第30回日本海メロンマラソン

例年よりも梅雨明けが遅くなったが真夏の暑さがやってきた。
小布施見にマラソンでは爆食いをすることもなくツアーを終えて、早朝からの練習は20km走を週4ペースで走り、ベストに近い体重まで減量させた。
真夏のマラソン大会=メロンマラソン。3回目の参加は30回という記念大会となった。
大会のパンフレットを読むと、「北緯40度元気村日本海メロンマラソン」というキャッチコピーで始まり、真夏の炎天下で果たしてランナーが集まるか不安だったが1,000人を超える参加者があった。
20回大会で2,000人を目標にしていたが、30回大会では4,000人を超えるランナーを集めたのは美味しいメロンの魔力だな。
ハーフマラソン男子の参加者は851名。
去年は走り過ぎにより風邪気味になり咳が止まらず、万全な状態でのスタートとはならなかった。
今年は100kmウルトラマラソンを2レース完走しても故障なし。蒸し暑い多摩川のコースをひたすら走りこんだ。
目標タイムは1時間30分切りとした。

いつもは応援に回っていたマネージャーも10kmの部にエントリー。10kmでもメロンがもらえるんだよ!
ゴール後は冷たく美味しい若美メロンを爆食いし、宮沢海水浴場で遊んで、二日目は男鹿半島のサイクリングを楽しむことにしたよ。



右側は私が乗るモールトンAM-20。車体が軽く分解と組み立てが楽だ。
マネージャーは左側のTSRに跨る。車体はAM-20より重いが、頑丈なキャリアで積載能力抜群。メロン2箱積んでも大丈夫!ガンバレ!


少し早めに東京駅に到着。指定席だから早く着かなくても良いんだけど、電車を待ってるわくわく感が楽しいんだよね。
去年貰った大会Tシャツ。早く入線しないかな。



何本かの新幹線を見送り、ようやく「はやぶさ」が入線して「こまち」に乗車。


朝食はいつもの半分程度に。


お決まりのスジャータアイスは1人1個づつ。
早くガチランを卒業して、思いっきり好きなだけ食べたいぜ。


こまちからの車窓を堪能し秋田駅に到着。天気は晴れて暑い!
今年も男鹿線の鬼達を拝めたよ。


出発するまで時間があるから、駅弁を買って車内で食べた。外で食べると蒸し暑くて食欲が失せる。
ボックスシートではなかったから、乗客の目線が痛かったな。



会場への最寄駅となる船越で下車。最寄駅と言っても会場まで約8kmはある。送迎バスの本数も少なく、渋滞もあるから自転車が一番便利だよね。
下車から会場到着までのタイム計測のため、急いで組み立てて出発してみた。
組み立てには10分も掛からなかったよ。二人でやると早いね。




約35分で会場に到着し参加賞の若美メロンとあきたこまちをゲット!!約8kmのフラットな道だけど、最後に急な上り坂があった。重たい自転車と重たい荷物でも頑張れましたね!
下車から1時間も掛からずに会場に到着したから、明日はスタートまでたっぷり時間があるね。



メロンは重たいから宅急便で送ったよ(笑)


重たいメロンを積まれなくって良かったね♪
帰りはゆっくり走ろうね〜。


途中のコンビニで休憩。さすがに疲れちゃったかな?


勝負靴はターサーよりも軽いソーティマジック!


調整池から真夏の日本海を望む。
明日は宮沢快水浴場で海ざぶーんしようね!


秋田駅に到着し、夕飯は「美秋真」にて。去年はランチタイムにマグロ丼定食を食べた。


馬肉100%ハンバーグでパワー注入!


馬肉ベーコンで更にパワーアップ!
本当はもっと食べたかったけど、明日は旅館で贅沢な食事が待っているから我慢だな。体重を増やしたくない。



新政がとてつもなく美味しいという評判だったが、日本酒を呑める強さはない(笑)


3日から始まる竿燈祭り。今年は大会と被らなかったよ。


満腹感60%だったが酒の力もあって熟睡できた。
スタートが8時10分なので、4時起床し秋田駅始発の男鹿線に乗った。
彼女が走る10kmの部は8時30分がスタートだ。

渋滞を横目に時間どおり会場へと到着。既に滝汗な状態(笑)
去年と同様に薄い雲は広がっているが、確実に去年よりは暑くなる。


毎度おなじみのゼッケンも付けてね。
背中は汗でぐっしょり。


10kmの部にはタヌキさんも!!猛暑でも仮装!ぶら下がっている白いのはタマタマだ。
無事に完走したぞ!


真夏のガチラン!!行って来るぜ!!なポーズだ。


砂場の周回グラウンドでアップしたら脚が軽すぎて驚いたよ。これはもう去年の比ではない。90分切りは確実だぜ。
スタート位置で軽くジャンプ。周りは早そうなランナーがたくさん。
女性ランナーは二人しか見えない超ガチなスタート位置。薄曇りからは暑い太陽が顔を出し、気温は25度を超えているかな。
号砲が鳴ってマネージャーとハイタッチ!ついにスタート!!必ず彼女よりも先にゴールしてやる!
直後の緩い下り坂でペースを上げ、1kmラップは4分7秒!
呼吸も楽で暑さは全く感じなかった5km通過タイムは20分42秒!
2回も走っているのでコースの状況は把握している。中間地点の海まで全力で走ってやる!!
照りつける真夏の太陽に負けじと、幾度も現れるアップダウンにもペースを落とさずに、待ちに待った潮の香りが鼻をつく。
10kmラップはなんと41分37秒!!
懸命に抜かされたランナー達の背中を追いかける。


給水所では必ずコップを二つ持ち、頭と顔にぶっ掛けて冷却!
手に持ったストローで二口吸い上げて、胃の中が重くならないようにしたよ。
ソーティマジックの爪が熱せられたアスファルトを確実に掴み、前へ前へと脚を運ぶ。
折り返し地点からは上り基調。日陰はほんの僅かしかない。たまに太陽が雲に隠れるが、あっと言う間に路面には真っ黒い影が作られる。
15kmラップは1時間3分16秒。
確実にペースが10秒も落ちている。シャワーを浴びても体温が下がらない!
しかし、前走者に追いつき追い抜くとペースが上がり、90分切りが確実に見えてきた。
序盤で抜かれたか細い女性ランナーの背中が見えてきた。しかし、18kmが1時間20分42秒だったので、最後にやってくる急坂はジョグで走ると決めたよ(笑)
後で知ったが、この女性ランナーは市民ランナーの中でもずば抜けて早いタイムの持ち主だった。そんな人と一緒に走れるだけでも幸せだぜ。
急坂で2人に抜かれたが、ぶっ倒れてまで記録や順位に固執したくない。人に迷惑を掛けないのが一番だ。
いよいよグランドに入り、それほど辛くなく余力を持った感じでゴールしたよ!

走行記録
https://go-wellness.epson.com/neo-run/user/view/shareWorkout.html?shareId=137061021407551100000000000



タイムはなんと27分台だった!
順位も去年の121位より大幅にアップしたぜ!去年よりクソ暑いのに!!
強くなったもーんだ!

シャワー場へと向かったらなんとマネージャーがいたよ!
1時間2分でゴールしたって。殆ど練習していないのに信じられない(笑)
前走者を抜く快感に酔っていたらしい(爆)
元々、10kmのベストが46分だからな。


身体が沸騰しそうだったので、全身シャワーを浴びてクールダウン。
そして待ちに待ったメロンの爆食い!!



冷たく熟したメロンが身体の内部から冷やし、大量の汗とともに失った糖分を補給してくれる。
ゴール後は水やスポーツドリンクを渡されるが、水よりメロン!!


メロンに飽きたら男鹿のB級グルメを味わいましょ!


食後のデザートにはババヘラアイス。
婆によって作り方が違うんだって。


もう一度シャワーを浴びて着替えて、モールトンに跨り海へ出発!
あっと言う間に到着し、快水浴場100選の海へざぶーん!


遠浅で水深は1.5mほどかな。一番深い場所でも自分の足の指がはっきりと見える透明度に感動。
太陽の光が足先で輝いている。


海ざぶん!した後は、男鹿半島北側にある男鹿温泉へとモールトンを走らせる。
距離は30kmくらいかな。多少のアップダウンがあったけど、疲れた後に素晴らしい風景を見ると感動は倍増されるね。
杜の中には小さな碧の棚田。右手には夕日で輝く日本海。最高のサイクリングだね!


いくつもの坂道を越えてようやく宿に到着。これには笑えた!


このお菓子はとっても美味しかったよ。お勧めです。


大浴場で汗を流し、夕食はちょっと贅沢に。


大迫力な名物の石焼鯛汁!手際よく作ってもらいました。


食後は「五風なまはげ太鼓ライブ」を観たよ。マネージャーも太鼓を叩いていたんだって!
会場は日曜の夜というのに満席。一番前で観たけど、とっても迫力があり素晴らしい演奏だった。


旅館から眺める男鹿半島の朝。今日も暑くなりそうだぜ。


朝食もたっぷりな。羽立駅まで約20kmのアップダウン。頑張って走りましょうね♪


なまはげ達に別れを告げて。


男鹿観光ホテルを後にした。


さらば、なまはげ


なまはげロードを走る。と、なまはげ大橋。男鹿半島なまはげだらけ(笑)


全身滝汗状態だけど、ペダルを休めれば素晴らしい風景とご対面。来て走って良かったでしょ?


あっと言う間に男鹿線の羽立駅に到着。アップダウンもそれほど苦にならなかったようだね。海沿いを来年は走ろうか?
駅舎は綺麗だけど無人駅。窓が全開で涼しい風は入ってくるが、、、暑い。
輪行袋はマネージャーの手作り♪


やっと汽車が到着し、涼しい車内で寝れる!って、窓が全開じゃん。歪んだ顔に手で風を送っていたら、空調が故障してるんだよ〜って乗客のおばちゃんが話してくれたよ(笑)
まぁ、これもありかな。


ぐったりな状態で秋田駅に到着。
ランチは比内地鶏の親子丼と冷麺と稲庭うどん



スウィーツは少し控えめにな。


こまちが入線。少しまた日焼けしたかな。さらばこまち、さらばメロン!また来年!


大会を振り返って。
日々の厳しい練習の成果により、年齢を増すごとに自分が早くなっていると実感させてくれる大会になった。
去年は気温が低く走りやすい状態であったが、タイムは一昨年と変わらず順位は大きく後退した。
体調不良が招いた結果だ。万全な状態でスタートラインに立つことが如何に難しいことか痛感したよ。
その教訓があり、無理な追い込み練習を極力避け、いくつものエントリーした大会を無難に走れたよ。
特にウルトラ100kmマラソンにおいては、タイム云々よりも完走することを目的という、本来の楽しむスタイルに戻したのが功を奏したのかもしれない。楽しんでこそマラソン大会だからな。他人と競い合うことも大切だけど、身体にも限界があるでしょう。

本大会においても、絶えずサイレンの音が鳴り響いていた。
安いエントリー費で美味しいメロンの食べ放題ができ、参加賞も美味しいメロンが2玉もらえれば気軽にエントリーするでしょう。
全て自己責任。周りに迷惑を掛けないよう、真夏の大会だということを肝に銘じて、安易にエントリーして欲しくない。
出走前の給水がないとか、給水所が少ないとか文句を言う前に、真夏でも走り切れる身体を作ってからスタートラインに立つことが大切です。

Tシャツもメダルもタオルもないけど、ゴールした後には美味しいメロンがある素晴らしい大会。
走って良し!食べて良し!!泳いで最高!!!
30回という節目の記念すべき大会に走らせていただき感謝しています。
今後とも、この素晴らしい大会が続くことを願っております。

明日の早朝、北海道へ飛ぶ。
ケツを酷く打撲したが、長い間休息したので痛みは和らいだよ。
真夏の北海道マラソン、自己ベスト更新なるか?!
天気は微妙だけどな(笑)