のハイテクハーフマラソン後にオミクロン株が急激に蔓延し、あっという間に桁違いの感染者が出てしまった。

2月の別府大分毎日マラソン、3月の篠山ABCマラソンが吹っ飛んだ。

しかし、3月に東京マラソンが開催され、マラソン大会にもようやく夜明けが見えた。

東京マラソン大会での参加条件として事前のPCR検査が必須となり、これが基本ラインとなったのか、加賀温泉郷マラソンも同様の検査が行われた。

旅ラン食べランが目的なのと、ツイッターでお友達になった「きゅうちゃん」に会うことも楽しみな大会。

 

都民は基本無料なので木曜日に国分寺駅前で検査をしたよ。

土曜日の早朝に石川県加賀市へ車を走らせた。

結果は富山県に入った後に無事に届いたよ。「陰性」の文字を見て一安心(笑)

 

11時過ぎに富山市に入ったので、昼食はマグロをメインにご当地もののホタルイカも食べました。

 

 

 

 

 

 

腹八分目でストップし、眠くなったので運転交代。

 

渋滞もなくマラソンのコースにもなっている山代温泉に到着。

 

三つの温泉街を巡るフルマラソンは珍しい。

足慣らしで街歩き♪

古風な作りの喫茶店を見つけた。

 

 

 

 

7種類もご当地パフェがある!

 

 

 

温泉卵とクラッカーが絶妙でした。

 

 

糖分補給したので、夜の飲食店探しにあちこち歩いてカロリーオフ。

所々にある空き地や空き家が目立つ。

土曜日なのに閉店している飲食店。何しろ人がいない。観光客が少ない。

 

 

夜食はさっぱりした消化の良いスタミナうどんに。

 

 

温泉街なのに人が少なく賑わいに乏しい夜。

コロナ禍でようやく開かれたフルマラソン大会も規模縮小。

さらに、PCR検査が必須となり、応募者の約半数が辞退した。

温泉街をメインとしているので、主催者となる自治体の加賀市も相当の打撃となってしまった。

 

5時に起床し、朝食は鮭のおにぎり1個とあさりのカップ味噌汁。

ご当地のどら焼きで糖質補給。

 

 

シューズはガチランでないので、初代ターサージールの26cm。

ジェルはモルテンを試す。

 

お風呂に入って7時過ぎに会場へとペダルを漕ぐ。

約6kmの道のりだったけど、陸上競技場へ向かう坂道が急すぎて笑えた。

この1kmの急坂は大失速間違いない。

 

薄雲はあるが快晴!

気温も湿度も低く、4月にしては珍しい絶好のマラソン日和。

 

 

 

きゅうちゃんとご対面!

 

 

石川県民なので、1時間ほどで開場に着いたのでうらやましい。

今年は冬型の気圧配置が長く、雪道の中でも月間300km走っていたというから驚く。

ツイッター組に混ぜてもらいました。

 

 

陸上競技場はとても綺麗!

 

 

よく喋る増田明美さんがゲストに。みんな楽しく準備体操。

 

去年10月の大町アルプスマラソン以来の大会。

人数も同じくらいでストレスフリー。

この大会はエイドもご当地名物が盛りたくさん!!

だったけど、オミクロン株に玉砕され、個包装の軽い給食のみとなってしまった。

奥様と一緒にエイドを満喫し、完走時間を5時間としたので、最後尾スタートのHブロックとした。

 

 

 

この場所で短パンにランシャツ仕様だったから浮きまくり(笑)

奥様と一緒じゃなかったら恥ずかしくて仕方なかった。

 

10分遅れの第二ウェーブがスタート。

1kmまでは混雑していたが、徐々にペースを上げて420前後でラップを刻めた。

 

この時期は例年なら気温も湿度も高く、自己ベストは望めないと思ったので、来月の黒部名水マラソンの練習走行とした。

そもそも3日前に30km走っていたし。

大会前の1月間で、1日おきに30kmをジョグすること10回繰り返した。

 

 

今大会も30kmまで430ペースで走ることを目標とした。

残り12kmはキロ5で3時間15分で完走できれば良しとしたよ。

 

やや北風が強く感じたが、風よりも坂道の多さに絶句。

下って気持ちよく走っていても、いつの間にかペースが落ちて上り坂になっていると気づく。

坂道が始まると黄色い標識が現れ1/17のように表示される。

17箇所も見たくないけどっ!

 

最初の温泉街の片山津温泉には5km過ぎに到着。

エイドは給水のポカリだけ取り、次の温泉街の山代温泉へ向かう。

 

20kmから先が上り基調のコースなので、山代温泉まで420ペース前後で足を速めた。

給水は十分すぎるほどあり取りこぼすこともなかった。

沿道の応援は自粛要請が出てはいたが、多からず少なからずでチアガールたちが一生懸命熱すぎる声援を送ってくれました。

 

徐々にBゼッケンのランナーと合流し抜き去る。

宿泊していた山代温泉街が見え、古総湯をぐるっと回って山中温泉を目指す。

 

 

 

エイドのテーブルには個包装のお菓子がたくさん!!

食べたい思いを後から走ってくる奥様に託した。

 

山中温泉までの道のりもゆるくゆるく上っているコース。

30km430ペースでの貯金がかなりあったので、気持ちを楽にしてペースを落として走り続けた。

 

山中温泉街へ入る石畳を走り、山中座でくるっと方向転換。

 

 

ここにも個包装のお菓子が!!

つかみ取りしたかったけど、つかみ取ったのはポカリのカップ(笑)

30kmまで残り3kmほどとなったとこで、いきなり本道から横道にそれて急坂が現れた!

なんでこんなとこをコースにしたんだー!!って怒りながら足を回した。

巨峰マラソンの最後に現れるような坂道で、心臓が飛び出そうなくらいに辛かった。

すぐに平坦になり次第に下り基調に。

ようやくガーミン時計で30km2時間15分終了。

大会の距離表示だと100m近く誤差があった。

坂道が多いからか?

 

30kmの練習走行を終えて、残りはキロ5のジョグの予定だったから気持ちが楽になった。

それにしても平坦な道はほとんどない。下ったと思ったら上ってる。

北へ向かうので次第に向かい風を強く受けるようになり、キロ5のペースでも苦しくなった。

 

35km過ぎてきゅうちゃんに追いついた。

ペースがかなり落ちて苦しそうだったので檄を飛ばしたよ。ファイトー!!

 

AゼッケンやBゼッケンのランナーを抜いても追いつかれてしまった。

運動場がある丘が見え、あの急坂1kmに対する恐怖心が増した。

キロ5でとても走れそうにないし(笑)

急坂で2分タイムロスするとなると、今のペースでは315で完走はとても無理。

39km通過して諦めてしまったよ。

急坂にさしかかり、絶叫しそうな苦しさを味わって競技場へ突入!

次第にペースが上がり、ラスト100m?をダッシュしてゴール!

すぐに蛇口を捻って冷却!

 



 

 

気温は20℃超えてはいなかったが、陽差しがとても強く腕と背中が真っ赤だった。

少し休んでいたら、痛々しかったきゅうちゃんも無事にゴール!!ナイスラン!!

 

自転車を漕いで山代温泉旅館で汗を流し、再び会場へと走らせた。

会場手前の跨線橋でゴールした!!って奥様からラインが(笑)

 

 

坂だらけだし暑いから5時間は余裕でかかると思ったけど、先月は200km以上走っていたから意外に早くゴールしてくれた。

奥様のポケットからはたくさんの戦利品が吐き出された(笑)

ペンギンかっ!

 

 

また来月の黒部で会おうね!きゅうちゃん!!

 

夜食は肉祭りで♪

 

 

 

 

 

 

牛の肩の肉で三角というみたい。

サシが細かく入っているけど、柔らかすぎず食べ応えあり美味しかったです。

 

 

能登牛と宮崎牛を味わいました。

 

翌朝は5時過ぎに目が覚めたので、ジャージに着替えてアノ急坂を見たかったのでジョギングへ。

 

スマホ片手に山代温泉から走った道をなぞる。

ちょこちょこと曲がるので、立ち止まってその都度確認。

坂道に見えないほどの緩い上り坂だったみたいだね。

 

山中温泉街の石畳を過ぎて菊の湯で折り返す。

 

 

元のコースを走ると例の急坂が見えた。

 

距離はそれほど長くないけれど、傾斜は10%以上は確実にある。

良く走ったなぁ!

 

所々には八重桜も満開。今年の春は花持ちが長かったね。

 

 

14kmを97分ジョギングして終了。

 



 

温泉に浸かると日焼けしたとこがめちゃくちゃ痛かった。

 

お世話になった旅館を後に。

 

 

 

早くコロナが開けて、通常営業できることを祈ります。

 

昼飯は富山といえば「富山ブラック

たまたま見つけたお店。とてもあっさりしていて美味しかったです!

 

 

コンビニのカップラーメンとはどえらい違いに驚き。

コンビニのは買わないことにしたよ。本物は違うね。

 

突然雨が降り出し、自宅までは土砂降りだったが、ようやく無事に18時過ぎに帰宅しました。

 

景品は山中漆器の技法を施した蒔絵ボールペン。

 

 

 

 

 

まさに今見頃を迎えている加賀市の市花である「アイリス」

大切に使いたいと思います。

 

奥様は加賀のコシヒカリ1.5kgとカボチャのガレット。

 

大会を振り返って。

コロナ禍なので通常大会よりもかなり規模縮小されました。

大会3日前のPCR検査によりエントリーした約半数が辞退し、ただでさえ厳しい地方大会の運営に拍車がかかった。

大会の開催へのハードルは上がったが、大会主催者及び関係者の方々の尽力に感謝致します。

走ることを趣味としている人たちを、走らない人たちから見れば致し方のないこと。

感染症対策としてPCR検査を行うのであれば、自治体主導ではなく国が主として予算立てをして行うべき。

無料の自治体もあれば、かなり高額な自治体もある。

 

宿泊した山代温泉は閑散とした温泉街ではあったけれど、旅館や飲食店の方々がとても暖かく迎えてくれた。

沿道の声援も痛いくらいに手を叩き、マスクしながら大きな声援を送ってくれた。

2年程前は「都内の方はお断り」といった張り紙が目立つ地方だったが、ようやくコロナショックも落ち着きを見せたようだ。

 

17箇所も坂があった記憶はないが、普通のマラソン大会とは違うということは分かった(笑)

気温が高ければ、過去に走った榛名湖マラソンに次ぐ厳しいコースだったのは間違いない。

時期的にも自己ベストが望めることもなく、次のステップアップとして走るだけでは物足りないということかな。

真っ青な青空の下で乾いた空気を思いっきり吸い込み、見上げれば真っ白な山の頂が連なる素敵な景色の北陸・加賀市

往復約900kmの行程を記憶にとどめ、旅ラン食べランの成果として話し伝えれることができれば結果は良しでしょう。

 

まだまだ北陸シリーズは続きそうだねぇ。