2014年の第28回大会より数えること何と!6年連続6回目となる。
同じ大会に6回も参加している大会はこのメロンマラソンしかない。
備忘録としても活躍しているこのブログを巡らせ、初参加から去年の忌まわしい過去の記憶を蘇らせた。
初々しい2014年の若々しい姿に戻れるもんなら戻りたい(笑)。
といっても、2014年の走力よりも桁違いにパワーアップしているのは事実。
加齢の二文字に打ち負かされないよう、吐くほどの激しい練習を日々重ね、去年の忌まわしい記憶(くどい?)を払拭すべく今大会に挑んだ。
今年のメロンマラソンの大会日は8月4日となり、竿燈祭りとドンぴしゃで重なった。
4月早々にいつものマイ宿であるサンルーラル大潟にキャンセル待ちし、7月に入りようやくキャンセル待ちが出て安堵したよ。
竿燈祭りも観たいので今年は2泊3日の旅ランとなった。
毎年モールトンで輪行していたが、今年はさすがに真夏のサイクリングは疲れそうなので650kmマイカーの旅となった。去年は酷評だったな(笑)。
2泊目は少しでも東京方面に近い場所がいいので、秋田県南東部の横手市で宿泊することにした。
7月の練習走行距離が意外にも570km超え!中々太陽が顔を出さず日照不足が続き、インターバルやら長距離走やらの練習をしても脚に負担が掛かることはなかった。
4週目後半からようやく真夏日が続いて、ここぞとばかりに暑熱順化させようと走り込みをしてはみたものの、いきなり気温が上がりしかも多湿!ねっとりとまとわりつく重たい空気で10kmを45分で走り切るのがやっと。20kmのペース走は厳しすぎて一度もできなかった。
87分のベストタイムを出した一昨年の練習内容には程遠かった。もっとも、一昨年の気象条件は、昼間に30度を超えていたとしても最低気温は23度前後と涼しかった。
今年は最低気温が27度前後、湿度は70%前後と異常な蒸し暑さ。気温の上昇とともに湿度は下がるのが普通だが、今年は殆ど下がらないねっとりとした空気が一日中続いた。
高温多湿には多少慣れたが、20km走なんて出来る環境になかったので、スピードの面からも持久力の面でも一昨年を超えることは難しい状態で大会前日を迎えた。
食事制限は木曜日から炭水化物を摂らず量も減らした。
朝食はバナナキウイヨーグルトのラッシー。
昼飯は・・・
トマト、セロリ、ミョウガの甘酢サラダにコンニャク、豆腐麺キャベツに厚揚げと豆腐三昧に♪
夜飯は・・・
豆腐の味噌汁にミョウガ、キャベツとキムチサラダ。
土曜日の昼から摂り始めたが、以前のように爆食いリバウンドはさせなかった。
朝食を軽く摂り、6時過ぎに出発して一路北を目指す。
5月に仙台まで車で行ったが、650kmは仙台がほぼ中間点という恐ろしい距離だぜ。
秋田行きらしい長距離トラックにくっついて走ったが、同時にパーキングに寄ってこちらが先に出発。
制限速度で走っている長距離トラックを見つけては、コバンザメのようにくっついて距離を稼いだよ(笑)。
2時間ごとに休憩や仮眠を取り、昼飯は海鮮丼に。
奥さまは・・・
やっと秋田自動車道に入る。毎年あきたこまちで走っていた森は車だとこんな風景に。
近いぜ秋田!!
ようやく約10時間30分で秋田県男鹿市にある受付会場に到着。
今年は先着順でもらえるあきたこまちがなかった(涙)。
メロン2玉ゲット!!
あきたこまちの代わりに参加賞が増えてたよ。
夜食はマックと肉団子ね。お腹は空いているけどこれで大丈夫と信じた(笑)。
毎年見られる綺麗な夕日は見れなかった。
今年はメロンカラーのタンクトップに!
モール温泉とサウナで長旅の疲れを癒した。
お蔭様であっと言う間に熟睡。
翌朝の目覚めも良く、タイマーなしで4時に起床。
屋上のモール温泉に浸かって覚醒!
今年は朝陽が霧の中に。天気予報どおり、北東の冷たい空気が流れて、地表面の温かい空気を冷やして一面に霧がたちこめた。
オホーツク海に張り出した小さな高気圧に覆われて、晴れはするものの午前中の気温は低いと予想した。
一昨年は8時時点で30度超えていたからな!
6時15分過ぎにサンルーラル大潟とお別れ。また来年お世話になります!
空には薄い雲が広がって霧も掛かってはいるけれど、雲の広がりは例年どおりのことなので確実に爆晴れとなることは間違いなし。期待はしない方が賢明だよ。
霧が広がる農道を走る。
保育園の駐車場は既に満車。近くのJAの駐車場に停めれた。
少し歩いて斜面の階段を上ると会場へ到着。
階段を上るのにも息が苦しくなってしまった。
Ohーシャイニーデイ♪と、大会ソング「明日は君にほほえむ」が聞こえてきた。この曲を聴くとテンションが上がるんだよね。もうあれから一年経ったんだ!
メロンの売店と・・・
特別賞の自転車が5台!!
奥さまが欲しい欲しい!!って叫んでたけど当たんないよ!
走り出すのが怖いといったところか(爆)。気合がない表情。
手に持っているストローは確実に給水を摂りたい作戦。が、効果なかった。
入賞者の景品がずらり。特別賞は沖縄マラソン!
この大会、年代別がなく、ハーフの部は65歳までというくくりが広い。っていうか、65歳までという制限がある大会も珍しい。やっぱり危険だからか!?
軽くアップして脚と呼吸の状態を確かめる。意外と重くなかった。
この大会の特徴の一つでもある出店。ご当地のB級グルメが豊富なんだよ!
走り終わったらこっちも爆食いだぜ!
次第に薄雲が切れて真夏の太陽が顔出す。
スタート前の給水。
帽子とウェアーに冷たい水を掛けて整列。
OS-1を飲んでいたので、給水は1杯にしておいた。
目標タイムは90分切りとした。気温が低いので去年の二の舞にはならない自信があったが、それでも大会前の練習で思うように走れなかったから恐怖感はあった。
11km過ぎからは強烈に真夏の陽射しが降り注ぐ。
高低図はアバウトだった以前より正確になった。と、よく見たら10kmとハーフが逆だよ(汗)。
この大会の特徴の一つとしてスタート位置は日陰!!ここのみ木に覆われて涼しいんだよね。
スターターのおじさんの場所は日向(爆)。
「今年は去年よりも気温が低いですよー!」・・・ランナーの笑!
「でもゴール時には30度になりますからお気を付けてー!」って、おじさん、顔笑ってるよ(爆)。
過去大会の記録。
昨年は33度超えだった!!
ピストルが鳴ってスタート!!ド派手な花火も上がってテンションマックス!
軽い下り坂を駆け下りてペースアップさせても、すぐに上り坂になるのは承知だよ。
前半のアップダウンには例年のようにペースを上げず、できるだけ少ない日陰を選んで苦しくないペースで走る。
牛は一日に10リットルもの涎を流すそうだ。
10も!!でも鼻からは出ないよね。
去年よりは暑くないものの、さすがに2kmも走れば爆汗。そして口からも鼻からも液体が流れ落ちる(笑)。
OS-1をたっぷり飲んでいたので、前半戦の給水は身体に掛ける量を多くして、飲んでも一口ほどにした。
いくつものアップダウンを越えて、ようやく急な下り坂を駆け下りれば真っ青な海に!!
海沿いの給水所にて、ペースを落としてポカリを全部飲み干した。
10kmラップは42分56秒。
去年よりペースは遅いが、気力落ちするような暑さでないので、脚は止まることもなく短い宮沢海水浴場ロードを通過。
去年は歩いてしまったややキツイ上り坂も無難に走り切った。今年は楽だ!!
バス通りに出ると一気に強い真夏の陽射しが襲う。
って、すぐに日陰になってまた走り易くなった。
曇ったり晴れたりと気温は高いにもかかわらず、北東からも涼しい風が吹いて身体は悲鳴を上げなかった。
抜かれたランナーに追いつき追い越し、去年ダウンしてしまった給水所も問題なく通過!
なまはげともハイタッチ!
15kmラップは1時間5分20秒。
いつも目にしてしまう黒バックの白文字は目に入らなかった。
こりゃー90分は余裕で切れる!!
ってのは甘かった。
17km過ぎから身体の火照りが激しくなり脚が回らなくなった。
水をぶっかけ、スポンジを帽子の後頭部にくっつけて冷却も効果なし。
ついにペースが4′30″/kmを維持できなくなり万事休す。
残り1kmとなった場所からは急な坂道の始まり。
ご自身の命を守りなさい・・・と神の声が聞こえて守りに入ったよ。
あっというまに3人のランナーに抜かされ、心拍数200超えかっ!ってな状態でようやく上り切り惰性でゴール!!
水!!といつもの男子専用ではないシャワールーム(ではない)に入って全身冷却!
落ち着いたのでメロン爆食い会場へー!
5kmと10kmの部の人達が先にゴールするのでかなり混雑していた。
一度に4切れ食べて並んで2切れ貰って・・・と10回近く繰り返して歳の数は食べれたよ。
奥さまも無事に2時間ちょっとでゴール!!
スポドリよりメロン!!
メロン食べたら記録証を貰いましょう。
両手が使えないしべちょべちょになるし(笑)。
メロンは水!!お次はお待ちかねのB級グルメ。
まずはババヘラアイスね♪
一日に相当数作っているおばあちゃん。手首が痛々しかった。毎年ありがとう。
マネージャーは・・・
しょっつる焼きぞば!
鯛めし!
焼き鳥!
から揚げ!
きりたんぽ!
なまはげ!
見た目よりもかなりのボリュームだった!さすがにアゴが疲れた(笑)。
奥さまがなんと飛び賞ゲット!!あきたこまち5kgとカセットコンロとクーラーボックスも(笑)。
って重すぎるし(爆)。
車で来てよかったよ。重い!って言いながら登った階段を慎重に降りて駐車場に到着。
そして宮沢海水浴場へ!
冷たい海にざぶーん!!食いすぎて腹が・・・。
ブイまで100mほどだけど、遠浅なのでブイまで泳がずに歩いて行ける。
ひざ下ほどまでしかない浅さ。モモ上げダッシュして遊んだよ。
1時間ほど遊んだ後はいつもの温泉施設に。
サウナと冷水を繰り返して疲労回復。
ランナーサービスのソフトクリームは200円ね♪
大会Tシャツは1500円!質感もデザインも最高だった!
今年は自転車でないので楽できて良かったね♪
運転するのは大変だけど♪
秋田竿燈祭りを観に秋田市内へと車を走らせる。
駐車場が混みそうだったので、早めに少し離れた駐車場に停めれたよ。
1日最大200円だって!物価安いのか?
時間が余ったので県の施設やコンビニで暑さを凌いだ。
準備は着々と。
サロンパスの無料配布とコレやってみた!!
お次は顎で!!
少し早目の夜食に。
いなにわうどんの大盛り!
まだ食べれると脳が言い・・・。
さすがにゲップが止まらなかったぜ。
やっと暗くなり令和元年の竿燈祭りが始まった!
どっこいしょ!どっこいしょ!!
風にあおられて倒れてしまったり隣の竿に絡まったりと超ど派でな迫力!
駐車場に戻り二泊目の宿がある横手市へと向かい、21時過ぎにチェックイン。
翌朝のランニングのためにずぶ濡れになったシューズを乾燥し眠りについた。
翌朝は4時に目が覚めた。特に疲労感はない。
つま先走りだったのでふくらはぎがかなり筋肉痛。
ゆっくりジョギングしながら横手の街を巡る。
東京と比較して空気が冷たく軽い。すこしモヤがかかっていた。内陸地にも北東の風が吹いて街を冷やしたのかな。
どこを走ろうとかなんて計画していない。道路標識に任せるまま、10kmくらい走ってホテルに戻ればいいんだよ。
「芭蕉の細道」なる朽ち果てた木の看板が目に入った。暫く川沿いに走ると大きな看板にコース図が。未舗装路も含まれるので却下。シューズを汚したくないしね。
再び観光名所の看板が。どうやら近くに横手城があるらしい。
こんもりとした丘が見えた。あの坂を上って城が・・・。走るか(笑)
ちょっとキツイ坂道を上って小さな小さな城郭が見えた。
早朝なので内覧は無理。
じっくりと眺めて城に別れを。
小さな池を巡って住宅地へ出た。
一軒あたりの敷地は100坪以上ある。田んぼも畑もまだまだたくさん!耕作放棄地もたくさんあったな。
道路の境界標。横手市とはなってない。経費削減?
ちょっと近代的な横手駅の駅舎。
平日の6時前だからか人はまばら。コンビニも見当たらなかった。
城の方向は太陽が眩しい。
150年前はどのような情景だったんだろうね。早期の降伏かガチで戦うか。
ホテルに戻ったら丁度10kmだった。
ホテルの朝食はバイキング!!
まだまだ食べれる(笑)。
8時半にはホテルを出発。行きはよいよい帰りは辛い(爆)。
横手まで昨日走ったので、帰路は600kmもない。といっても580kmもあるし。
ずんだ濃厚で重たい!!
止まらない(笑)。ソフトクリーム大好き。
何度も休憩しながら渋滞にも耐えて20時前に帰宅。
大会を振り返って。
往復1300kmという長距離ドライブの二泊三日だったが、マラソン大会に観光にと充実した3日間だった。
梅雨明けと同時に猛暑日が続いたので、暑さに対する準備不足というか、曇り空が続いたので無駄な走りすぎ・・・な体力消耗は否めない。
幸いなことに去年のようなスタート時で30度超える猛暑にはならず、この大会の風物詩的な救急車爆裂!もなかった。聞いたところだと今年は出動なしだったらしい。
もっとも、メロンを爆食いできるといって、ろくな練習もしない暑さに慣れないにわかランナーが去年で懲りたのかもしれない。今年は参加人数も少なかった。
去年よりも水シャワーの場所が多かったような気がする。
エイドにはメロンはないが、施設エイドでは冷たくて美味しいスイカが振る舞われていた。
スタートから保身に入り呼吸も比較的楽なペースで10kmを通過できたが、案の定、体内に蓄積された熱が放出されずに、17km地点からのペース落ちが激しくなってしまった。
ゴール前では完全に気力落ちしてしまい、3人のランナーに抜かれて追いかける気力も失せた。
90分切りはほど遠く、しかも一昨年のタイムも超えられなかった。
抜かされた3人は全て50台で年上ランナー。
抜かれなかったら年代別3位だったのに悔しい!!
所詮マラソン大会。ぶっ倒れてまでゴールするなんてする気もないしね。
とは言っても悔しいのは事実。苦しい鍛錬のご褒美という結果が出なかったね。
ハーフマラソンの部は65歳までエントリー可能なので、タイムよりも満足のできるゴールシーンを多く記憶に留めたい。
竿燈祭りと横手観光ランもできたので、今年のメロンは一層甘くて美味しくいただきました。
大会関係者の皆様、お世話になりました。また来年お会いしましょう!
爆食いメロン以外にもたくさんの特典があるよ!
寒風山はまだ行ったことがないので、来年の早朝ランニングついでに走ってみたいな。
送迎バスもあるけど帰りは1本しかないので、のうのうと会場で飲んだり食ったりしてると乗り遅れます(笑)。
来年の大会開催日は、東京オリンピック真っ盛りの8月1日と発表された。
天気の子の力を貸してもらう必要もない爆晴れ間違いないでしょう。
30度を超える中、激しい運動には適す筈もない。
にもかかわらず、ハーフマラソンの距離に挑む参加者は減ることはない。
酷暑、猛暑、爆暑⁈
そして、戦後75年という節目に開かれる平和のスポーツ祭典。
どのようなメッセージを世界に発信するのか。
大会の運営が滞りなく終わることを願いたい。