今年も美味しい秋の味覚、ラ・フランスを食べに走ってきました。
温暖化の影響なのか、富士山の冠雪は3週間も遅く、10月下旬になっても夏日が復活し、秋らしい空は中々拝めない天候が続いた。
町をあげての大収穫祭、ラ・フランス ハーフマラソンというビッグイベントには、ラ・フランスだけでなく、リンゴ、ブドウ等、秋を代表する果物が勢ぞろい。
果物だけでないアレもエイドに登場するという、とんでもなく珍しく大赤字覚悟のイベント。
去年はラン友さんとの楽しいガチランだったので、全てのエイドは素通りしてゴール。
ラ・フランスはゴール後にたくさん食べたけど、アレは食わずに今年の楽しみとしていた。
マラソン大会は競技性もあり、人に優劣を競わせてしまうスポーツだけれども、たまにはゆっくりと時間にとらわれずに景色を見ながら食べながらゴールへと向かいたい。
連休なので、大会後は去年と同様に安達太良山へ登ることにした。
若くして従妹が天国へ旅立って1年。ちーたん、今年も君との少ない思い出を道連れにして、都会では見れない本当の空を見に行ったよ。
出発前にいつもの早朝30km走。ついに朝ランのベストタイムが出た。
今週は4回も30km走やったよ。
体重も体脂肪もそこそこ落ちた。
少し仮眠して車を北へと走らせる。
大渋滞の真っ赤な表示が目に飛び込んでうんざり。
途中下車して一般道で迂回しながら北へ向かう。
サラダにスープにカレーにデザート食べ放題で1100円とは!30km走ったから食が進む。
「天童」というとまっさきに「よしみ」と続ける人が多いかな。
八代亜紀のように地名からではなかった。
僕もマラソンも将棋もやらなかったら「よしみ」で終わっていたと思うな。
ラ・フランスという果物も、同時期に旬を迎えるリンゴの陰に隠れて食わずじまいだったろうに。
日本国全ての自治体にマラソン大会があるわけはないが、マラソンというのは、小さな町を訪れ、その町の風土を味わう素敵な趣味だなとつくづく実感する。
左手には那須連山、明後日登る安達太良山も真っ青な空に映えていた。
大町アルプスマラソン後には天候が悪くなり登れなかったので、天気予報どおりに晴れて欲しいと願ったよ。
去年行った蔵王温泉が素晴らしかったので今年も入りに行ったよ。
内湯と露天があって、露天は星空を見ながらぬるめのお湯に10分ほど浸かって、静水圧作用と浮力作用の両取り効果を狙う。
長時間の運転は足の血流が滞ってしまうし。
内湯は熱めの湯。短く浸かってマッサージ。熱い湯に長く浸かると、交感神経が刺激され睡眠の質が下がり熟睡できなくなってしまう。
強酸性の特徴のある湯で疲れも取れたよ。
夜ご飯は昼に食べ過ぎたので質素にした。
明日はたくさん食べるしね!
翌朝は4時に起きて朝ラン!
さくらんぼ東根駅。ロータリーの周囲をサクランボの樹が囲んでいる。
手袋もなく半袖短パンで激寒だったけど、東京では中々見れない満点の星空の下で気持ち良く走れた。
腹も程よく減って朝食はバイキング!
食べ放題づくしだなぁ(笑)。
とてもハーフマラソン大会前の朝食とは思えない。
パンは追加で3皿、ヨーグルトにコーンフレークをたっぷり入れた。
もちろん山形名産の玉こんにゃくも!
駐車場が混みそうだったので7時前に出発。
意外に空いていて少し仮眠してから会場へ向かう。
空はどんより曇ってる。晴れの予報じゃなかった!?
去年のような冷たい北風はないにしろ、盆地特有でめちゃくちゃ寒い!!
去年は雲一つない晴天だったのに。
完走予想タイム2時間で申告したけどBゼッケだったよ。
頑張ります♪
曇りだけど去年よりは風もなく寒くないかな。
放送で8度とか言ってたし。
スタートの号砲が鳴って動き出す。
走り始めて2kmでラ・フランスの入ったカップがずらーっとテーブルに並んでたよ。
さすがに2kmじゃ早すぎるので通過(笑)。
制限時間は3時間だけど、あまりに遅いとアレが売り切れで食べれなくなる。
奥様のケツを叩いて、上り基調の序盤5kmは少しペースを早くさせた。
ゲストランナーの中村優さんとツーショット。
「ちょっと本気でフルーツラン!」というこの大会のキャッチフレーズ。
正に本気で並んだ秋のフルーツの数々には驚きを隠せない。
ハーフなのに??
ブドウは3種類。もちろんシャインマスカットも!
全てのエイドステーションにはラ・フランスが!!
給水なんてもったいない!給ラ・フランス!!
給ブドウに給リンゴに給カキ~!
熟した柿も美味しかった!これはマラソン大会かっ?!
柿もラ・フランスも完熟!食べごろで喉越しがとても良かった。
リンゴ畑がたくさん目に入った。ラ・フランス畑を探したけど見当たらなかったよ。
「まだあげ初めし前髪の林檎のもとにみえしとき・・・」
薄紅の秋の実を背にして、みんな楽しそうに走ってました。
低い雲が広がっているけれど、遠くに目を向ければ月山も朝日岳連邦も見れたよ。
いくつかのアップダウンを走って、ついに念願のアレが待ち構えてる18kmエイドステーションに到着!1時間42分。
去年は爆走していたので何があったのか全く分からず、後で大会ホームページで知ったカニエイド。
なんでも赤身と白身の2種類あるとのこと。
カニだけでなくさつま揚げもー!なぜ??
食べ過ぎて苦しくて!
沿道からは頑張れー!って声援もらったけど、食べ過ぎて苦しいのでごめんなさい(笑)。
最後のラ・フランスエイドでも食べまくる。
ちょっと本気でフルーツ爆食いランの〆は、この大会名物の熱々な芋煮!!
具だくさんで熱々でめちゃくちゃ美味しかったよ!
一応、マラソン大会なので完走証。
カニエイド通過したら2時間は余裕で切ってたけど。
参加賞も豪華!
タオルはとても肌触りが良くお気に入り♪
高級旅館が立ち並ぶ天童温泉へは500円で入れたよ。
道の駅へ行って美味しいジェラートも♪
たくさん種類があって迷ってしまう。
むらさき芋よりもラ・フランスの味が勝っていた。
追加で!
パンフレット載っていたお店で甘いお菓子を。
おまけにチョコももらいました。有難うございます。
明日の天気は良さそうなので、高速に乗って安達太良山の麓のキャンプ場へ。
日が落ちるのが早く、再び真っ暗な中でテント張り。
今日の夕飯はまた鶏鍋♪
豚骨鶏ガラの濃厚味噌味!〆はラーメン。
市営で無料なので、テントはざっと50張りほど。
トイレには紙がないけど水洗の洋式。
近くに安いスーパー銭湯もある。
犬もいなくてとても静かな夜を過ごせました。
お陰様で爆睡して自然に目が覚めた。
本格的なキャンパーが多く、ベッドも石油ストーブもあったのには驚いた。
朝食は焼きサンドと洋菓子店で買ったラ・フランスのアーモンドバターカステラ。
ラ・フランスの香りがとても良く美味しかったよ!
テントを畳んで安達太良山へ。
次第に薄い雲が取れて青空が見えてきた。
本当の空は見えるかな。
徐々に晴れ間が広がり、真っ青なお空がお出迎え♪
去年と同じルートだけど、今年は奥様と二人でキャンキャンと笑って楽しく登れたよ。
乳首岩もクッキリと。
今年も鐘を鳴らしたよ。
森林限界が低く見晴らしは最高!
祭日でロープウェイも営業していたので登山者は多かった。
熱いコーヒーと甘いパン!
ラ・フランスは完熟してないから硬かった(笑)。
去年のように御鉢からのガスの匂いはなかった。
お腹も満たされてゆっくりと下山。
乳首岩、また来年?
去年と同じくくろがね山荘の湯に浸かることにした。
硫黄の匂いに包まれて温泉の醍醐味を味わったよ。
今年は旧道ではなく、荷物の運搬に使われる新道と渓流の道へ。
何本もの瀑布に見とれてようやく下山。
そしてまた温泉。
源泉からは離れているけど、ここの露天風呂からの風景は素晴らしい。
2泊3日の旅行を振り返って。
今年最後になる2泊3日の旅行は好天にも恵まれて、秋の豊潤にと温泉にとマラソンにと充実した3日間だった。
秋は寂しいという季節ではなく、厳しい冬と夏を乗り越えて実った恵みを授かることができる幸せな季節として、古の時代から祝い事も多く行われている。
短い秋の収穫祭も終わり、この地にも再び厳しい冬がやってくるんだなぁ。
大会関係者のみなさん、沿道で応援していただいた方々、そして、とても美味しい食べ物をたくさん用意して頂いた農家の方々、網走市の方々に感謝致します。