理由と言い訳と素直なこころ

電車が遅れて遅刻しました。
コレは、遅刻した本人にとっては「理由」かもしれないが、私としては単なる「言い訳」だ。
道路が渋滞していたので、現場到着が遅れました。コレも然り。

人身事故以外で電車が遅延する事を想定して、15分早く会社に着くのが常識だ。
道路が渋滞するのを想定して、30分早く現場に到着するように心掛けるべきだ。

顧客や上に立つものは、「理由」を聞きたいのではなく、「誠意」を聞きたいのだ。
「○○だから出来ません」ではなく、「頑張って努力します」の方がよっぽどマシだ。

前にお世話になった事務所の先生から、以上のようなお叱りを受けたので、今は教訓として守っております。




人間だから、過ちは犯す事もあろう。
素直に自分の過ちを認め、言い訳など一切せずに対応すべきだ。

自分の名で職印を押印するという事が、どの様な意味合いを持つのか。

土地家屋調査士は、他人から依頼を受けて登記申請のお手伝いをする事だけが業務ではない。
将来、境界紛争が起きないような、正確な図面を作成しなければならない。
そのためには、土地家屋調査士自らが現場を把握しなければ、「過ち」は何度でも起こりうる。

飲酒運転と同じで、発覚しなければ良いだろう、とか、事故を起こさなければ良いだろう、とか、そんな感覚で業務を行ってはならない。

私の補助者は、土地家屋調査士の試験に合格しているので、登録さえすれば立派な土地家屋調査士だ。
去年までは、「しかし所長〜」とか「お言葉ですが所長〜」とか言い訳だらけにしか聞こえなかったが、最近は「頑張ります所長!」って言ってくれた事もあったな。少しは素直になったのかな?

自分の名前で職印を押印する、という事が如何に重要なのか、私が相手方に言い放った言葉を肝に銘じて、認定土地家屋調査士になるべく一生懸命勉強してもらいたい。