2年ぶり3回目の参加。
3月初めから痛めた右足の膝裏とハムストリングスの状態がようやく良くなった。
咲き始めは早かったソメイヨシノは、朝晩の冷え込みで4月半ばまで見ごろが続いた。
練習内容は、右足の具合が良くなかったのでスピード練習は避けて、もっぱら息が上がらない程度に長距離をジョギングしていた。
もうフルマラソンシーズンは終わり。
6月11日に開催される飛騨高山ウルトラマラソンがメインレース。
今大会は
ウルトラマラソンに備えて内臓強化する大会とした。
内臓強化=食べラン(爆食い)!
群馬県内のフルマラソンは、11月開催のぐんまマラソンが有名。加えてエイドが豪華なのも(笑)。
県庁所在地で2回も行われるフルマラソンは珍しい。
フルマラソンとしては、前橋渋川シティマラソンの方が少しだけ古参だ。
ぐんまマラソンに対抗意識があるのか、こちらも種類は少ないがエイドは豪華。
しかもエントリー費は、Tシャツと高品質なタオルがついて破格の6,000円だ。
フルマラソンの参加人数は3,000人と増えたものの、他のメジャーな大会と比較すべくもなく極めて少人数。東京マラソンの10分の1(笑)。
スタート時間は8時とかなり早めだが、逆に早く終わるので観光もできるしね。
参加人数は少なくストレスフリー。そしてエイドには美味しいイチゴと湯ノ花饅頭と焼き饅頭!エントリー費は安く記念品ももらいえるとても素晴らしい大会。
なんだけど、4月末開催ということで気温は高め。おまけに恐怖(強風)の赤城下ろしが荒れ狂う恐ろしい大会。
去年は走らなかったが最高気温が30度にもなった。
開催日が近づくにつれて気象予報を何度もチェック!願いが届いたのか、風は穏やかで気温も高くないマラソン日和となった。
平成最後の記念すべきフルマラソンの目標は、イチゴ20個、湯ノ花饅頭を2個、焼き饅頭も2個完食してゴール!
饅頭は粉物だし走りながら食べると喉に詰まるので、ペットボトルに濃いめのお茶を入れて準備万全。
前日の夜食はシャンゴにて。ガチじゃないから乾杯!
大盛にもせずトンカツは少しマネージャーに分けた。
朝食はスーパーで買った甘い菓子パン。500mlのミルクを温めて半分くらい食べたよ。
天気予報どおりで肌寒い薄曇り。
駐車場が混むので早めにホテルを出発し、少し駐車場渋滞があったけど無事に到着。
シューズは練習用のスカイセンサー。ちょっと横幅がきついので紐を3番目から通した。
ブースもそこそこ出店されていた。
上武大学による無料のマッサージやテーピングブースもあり。
参加人数が少ないので待つことはないでしょう。
ラン友さんと合流し、スタートラインに整列。
陸連の部なので先頭に並べるけど、カメさん帽子被ったファンランだから最後尾に並んだよ。
号砲がなってスタート!
ロスはなんと9秒(笑)
目標ラップを4′30″/kmとして脚を進める。
最近はこのペースで走っていなかったから不安だったけど、やや向かい風にも関わらず普通に走れた。
利根川に架かる上毛大橋の長い上り坂が苦しかったが、折り返して下り坂&追い風になると分かっていたから焦らなかった。
再び利根川を渡り、ここから徐々に標高を上げていく。
もっとも厳しい坂は、渋川駅前のメイン通りなので、そこまで脚を温存しなかればならない。
やや向かい風が吹いていたが、赤城下ろしの強風に比べれば微風だろうね。
前走者の尻を睨んで4′30″/kmのペースで走る。
16km地点にあった焼き饅頭は、つかみ取ったけど右手から滑り落ちてしまったよ。
坂東橋を渡って 次のエイドには旅がらす!
細かく割って味わいながら食べたけど、胃の調子が悪いのか少し気持ち悪くなってしまった。
朝食べた菓子パンが消化されていなくてげっぷげっぷしていたし。
右手側には霞んだ赤城山は上州を代表する山。
河口からは300km以上もあるのに川幅は多摩川よりも広く水量が豊富な大河・利根川は、別名坂東太郎とも呼ばれている日本三大暴れ川。
沿道からの声援は少なく実に寂しいが、新緑との調和がとても美しい利根川サイクリングロード。
次のエイドはお待ちかねのイチゴ!
ジップロックに13個放り込んで、走りながら一粒づつ味わった。
小粒で甘くて美味しかった!
上越線の高架をくぐり抜けると、この大会で最も厳しい上り坂。
イチゴで満たされた腹が苦しかった。
ゆっくり上ると再びイチゴエイドが!!
こちらのイチゴは粒が大きくて一口では食べれなかった(笑)
ジップロックに12個ほど入れて、2.3回に分けてゆっくりと味わった。
やっと下り坂に差し掛かりペースアップ!
イチゴで満たされた腹の下にある膀胱が騒ぎ出し、とうとうお腹がかなり緩くなってしまった。
脱糞ランナーにはなりたくないので、30km地点にある湯ノ花饅頭エイドで、饅頭を4つ掴んでトイレに駆け込み、饅頭を食べてペットボトルの濃いいお茶を飲み干す。
切れが悪くて5分以上ロス。和式だったので立ち上がって走り出すまで難儀した。
去年の佐倉マラソンのときよりはマシだったけど。
ゴールまでは殆ど下り基調なのでペースアップ!
とはいっても、エネルギーの源を殆ど出してしまったので、脚に力が入らなかった。
遠くに群馬県庁がぼやけて見え始め、ようやく最初に渡った大渡橋を超えた。
群生しているムラサキハナナがとても綺麗。
枝垂桜もまだ見ごろだった。
ラスト5kmになって脚が止まった。貧血気味にもなり体力と気力の限界かなー。
ようやくヤマダグリーンドームが見えて、中央大橋を渡ってゴールへと向かう。
やっとこさな感じのゴール!!
トイレで10分近くはロスったみたい。さすがに疲れました。
走行記録
ゴール後は前橋駅傍の温泉で汗を流し、水沢と伊香保の親戚に挨拶廻りへ。
途中にあるお花見スポットにて。
霞み深く赤城山の稜線はぼやけているが、ソメイヨシノはまだまだ見ごろで素晴らしかった。
水沢の水香苑にて天ぷらざるうどん。
伊香保温泉にて寿屋の湯ノ花饅頭は、昭和天皇・皇后献上銘菓に選ばれた。
大会を振り返って。
記録という目標がなくなり、食べて走るファンランに目標を切り替えたが、お腹を壊してトイレでダウンする結果となってしまった。
朝食の菓子パンと牛乳が原因かと思うけど、食べながら走るというウルトラマラソンには胃腸が弱いと走り切れない。
給水はこまめに摂っていたものの、やはり胃腸が弱く練習不足は否めない大会となった。
今年は気象条件がとても良く好記録を出したランナーが多数。
100m以上も上って下るコース、沿道の声援は殆どない厳しいこの大会。
去年の真夏日を味わったランナーは天国だったに違いない。
エントリー費は6,000円と安く、公認大会公認コース。
質感良いタオルとTシャツが記念品で貰え、クラス分けは5歳刻みなのが嬉しい。
フルマラソン以外にも種目が豊富で、小学生4年生からエントリーできる珍しい大会。
今大会よりコースが若干変更され、去年から始まったペアランが100組に増やされた。
上り往路を男子が、下り復路を女子が走る姿もかなり目に入ったよ。
開催日もコースもフルマラソンを走るには厳しいが、新緑に溢れたコースと温かいおもてなしエイドはとても魅力的な大会。
来年も美味しいイチゴとお饅頭を食べに走るよ!