第30回北海道マラソン



ラソンランナーとして憧れていた「北海道マラソン
走った経験のあるランニング仲間からはとっても素晴らしい大会だと聞いた。とっても暑い大会だとも(笑)
毎年、8月の終わりに開かれる真夏のマラソン大会。
北の大地の札幌。夏でも昼間は暑いんだって!
学生時代に自転車旅行をした経験あるが、東京以上に暑かった記憶が。
一週間前の天気予報では曇り雨20度の予報だったのに、晴れ!最高気温は27度だ!という変わりように絶句。
5月の黒部マラソンでは、最高気温が25度だったから対して変わらないだろうと鼻を鳴らしていたよ。
その時のタイムは3時間10分。当然、そのタイムを上回る練習をしたし自身もあった。ケツを打撲していなければ。

大会の一週間前、登山仲間と山梨県と長野県境にある金峰山に登ったのだが、その前夜、1.5m近い落差のあるテント場から転落して、右側の尻を思いっきり強打し打撲してしまった。なんとか登山は無事にできたが、右脚に荷重を掛けると激痛が走り寝返りもできない状態が続いた。もちろん、走るなんて無理。休足も兼ねて大会まで練習しなかった。その反動で体重が一気に増加。そして最高気温27度と予報が出た、真っ青な空の北の大地に降り立ったよ。


蒸し暑い都会を飛び立って、気温は低いが強い陽射しが照りつける札幌。
一気に鼻毛が無くなったかと感じられるような、澄んだ空気の通り具合に感動!



ホテルへ荷物を預けて札幌の観光へ〜。


コースマップを見ると、今歩いている公園前の大通りを通る。フラットで道幅は広く走りやすそうだ。


大通り公園に到着。10時を少し回ったという時間なのに暑い。暑すぎる。
こんな状態でフルマラソンを走り切れるのか。
事前受付をして釣具屋さんまで歩く。


尻の打撲は完治したよ!


魚介ベースで有名な「まるたかラーメン」


マネージャーはカツオの塩味をチョイス(笑)


あっさりしていてとっても美味しかった!
釣具屋さんに到着。
最終日に時間があるので、レンタカーで支笏湖へ行きルアー釣りをしようと思ってな。
竿とラインとルアー2種類買ったよ。


暑くて疲れたから地下鉄に乗って、大通り公園で途中下車。
スタート時のカウントダウンに電波塔が使われる。


暑いんだって!キーンとくる夕張メロンのシェイク。


買ったルアーを眺めながら。
明日のマラソンはいいから、明後日の釣りに期待しよう!80cm超えのサクラマスが俺を待っている!!


時計台に到着。
真夏の青空とのコントラストが素敵。
日向は刺すような暑さだけど、日陰は風が冷たく半袖と半ズボンでは寒いくらい。


内部は展示室となっていて教会もあったよ。
機械式の時計台。未だに現役なのは、さすが技術大国の日本だね。


夜飯は当然な羊の肉で体力増強!
でも、暑いからビール飲んでマネージャーに愚痴をこぼす。
もう、自己ベスト更新は狙わない!狙えない!!観光だ、釣りだ!!ってな(笑)
ススキノにジンギスカン店は数あるが、18時頃に来て45分位は待ったかな。マラソン大会効果もあって、かなりの行列だったよ。限定30食の特上ロースは当然ながら売り切れたよ。

さすが本場。肉は新鮮極まりない。臭みもなく、とっても柔らかくて噛めば噛むほどジューシーな羊肉だったよ。

お腹も満腹になり、羊を数えることなく爆睡。翌朝も目覚めはとても良かった。麦酒と羊の相性は抜群だな。



天気予報どおりの快晴!



北風が少し吹いていて、日陰は肌寒い札幌の朝。
地上は暑いだろうから地下通路で柔軟体操して、スタート40分前に地上に出て軽くアップ。
それほど暑さは感じなかった。日陰は本当に心地よい。日陰を探して走ろう!



いつものゼッケン。1万人以上走るマンモス大会。たくさんの人の目に留まって欲しいな。



徐々に上昇する外気温。スタートを待っている間でも呼吸が落ち着かない。暑いな。
マネージャーにハイタッチして、ついに時計台のカウントダウンが始まった。
もういいや。割り切って走ると決めたよ。
ハーフだけ頑張ろう!(笑)


号砲が鳴りスタート!!


マンモス大会なので、自分のペースで走れるまで時間が掛かった。
だだっ広い大通りを気持ち良く走り抜け、宿泊していたホテル前を通り過ぎたら豊平川の橋を渡る。
呼吸が楽に感じるペースで走り、5kmは21分53秒。スタート時のロスがあるので、実際は21分前後といった感じかな。既に顎が上がっちゃってる。


徐々に下り基調になりペースもアップ。ラップタイムは、ハーフマラソンの時よりも早かった。
幅の広い道路に大勢のランナーが埋め尽くす。日陰も多く、直射日光が当たらないようにコースを選んで走った。


給水所はとんでもなく長い!1度の給水だけでなく、またすぐに給水所が現れる。少し飲んでは身体中にぶっ掛けて走ったよ。
豊平川を再び渡り、カウントダウンをやってくれた電波塔を左手に眺めたら長いトンネルに入る。
日陰最高!って叫んだのも束の間。風が全くなく息苦しい!かなりペースダウンして地上に出たら直射日光の洗礼に。
札幌駅北口の大通りではマネージャーのキャンキャン声援が聞こえたよ!なんか叫んでる!!
暑さに負けるな!って叫んでいたらしい。
10kmラップは42分51秒。トンネルでかなりペースダウンしていた。
キャンキャン声援を聞いて挽回したかったが、思うようにペースが上がらず。羊パワーは何処へ行った??
10kmのエイドから次のエイドまで5kmあると頭に入れてあったが、5kmがとても長く感じてしまった。

キャンキャン声援も虚しく目はうつろ状態。


ようやく給水所に辿り着いた時には、水が欲しくてたまらないほど喉が渇いていた。
15kmラップは1時間3分55秒。
水を飲み過ぎてしまったのか、脚も上がらず気力も失せる。陽射しは強く風は僅かに感じるほど。暑すぎる!!
ペースはみるみる落ちて、20kmラップは1時間25分32秒。


この暑い中、ハーフを約90分で走れたから良しとしよう!!
折り返すランナーとすれ違いエールを送る。
日陰も全くない。人家もない広大な道路が真っ直ぐに続いている。応援よりも水をくれ!!
折り返し地点が異様に長く感じたよ。
26kmで折り返し、今度は真正面から直射日光を浴びる。水をくれ〜〜。


30km地点のエイドで休憩!
ラップタイムは2時間13分。もういいや(笑)
紙コップに入った冷たい水を6杯位がぶ飲みし、スイカを二切れ、バナナを一つ頬張って腹を膨らませたよ(爆)
しまだ大井川マラソンのように大エイドステーションだったら、腹一杯に食べてリタイヤだったかもね(笑)
それだけ走る気力が失せていた。
必ず記念メダルをゲットしたかったので5分近く休憩し、他のランナーの邪魔にならないようにスロージョグ。


タヌキのように膨れ上がった水っ腹を抱えてしまい、当然だが横っ腹に激痛が(汗)



後方から大勢のランナーに抜かれたが、北海道大学の構内へ入り、白樺の美しい並木道が木陰を路面に映してくれる。


ペースも徐々に回復し、抜かれたランナーを再び抜き返すともうゴール地点が見えたよ!



やっとゴール!(笑)


暑さで疲労が蓄積されたのか、かなりの筋肉痛で立っているのがやっと。



もう走りたくない!っていう顔かな(笑)
氷が入ったビニール袋を三つもらい冷却!



体中が汗と水でずぶ濡れ状態だったので、すぐに地下鉄に乗ってホテルでシャワーを浴びた。

お昼ご飯は昨日から気になっていたラーメン屋さんへ。
「狼スープ」という変わった名前。
とても濃厚な味噌ラーメン。さすが札幌。



オヤツは不甲斐ない成績だったので控えめに。


夕飯はランニング仲間さんから教えて貰ったスープカレーのお店へ行ったが、19時を少し回った時間だというのにオーダーストップ(涙)
さすが人気店。住宅街にぽつんとあるお店なのにね。食べたかった!
仕方ないのでススキノへ向かい「GARAKU」に。
幸運なことに僕らでオーダーストップだったよ。
東京・八王子でも食べれるけど、やっぱり本場は美味しいね!


帰りは地下鉄で。一駅なんだけどね。
札幌の人は健脚なのかな。エスカレーターやエレベーターが少ない。東京にも普及して欲しいよね。


翌日はレンタカーを借りて支笏湖までドライブ。
ソフトクリームもすぐに溶け出す暑さだったよ。


大自然雄大な景色を眺めながら・・・


釣れてくれ!っと念じて(笑)
久しぶりのベイトリールは、ルアーを放った瞬間にバッククラッシュしたよ(爆)


何度かバッククラッシュしたけど徐々に慣れた。
豪快にルアーを投げる!


場所を変えて再び豪快に投げる!
今度はルアーが根掛かり(笑)
もったいないので、腰近くまで水に浸かりルアーを救出。
下半身がずぶ濡れww
腰から下は見せられません(笑)


実に際どい格好に(爆)
逞しい脚だな。
足の甲がチクチクすると思って見たら、ハゼに似た小魚が群れて皮膚を噛んでいたよww
走り過ぎて角質だらけだったのかな。


釣れたサクラマスはすぐに天ぷらに。


嘘でーす!!


感想は・・・・。鮭の天ぷらの方が美味しかったな(爆)
口直しに夕張メロンのソフト!


アキアカネ
短い秋はすぐそこに。


小樽バーガー。
高かったけど、サクラマスの天丼よりはマシかと。


素敵なカフェでオヤツタイム。


不甲斐ないタイムだったので、控えめに二人でシェアしたよ。



少年じゃないけどね。
大志はまだあるんだよ。



あの鐘を鳴らすのはいつの日か。


暑いので資料館へ避難。
雪まつりの展示があったよ。




北の大地を掴む!
何回もやったから、頭がくらくらしたよ。


素敵な教会だった。



何故か二人とも腕を上げる角度が一緒(笑)






装甲車?が普通に走ってるのも北の大地の特色か。凄い迫力だった。


夜食は空港にて。東京にも出店されているのだろうけど、美しい北の大地の風景を見た後の味は格別だよね。


台風が接近しているとのことだったが、無事に羽田空港に着陸。


大会を振り返って。
自己ベストの3時間5分を更新させるつもりで練習し挑んだが、予想を遥かに超える暑い陽射しでやる気をなくしてしまった。序盤の10kmで力尽きた感じだったな。
北海道マラソンは記録よりも観光だ!!って開き直りたいが、同業者の10歳年上の大先輩に40秒差で負けてしまいました(笑)
あの御歳で真夏の北海道マラソン、3時間30分切りのために猛練習したことでしょう。お見事です!
どんな気象条件であっても42.195km走るマラソンは、強靭な筋力よりも気力だと思い知らされた。
チャンスがあればまた来年リベンジしたいな。