猛烈な台風が関東地方を襲い、東日本に甚大な被害をもたらした。
河川は氾濫し多くのマラソン大会が中止になったが、長野県西部ということもあり被害は少なく、大町市で開かれた小さなマラソン大会に参加しました。
いつものように3日間は炭水化物オフの少食な食事制限。
金曜日から徐々に炭水化物攻めに。
おやつは甘いあんこ。
夕飯は栗ご飯と大学芋をたくさん食べました。
朝も軽くカッパ着て5kmほどジョギング。
朝食は少し多めに食べて6時過ぎには出発した。
秋本番となり、真っ青な空と黄葉とのコントラストが美しいはずが、天気予報が大外れして出発日は曇雨。
中央高速が土砂災害により通行止めなので、大月まで下道の国道20号で行く予定だったが、大垂水峠も崖崩れで通行止めとなってしまった。
仕方なく関越ー長野自動車道で行くことにしたが、高速に乗ったとたんの電光掲示板には碓氷軽井沢から小諸まで通行止の表示が(笑)。
20号は大渋滞する予感があったので、少し遠回りな関越経由で出発したのに!
軽井沢で高速を降りて下道で大町を目指した。
かなり遠回りになってしまったが、途中の雷電くるみの里道の駅では360円の巨大なソフトクリームが食べれたよ!
天下無敵の雷電様ぁ!我に力を下され!!
触ると無敵な身体になるって。
ソフトクリームは大盛りで360円のくるみソフト。通常の倍のサイズ。
サービスエリアで買わなくて良かったよ。サービスエリアは場所代があるから高くて小さいよね。他にも巨峰もあり。
コーンカップの底にコーンフレークもサービス。
濃厚で本当に美味しかった!
こちらは雷電焼き。小さく見えるけど手のひらサイズ。
ごろっと甘い小豆とくるみが入って美味しかった!
顔出しパネルもたくさんあった。けど、みんな子供用なのか、顔をはめる穴がかなり小さい(笑)。
雷電の腹を触った効果か!晴れてきたよ!
上田市の手前では、大氾濫した千曲川越えは橋が崩落してしまい通行不可能!
迂回して少し渋滞にはまったが、昼過ぎには大町市に入っておしゃれなうどん屋さんでランチ。
豚キムチうどん。小麦粉の密度高し!
ゆっくりと咀嚼して炭水化物を味わった。めちゃくちゃお腹が膨れたよ。
雨は小降りだったので、釣具屋さんで糸を買おうと湖へ向かうと、いきなり遠くのほうで稲妻が光ったと同時に地響きの轟音が!こりゃー釣りどころではない(笑)。
小さな台風も北東方向へ進んでいた。
会場へ向かい受付終了。人数が少ないので閑散としていた。
大町の女王!来年のオリンピックは期待しています。
少し早めに入宿。
女将さんの素敵なプレゼントは、栗おこわのまぜご飯おにぎり。とても美味しかったです。
こじんまりとした鄙びた宿。シーズンオフなのか宿泊客は少なく、とても静かなひと時を過ごせました。
今年は100%ガチランナースタイルで。
シューズは去年と同じグリーンの初代ターサー。
夜食は雷電くるみの里道の駅で買ったくるみのおはぎと金のハンバーグ。
金のハンバーグはさすがに肉肉として美味しかった。
くるみおはぎはもちもち感とほんのりとしたくるみの香りがしたよ。
残暑が厳しい9月末の榛名湖マラソンから3週間後。
10月に入っても真夏日が続いた。
台風によって空気がかき混ぜられ、大会当日の朝は最低気温も10度近くにもなった。
標高も600mと高く、日本の屋根がくっきりと見渡せるこの街。
万葉集においては、春と秋どちらの季節が良いか論じた長歌も。
「秋山そ我は」と詠んだ額田王。どちらかというと春よりは秋が好きだな。
食欲の秋でもあるし!
一所懸命に耕した田や畑の豊穣に喜ぶ季節。
一月もすれば厳しい冬の寒さに晒される。人も動物も。
公認大会公認コースだけど、公認していない熊も走るらしい。
今年も会場では熊避けの小さな鈴が配られていた。
厳しい冬を乗り切るために、たわわに実った秋の果物をたくさん食べて冬に備える。
スポーツの秋にふさわしい天気は去年のこと。
今年は10月になっても秋らしい空は続かなかった。
榛名湖マラソン後は爆食いにより熊並みに肥えてしまった。
そこから再びアスリートの体系へもっていくのがとても辛い。
ただし、大会後は美味しいものをたくさん食べれるから差し引き0かな(笑)。
榛名湖の翌日から練習再開。
いつものように尾根幹線の坂道の30km走を3回行い、大会後の週は140km以上も走りこんだ。
翌週からは距離を短くしながら疲労回復に努めた。
徐々に走る距離を短くし疲労回復に努め、大会1週間前からは減量と同時に行ったスピード練習が辛かった。
去年は松本城観光とご当地の美味しいものをたくさん食べて、スタートラインでは確実に58kg以上はあっただろうに。
静かな湖畔の宿のお陰で熟睡できて4時に起床。
朝食は榛名湖と同様に軽くね。
カステラは半分食べた。
とても気持ち良い温泉に長く浸かってマッサージ。
小さな鏡の前でハカの真似事をして気合を入れた。
ジャンプしたり腿上げしたりして、二日間溜まったお腹のヤツを下に下す。
すっきりドカンとたくさん出てくれたよ。
今年はガチで挑んだ結果56.5kgという、今までにない最軽量に。
当たらない天気予報では、、、
晴れて20度近くになるってさ。
低気圧が通過後の北風が弱くなって欲しいと願う。
6時半過ぎに宿を出発。
女将さんから甘い金平糖をもらいました。ありがとうございました。頑張ります!!
薄日は指すものの、厚い雲が覆いかぶさった北アルプスの山塊は全く見えず。
明日の燕岳登山には晴れて欲しい!
7時前には会場の駐車場に到着し、バナナ1本食べてオレンジジュースを飲んだ。
30分ほど仮眠。
明日の登山のパンをたくさん買ったよ。
去年はアップルのクロワッサンを買って食べた。
さすがに今年は食えなかったな。
美味しそうな生クリームいっぱいのワッフルは帰りに買おうとしたけど売り切れてしまった。
今年も新鮮なリンゴもたくさん!
入賞したら2個もらえる。頑張らねば!!
ラン友さん達と合流し、前日の雨に濡れて芝生の香りが心地よいグラウンドでアップジョグ。
減量した甲斐があって身体が軽い軽い!
若干、北風が強く吹いていたのが気になった。
去年のタイム3時間7分41秒を超えるべく、武者修行して再びこのグラウンドに立った。
要所要所のタイムを記憶させ、目標は3時間5分以内!
参加人数が少ないのでスタート順は決まっていない(笑)。
それでも前から2mほどの位置に並びウォームアップ。
あの練習内容で本当に大丈夫なんだろうか?とか色々な不安要素が出でくるが、結局は走るしかない。
恐怖心は消え失せないが、ゴール後の温泉と登山と爆食いが待っているぜ!
地味に号砲が鳴ってスタート!!
綺麗なグラウンドを半周回って息を整える。
去年も走っているのでコースには慣れていた。
ただし、風向きが去年とは真逆。下り坂では追い風、上り坂では向かい風と最悪な環境に。
8.5kmを下って折り返し。下り坂でペースを上げないように気を付けたが、体重が軽いことが幸いに、去年のラップタイムより10秒前後は早く走れていた。
あっという間に5km通過。タイムは20分14秒!ベストタイムを叩き出した静岡マラソンと同じくらいか?
追い風に煽られてちょっと早く感じたので、呼吸が楽になるくらいまでペースダウンしたつもりが落ちてなかった。
要所ラップとしていた折り返し地点8.5kmは34分45秒で通過。追い風の影響で既に2分近くも早く通過。
折り返しのコーンにタッチして、約13kmもの長い上り坂にアタック!
実に標高差は210m。爆坂ではないにしろ、じわじわと上っていく。延々に終わりがないのも地獄だね。
キャベツもぶどうも榛名湖は爆坂ではあったが終わりが見えていた。
ラン友さんからもらったツバの長い緑の帽子を深めに被って、遠くは見ないで地面2m先のみ見つめる。
去年はこの坂道を緩い追い風で走り切れたが、今年は低気圧通過後の北風が吹き、殆ど単独走となった身体にぶち当たる。
大田原の恐怖の強風ほどではないが、前走者が全くいない吹きっさらしの山道ではかなり辛かった。
遠くを見ると気落ちするので、ツバ先の道を凝視して脚を回した。
先が見えないので途中でコースアウトしそうになった。
慌てた係員に誘導してもらったこと数回。
坂よりも風との闘いだった。
抜かれたランナーの後方にくっつき、コバンザメ作戦で切り抜けようと試みたが、ペースが早くて2kmもコバンザメになれなかったよ。
汗を吸って重くなったアームウォーマーを落とす。
立て続けに50歳代二人に抜かれた。
この時点で5位みたい。8.5km折り返し手前では二人の50歳代とすれ違った。
後方の白シャツさんは去年の優勝者だったような。
15km通過は1時間4分。去年よりも1分44秒早いが、きつい向かい風でペースが上がっていなかった。
次第に晴れ間が広がり路面にくっきりと黒い影が映る。
汗が吹き出し呼吸が荒くなったが、すぐにまた雲に覆われて冷たい北風が身体を冷ましてくれたよ。
二人の健脚な50歳代とは200m以上も離されて単独走。
下り坂が始まる21kmまではラップ時に鳴る時計を見ずに、ただひたすら帽子のツバ先を見つめて脚を回した。
長い、長すぎる!!この向かい風と上り坂!!
後少しで下りだよ!!って沿道から声が飛んだ。どっかの大会でも聞いたセリフだな(笑)。
要所ラップとしていた21.5kmを1時間33分38秒で通過。去年より2分10秒早い。
下り坂なのでジェルを1本注入。
ここから木崎湖まで約4kmの下り坂。追い風で楽かと思いきやほとんど向かい風。
逆に折り返してからは追い風になると思い嬉しかった。
プラス思考で走ろう!
相変わらずどんよりとした曇り空。去年は眩しく輝く湖がとても美しかった。
ねずみ色した湖面を見ながらラップを稼ぐ。
数人のランナーを抜き、第二折り返し地点をタッチして通過。
やや緩い追い風になり始め脚が軽くなった。
上り坂で給水したくなかったので、こまめに給水したのが良かった。
30km通過ラップは2時間10分27秒。去年より2分30秒の早さ。この時点で大会ベストを確信した。問題は表彰台に乗れるか。あの二人を抜くのはかなり厳しいぞ。
ジェルをもう1本注入!
湖を背にして下りた坂道を逆走。
追い風かと思いきやかなりの向かい風に。ペースが全く上がらず、去年と同様に右に左にふらふらと身体が揺れる。
腕も脚も懸命に振って涎も垂れ流して牛さんに!!
4kmしかないというのに本当に厳しかった。
もう少しで下り坂だよ!!がんばれ!!って聞きなれた黄色い声が響いて活を入れた。
この大会、沿道で声援する人は本当に少ないけど、厳しいコースというのを知っているだけに、走っているランナーには本気で応援してくれる。
何度も聞き覚えがある声に押されて、ようやく厳しすぎる上り坂が終わった。
ラップタイムなんて見てなかったけど、後で見たら5分超えそうなタイムだった。
残り約8km!!過呼吸になりそうだったので、下り坂はゆっくりと走って呼吸を整えた。
抜かれた前走者との距離が縮まり爆走!白いシャツと黄色いシャツを追いかける。
遠くに白いシャツのランナーが見えた。徐々に近くになり視界に捉えたが、ゼッケンを見たら抜かれた同年代のランナーでなく愕然。走る気力が失せたと同時にわき腹が痛くなり始めた。
ハーフのランナーと合流。ランナーで溢れた路上には先行する二人を探す気力もなく、もうベストタイムは更新できるし、明日の登山に支障がなければ良いと守りに入った。
呼吸が楽なペースでゴール会場に入ったが、やや緩い上り坂がめちゃくちゃ苦しく、競技場へ突入しゴールゲートまでは倒れそうだった。
ついにゴール!!
して案の定、ふかふかの芝生に仰向けで倒れた(笑)。
4分近く空を見つめて起き上がると、ツイッターで見つけた若いランナーさんが近づいた。
今年の飛騨高山100kmも走っていたし、今回の厳しいコースも完走したのでお互いに健闘を称え合った。
記録証をもらうと年代別5位の文字が!!やっぱり5位だったか(涙)。
去年よりも3分以上も早かったのに!まぁ頑張りましたよ、自分なりに。
おおまぴょんと!
完走後はリンゴ爆食い、、、とはならず、5切れほど口に入れた。
豆腐は冷たく美味しかった。
豚汁も1杯に。
ラン友さんと駅の近くの温泉に行き汗を流した。
ランチはパンフレットにあった黒部ダムカレーが食べたかったが、残念ながら14時で閉店。
営業中の看板掲げてあっても閉まってる店もあり、マラソン大会で人が多いのに意外だった。
やっと探したお店「ねむの木」にて念願の黒部ダムカレー!
スィーツは控えめにね。
奥様とラン友さんは特製カレー!
サービスでお漬物も頂きました。
ダムカレーにはルールがあるそうな。
カレーは健康にも良いんだって。加齢にはカレー!!
ラン友さんとお別れし、明日の登山の買い出しへと向かう。
慌てて出かけたので、山用の着るもの一式を忘れてしまった。
しまむらーで必要な衣類を買って、安曇野のスーパーで食料品を買い込んだ。
天気予報では晴れのち曇りで、高原山の天気ーてんきとくらすでは山行予報はAマーク。
常念岳の登山口にある須砂渡キャンプ場に到着。
1サイト2700円という安さ。
トイレは水洗の洋式で炊事場も綺麗。
サイトは広く平坦で寝やすそう。日曜利用だったので貸し切り状態。
すぐそばに「ほりでーゆ~四季の郷」という施設があり、450円でスーパー銭湯に入れたよ。
夜飯は鶏鍋♪
特大ピザポテチを食べてビールを飲み、沢の音を子守歌にして眠りについた。
4時に目覚ましが鳴って天気予報を見たら曇ってるし。
雨雲は近くにはないけれど、衛星写真では真っ白に!
完全にアルプスは雲の中だし、カッパ着て濡れながら登りたくないので二度寝した。
6時過ぎに再び起きて朝飯の支度。
空はどんより。あーついてない。
朝食は昨日の会場で買った甘い菓子パン。
本当なら山頂でリンゴと一緒に食べる予定だった。
賞品のリンゴと甘い甘い抹茶チュロッキーも♪
去年より3分以上も早かったのに5位なんだよ・・・と愚痴を奥様にこぼして(笑)。
クリームワッフルも売り切れてたんだよ・・・と愚痴を奥様にこぼして(笑)。
だから頑張ったよね!?って無理に同意を求めて(笑)。
もう一度お風呂に入りたかったので、9時までテントの中でゴロゴロとくつろいだ。
家にある布団を持ち込んでるからフカフカで気持ちいい。
嫌な虫もいないのでとても心地よかった。
朝風呂にゆっくり長く浸かって疲労回復♪
帰路は野猿がお見送りに。
もう一度、雷電くるみの里道の駅に行きたかったので、来た道を折り返して軽井沢まで一般道を走ったよ。
くるみ蕎麦の中盛り。
隣の人がミニ天丼を食べていたので釣られて追加した。
眠たい目を擦りながら、雷電道の駅に到着。
雷電様、ありがとう御座いました!
仮眠して19時過ぎに帰宅。
お腹が苦しくていつものココイチカレーは食べれずに吉野家の牛丼で〆。
翌日のランチは家族で銚子丸にて祝勝会♪
セブンのスウィーツもね♪
オヤツには春巻きの皮で作ったおからアップルパイ。
甘酸っぱくて美味しかった!
大会を振り返って。
去年はガチで挑まずに、翌月にある大田原の練習として参加したが、今年は真夏のメロンから脚の状態が良く、榛名湖マラソンと同じく体重制限してガチで挑んだ。
尾根幹線道路の坂道を使って故障せずに厳しい練習を積んだ。
前回大会のタイムを超えることは必須となり、目標タイムは3時間5分とした。
結果として1分近くも目標タイムをクリアできたが、ラストの下り坂では記録追及のモチベーションがなくなり、わき腹痛もあってタイムを伸ばすことができなかった。
結果としてラストの下り坂は去年より30秒遅かった。
4位との差が30秒ほどだったので、もう少し自分を追い込めば抜けたかもしれなかったけどね。
標高も高く210mも上って下ってまた上るという過酷なコース設定。
参加人数は3100人程で、広大な競技場がスタートゴール地点でストレスフリー。
アップ会場は綺麗な芝生が広がるサッカー場。
今年は曇り空で北アルプスの稜線は見れなかったが、晴れればその迫力に圧倒される。
ゴール前もゴール後も美味しい新鮮なリンゴが食べ放題!
温泉施設も豊富にあり、ランナーは割引料金で湯めぐりも出来るよ。
秋の過酷な2大会を満足のいく成績で完走できたので、来月再来月の2大会も気持ちよく愚痴らずにゴールできたら良いですね。
折々のことば欄より
努力とは息をするように続けられること、無理をしないこと。息をすることです。
鷲田さんのことばより
努力というとつい我慢や根性を連想するが、人の実力というものは「長いスパン」で見なければならないと若手の永瀬二冠(叡王・王座)は言う。短期的な成果を期待され、無理して踏ん張らないといけない時もあるが、本当のゴールはうんと先にあって、大事なのは継続だと。
知らないうちに呼吸しているように、呼吸するのに頑張る必要はない、ということかな。
市民ランナーなんだし、厳しい目標設定するのも自由だが、それに縛られてしまい自己が破綻してしまうようでは本末転倒だ。
無茶して頑張らずに長く続けられた結果としてゴールがある。
とても良いことばですね。
体重は2日間で元に戻りました(笑)。
さぁ、明日からまた楽しく早朝30km走するよ!