第35回巨峰の丘マラソン

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 おまんとう、ぶどうが好きっつうこんづら?

 

6年連続6回目の参加。

真夏のメロンと同じく6回も走っている・・・(爆)。

二度とエントリーしたくない大会って強く思わせるくせに、何故かエントリーの時期には確実に申し込んでいる不思議さ。

「人はなぜこの厳しいコースを走りたいのか・・・」

走りたくないから!!

毎回、スタートして数キロでエントリーしちゃったことを後悔させられるドSなコース。

しかし、今年の自分は違う、と言い聞かせた。

真夏のメロンマラソン後は、高低差100mの多摩丘陵を駆け上がる「尾根幹線コース」をメインに30km走を1週間に3回を2週連続で行い、長くだらだらと続く坂道に耐えられる脚作りをした。

極めつけは、丹沢山系にあるヤビツ峠

平均斜度5%距離11.5kmを平均ペース5′30″/kmで走りきれた。

 シューズは練習用のスカイセンサー

 

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体重もフルマラソンのベスト時に近い数値まで落とせた。

 

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炭水化物オフから徐々に増やして昼飯は大好物のお雑煮。

 

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生姜、ニンニク、ニラ、鶏胸肉、シイタケと栄養価が高い。

卵に濃厚な「糀屋柴田春次郎商店」の飛騨高山味噌でコクと香りを出す。

 

 

気になるのは天気。

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一週間前の予報では曇り雨で肌寒いとなっていたが、さすがに予報なので前日は爆晴れの予報に(笑)。

最初に参加した5年前のような真っ黒い富士山が綺麗に見える真夏日か!?

メロンのような運動に適さない状況とはならないものの、爆汗は必至になるのは確実。

 

3時半に起床し4時出発。

東の空にはオリオン座が輝いていた。

初めて走った5年前と同じ夜空。

次第に夜が明けて西の方向を見ると真っ黒な富士の高嶺が。

 

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空気も澄んでいて青空に稜線がくっきりと見える。

四方には雲一つなく、最高のマラソン日和となったよ。

 

5時30分前には第一駐車場の笛川中学校に到着。

まだ開門されていなく、6時の開門には多数の車が道路上に並んだ。

片側一車線の道路なので対向車とのすれ違いが厳しく、開門して早く入場させて欲しかったな。

 

ここの駐車場に入れないと、急坂下の離れたところに停めることになる。

ただし、会場近くの「依田農園」でぶどうを買うと駐車できます。

 

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来年から依田農園の駐車場に停めようかな。どうせぶどう買うしね。

 

朝食はコレにバナナとカロリーメイト

前日にカーボローディングしたので軽めに。

ちびちびとOS1を飲み、30分前には赤牛のショートサイズとアミノバイタルの粉を飲んだ。

 爆汗必死だから水分は多目に摂った。

 

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車中で少し仮眠したけど、陽射しが強すぎて寝られなかった。

奥様は爆睡していたけど(笑)。

受付会場に行き、今年は出走前の巨峰のサービスがあった。

 

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なんと種無し巨峰だったよ!少し空腹感があったので、10個ほど食べました。

 

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毎年咲いている彼岸花は蕾の状態。

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参加人数が2500人と少ないのでトイレには長蛇の列がない。

車中がめちゃくちゃ暑くなり、休憩所の中学校体育館へ避難してストレッチ。

実は笛川中学校ってバスケでは県内無敵だった!!

今年の県大会も制覇した凄い中学校。

 

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壁に貼られたお言葉を頭に叩き込み、爆晴れとなった今大会にエールを送ってもらいました。

「実力の差は努力の差」

「本気でするからなんでも面白い」

アナウンスが「ただ今の気温は25度です♪」って。ゴール時には30度近くなりそう(笑)

 

8時過ぎに大を出しにトイレへ。

20分くらい並んでスッキリドカンと出て一安心。

 

会場にいた巨峰ちゃん。今年もコスプレ似合ってます!

 

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この急坂をかっ飛ばしてゴールするのが快感なんだよ!

 

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9時40分がスタートなので、ソーティマジックの紐を締め上げて、30分前から 軽く坂ダッシュして汗を出す。

って、既に爆汗!

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上空には雲一つない真夏の青空。

去年は走り始めから上空に厚い雲が覆って走りやすかった。

言い訳はしたくない。中学生バスケ部に負けるもんか!!って気合を入れた。

 

ソーティマジックを更にきつく締め上げて、脚をくるくる回したり軽くジャンピングして呼吸を上げる。

先頭から10m位の位置でスタンバイ。

 

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去年抜けなかったレッドオクトーバーさんも近くにいたよ。

号砲が鳴ってスタート!

急な下り坂を脚慣らしにゆっくり駆け下りて、第一段階の上り坂に備える。

最初の坂道でレッドオクトーバーさんを抜き去る。調子悪いのかな。

徐々に高度を上げてゆき、小さなアップダウンを苦しみながら進む。

木陰は僅かしかなく、殆どの走路上にはランナーの真っ黒い影がくっきりと写っていた。

毎年走る度に後悔するけれど、今年は爆晴れとなり、後悔する時間が早かった(爆)。

3kmも走っていないのに爆汗で呼吸がめちゃくちゃ苦しい。

本気で足が止まりそうになったよ。

今日は男子マラソンの選考大会MGCがやっているし、3kmでリタイヤってのは彼らに失礼だと言い聞かせた。結局は諦めたら負けなんだよね。

「勝者のスコアボード」を思い出せ!! 

4km過ぎた地点からやや長い下り坂に。

 

私設エイドでいつもの凍った巨峰を鷲掴みし、帽子の中に3個、両手に二個づつ持って体温を下げる。

 

見渡すとどこまでも続くぶどうの棚。左手側には、真っ黒い山塊の向こうに富士の高嶺。

5kmラップは24′6″で通過。苦しすぎて時計を見るのは止めた。

 

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折り返し地点の10kmで確認するようにしたよ。早いのか遅いのかはアップダウンだらけなので、一喜一憂したくなかった。

なんとか小さな下り坂で呼吸を落ち着かせ、抜かれたランナーの背中を睨みながら脚を回す。

 

過去に5回も走っているけれど、本当に頭の中にコース図が記憶されていない。

知っているのは折り返しから2回ほど急な上り坂があるということ。

 

体温が上昇しないよう、給水所では常にスポドリを二口飲み干し、水を頭にぶっかけた。手の中にある凍った巨峰が体温を下げてくれた。

上り坂はペースが遅いのでカップを二個取れるが、下り坂は本当に取るのが難しかった。テーブルが短すぎだから、スポドリと水のテーブルの間隔を少し離して欲しかった。

 

3.7kmで200m近くの標高差がある坂道に差し掛かる。尾根幹坂コースの倍だ。

時計も見ずにただひたすら足を前に進めたよ。

トップ集団が急坂を駆け下りてきた!なんとトップ5人全員が厚底ナイキだったよ!

 

去年と同じ作戦で、下り坂の爆走に備えて脚を温存して坂道を走り続けた。

徐々に抜かれたランナーの背中が近くになり、この急な坂道で5人を抜いた。

自己ベストを出した去年は数人に抜かれたが、今年はガチで上っていないのに5人も抜けたよ。ヤビツ峠走の成果が出たのかなとほくそ笑む。

折り返しまで500m!

ついに急坂を今年も走破した!ブルーのマットを力強く踏みつけて、ここから超絶に楽しい下り坂が始まる。

10kmタイムは48′35″!!もっと遅いかと感じていたが、調子が良い時ってそんなモン。

自己ベスト出した去年よりもかなり早かったので、下り坂も途中にある上り坂に備えて脚を労わって下った。

とはいえ、重力に任せて走らないとブレーキになる。脚の回転スピードを速めて、息が上がらない程度に前走者の背中を追う。

 

最初の急坂は苦しみながらも攻略。ここから二本目の下り坂へ!

今年は道路工事によりコース変更がされていて、いつもの急な上り坂は回避かな?とはならず、コースの高低図にはしっかりと急坂の高まりが描かれていた。

詳細図では少し早く坂道が現れるとなっていたが、下り坂を爆走していても中々現れない。

呼吸を整えることができない状態でコース変更の急坂が出現!

歩くような速さで上っていると歩いちゃったよ!(笑)。正直、危険な辛さを感じた。

大股で呼吸を整えて100mほど歩きとおした。

やや勾配が緩くなった所で走り始め、抜かれたランナーを抜き返し、前走者を視界から逃げないように追った。

 

呼吸も楽になり下り坂を爆走していたら、服部勇馬選手のようなランナーに抜かれた。

追うのを諦めたらまたまた急な上り坂に!

額からは汗と同時に巨峰の果汁が滴り落ち、鼻水と涎と一緒になって顎から垂れ下がる。

汗が目に染みて痛い!!

何とか歩かずに進み、残り2km切った地点でスパート!

 

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更にゴール会場の歓声が聞こえたラスト500mでは、ぶっ倒れても構わないようなラストスパートで二人を抜き去った!

 

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タイムを確認したら1時間19分27秒!!

ついに80分切り達成!!

と思いきや、距離が17.623kmなので、去年より200mも短かった(笑)。

それでも追加したら81分は切っているし、順位も10番上がったから自己ベスト!

 

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種目別にはなっていないけれど、参考までに年代別の順位はなんと第3位!!

 

今年の景品は巨峰と小物入れでした。今年も甘くて美味しかった!

 

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走行記録

 

go-wellness.epson.com

 

ゴール後はトイレに直行!!

走る前に水分摂りすぎで膀胱が重たかったしちびりそうだった(笑)。

スッキリして頭に水を浴びさせ、お待ちかねの巨峰の食べ放題!!

って、食欲がなくて10個しか食べれなかった。

 

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熱中症寸前な状態でしばらく休憩。

スペシャルなスムージーが冷たくて美味しかったよ!

 

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ようやく普通の状態になり近くの花かげの湯へ。

毎年恒例のワイン風呂に浸かってマッサージ。

サウナと冷水を繰り返し、恵林寺の近くにあるほうとう「はやし」へ行ったら案の定、駐車場が満車で混雑していた。

ゴール後はふらふらだったので、会場でかなりゆっくりしすぎた。

仕方なく検索した近くのほうとう屋へ行くものの、待ち時間が3時間!?

ありえない!次の小さなお店で待つこと30分?ようやく中に入れて食べれたよ。

 

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やっぱり「はやし」さんの方が美味しかったな。

 

帰りの高速渋滞回避でいつもの青梅街道から帰ることに。

道の駅たばやまで名物の巨峰ソフト!

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夜食は子供たちとスシローディングに(笑)。

ちょっと早食いしてしまい気持ち悪く・・・。

 

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翌朝はいつものように3時半に起床し4時から30kmジョギングしたよ。

 

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大会を振り返って。

メロンマラソンと同じく、毎年欠かせない大会となった巨峰の丘マラソン

そして、シーズンインするフルマラソンの試金石としている大会。

今年は過去にない爆晴れとなり、ゴール時には30度にもなってしまった。

気温が高い割に湿度が低かったことが幸いだったよ。

風も穏やかで日蔭では冷たく感じた。

 

走る前にOS1も飲んでいたので、大量の汗を出したが喉の渇きはなかった。

出走直前にもう一度トイレに行っておけば、下り坂で揺れる膀胱の重さを抑えられたと反省。

前半の10km上り坂は、去年と同様にタイムを望まない我慢の走りが良かった。

3日前のヤビツ峠走の疲労はなく、ピッチを早くしハムストを強く押し出すフォームで上り切れた。

結果として、去年よりも過酷な条件にも拘らずタイムは余裕で早かった。

逆に下り坂をもっと強気で走れば良かったかもと後悔。

順位も大幅にジャンプアップし、なんと年代別では3位に入るという、加齢を感じさせない結果に満足している。

 

初めて走った47歳の5年前はこんなん(笑)。

 

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 五穀豊穣を祝う実りの秋。

見上げれば、吸い込まれるような真っ青な空が出迎えてくれた。

9月の牧丘巨峰祭りと10月の勝沼ぶどう祭りが、厳しい夏を乗り越えた実りの秋を知らせてくれると地元の人が話していた。

この二つのお祭りが終わればあっと言う間に厳しい冬がやってくる。

35年もこの小さな町で開催されている。

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 最寄り駅は塩山駅なんだけど・・。山梨市の開催だからねぇ。

いっそのこと、山梨市と甲州市を合併させて「ぶどう市」とか「フルーツ市」にしちゃえばいいのに!(笑)。

山梨市駅ではこんな素敵なサービスもやってます。

 

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今年は暑さにやられて食欲がなかったので、来年はもっと巨峰を爆食いしたいな!

 

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大会関係者の方々、今年も走らせて食べさせてくれてありがとう御座いました。

また来年もお会いしましょう!

 

次の大会は急坂を5回も走る榛名湖マラソン

まだまだ若いモンには負けられない!!って書いてみる(笑)。