第39回館山若潮マラソン

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先月の防府ラソンは冷たい雨にやられてリタイヤ。
先々週のハイテクハーフマラソンは、素晴らしい天候にも関わらず自己ベストより2分遅れでゴール。

去年走った別府大分毎日マラソンは気温2度!しかも強風の中で小雪がちらつき、腹巻とカイロで低体温に備えた。

1月のフルマラソンは勝田全国マラソンにエントリーしていたが、去年は別府で走れず、今年はエントリーを検討してはいたものの、冷たい北風を受けてストレスマックスで走りたくないので、南国館山の美しいロードを走りたくこの大会にエントリーした。

実をいうと、エントリーしたくない大会ベスト3に入れていた大会なんだけどね。
アップダウンが激しいコースで、とても楽にはゴール出来そうもないから。
しかし、ランニング仲間から強烈に誘われてエントリー。期待と不安が入り乱れながら、例のごとく週間天気予報とにらめっこしていたが、大寒波が襲来して北風が強く吹く予報が続いた。
本命のフルマラソンは来月の静岡にしているので、コースも天候も厳しい館山若潮はその練習とした。
この大会の特色である特製クリームパンが各エイドにあり、濃厚なクリームがとっても美味しいと評判だった。
クリームパンだけだとのどに詰まってしまうので、マイカフェをポーチに入れて走ることにしたよ。

年末の走り納めおひとり様フルマラソンでは、前日の昼飯に大量の寿司を食って好記録が出た。
今回も同じように前日の昼飯に寿司ローディングを試みた。

 

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全部赤身!マグロマグロ・・・カツオ!!
15皿30貫。少し控えめにして夜はおにぎり1個とファミマチキン。ビールも飲んじゃったよ。

当初の宿泊地は君津駅近くのビジネスホテルだったけど、当日受付が混むとの情報で、会場に近いペンションを予約。
大会日が近づくにつれて不安が的中し、冬大将軍が大暴れな気圧配置となってしまった。

 

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館山も強烈な海風が吹き荒れて、10mを越えるフェニックスも大きく揺れていたよ。

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事前受付をしに会場へ到着。猛烈な冷たい北風!!

 

 

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到着が遅かったので空いていた。

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受付を済ませペンションへ向かう。
途中でマラソンコースを走ったが、微妙なアップダウンが連続していた。
大島よりは酷くない印象だったけど、車も揺れるような強風で前に進むかが心配。

19時前に到着。
ペンション内は夕飯の準備でとても良い匂いが漂っていたよ。
ペンションで素泊まりはもったいないなぁ。
部屋も広く浴室は貸し切りだったし、宴会禁止だから夜はとても静かだった。

全豪オープンテニスの女子決勝戦が放映されていて、大坂なおみの健闘に勇気づけられたよ。カモーン!!

強風が凄まじく、ペンションは窓が軋む音が凄かった。

翌朝は5時に起床。朝食は軽めに。

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7時に出発。
南国調のとても素敵なペンションだった。

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昨日ほどではないにしろ、北風強風は変わらず。
再びマラソンコースの一部を走って憂鬱な気分になった。

会場に一番近い駐車場に7時半に到着。
かなり混むという情報から早めに着いたけど、案の定、既に満車に近い状態だった。軽自動車はスペースが小さいので、一番出口に近い場所に停めさせてもらえたよ。
ボトルのカフェを飲みながらカロリーメイトを4本食べた。

 

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会場入りして、スタート前のエイドを満喫。
焚火のそばで温かい焼き芋と小さなお餅が入った甘いおしるこ!真冬並みの寒波に包まれた会場で、とっても美味しいおもてなしだった。
って、出走前にこんなにふるまってくれる大会は珍しいよね。

 

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会場では菜の花が満開で甘い香りが漂っていた。

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猛烈な北風で旗も飛びそうな感じー。

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ラン友さんと合流。

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寒くて風が強いけど、お互いに頑張ろう!!って気合注入。
僕はハーフまで90分で走って、美味しいクリームパンを何個食えるか大会。
アップダウンの連続だし、24kmからは強烈な向かい風の餌食になりたくない。
フルマラソンを走るラン友さんはこの大会で自己ベストを狙うっ!
って、このアップダウンだらけな変態コースで(笑)
もう一人のラン友さんは10kmに参加。
入賞経験もあるので、年代別の入賞は間違いないと思っていたよ。


コース図。

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ワニの歯のようなギザギザなアップダウン。

北から南へ向かうコースは追い風に乗って走りやすそう!
逆に、海沿いの気持ち良いロードが終わる23km当たりから徐々にアップダウンも厳しくなり、強烈な向かい風によって前に進むのが苦しそうだ。

ハーフまでは特性クリームパンを食べてコーヒーを飲んで90分。
北行きのコースに入ったら、ペースを落としてたくさんクリームパンを食べる作戦とした。
目標タイムは3時間15分。
調子が良ければ、年末のおひとり様フルマラソンのタイム3時間10分を切りたい。

スタート5分前に防寒着を脱いでマネージャーに渡した。
ガチではなくファンランなので、カメさん帽子を被っていつものゼッケンのポーズ。

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もしかしたらあの大田原よりも酷い天候になるかもと予想していた。
ラン友さんと握手し、スタートの号砲が鳴った!
スタートロスは約50秒ほど。
かなり混雑していて、500mのラップは3分30秒近く掛かった。
徐々に走りやすくなり、追い風も気持ちよく受けて、5kmラップは22分15秒で通過。
4′10″/km前後で走れていたが、小さなアップダウンと何故か向かい風を受けて少しペースが落ちてしまった。

 

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10kmを45分16秒で通過。
スタートのもたつきロスを考慮すれば、アップダウンのこの10kmはまずまずのタイム。呼吸もそれほど苦しくない。
海沿いの鄙びた街並みや、時々顔を覗かす富士の高嶺を眺めながら気持ちよく走った。
シューズは練習用のスカイセンサー・グライド2なので、ハーフを90分切れれば上出来だ。
お目当ての特製クリームパンエイド発見!

2つ鷲掴みにして口に運ぶ。
意外に硬い!そして大きい(笑)
一口サイズかと想像していたが、一個を二つに切ってあった。
ポケットに入れると、汗がクリームと一緒になりベトベトしそうだったので、両手に持ちながら4′10″/km前後のペースを保ち口に運ぶ。
ありえない!!
口に入れても噛むのが辛くて顎が痛くなった(笑)
しかも二つも取ってしまったので、マイカフェボトルが取れないし。
何とか一個食べ終えてカフェを口に注ぐ。うまい!!
パン生地は冷たい風にさらされて硬くなってしまったが、中のクリームはとろけてとっても甘かった。
舌で舐めるようにすくって口の中で味わい、パン生地はゆっくりと咀嚼しながら再びクリームを舐める。右手左手と交互に舐めてかじって腕を振って・・・・!!忙しかった(笑)
約3kmほどこの行為を続けてかなり疲れてしまったが、右手側には雄大な富士山を見ながら・・・走りながら美味しいクリームパンを食べれるなんて贅沢だよね。
でも、さすがにこのハイペースでクリームパンをかじりながらカフェを飲むのは疲れてしまった。
やがて3回も走った大島が見え、あの大島ウルトラマラソンよりも酷な大会はないと言い聞かせたよ。

何度も襲ってくる小刻みなアップダウンを走り終え、徐々に背中からの追い風を感じ始めた。
15km過ぎたあたりから海沿いに出た。

 

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フラワーラインという名のように、左手には満開の菜の花が咲き、右手には眩しく光る太平洋が美しい。
かなり汗が出たので、アームウォーマーを下げて手袋を外した。
心地よい追い風に押され、アップダウンも必ず下り坂があると信じて走り倒した。
次のエイドもその次のエイドも、美味しそうなクリームパンを素通りし、何とかハーフをロスタイム引けば90分切り達成。

 

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宿泊したペンション前を通り過ぎ、いよいよ北へ向かうコースの23km折り返し地点通過。
猛烈な向かい風!!って、想像していたよりも弱くて助かったが、結局、アップダウンだらけなので心が折れた。
24km過ぎのエイドでお饅頭を発見!
食欲をそそる旨そうな塩大福もあって、いい加減にガチで走るのを諦めた。
ランナーの邪魔にならないように隅で立ち止まって、甘い餡子が詰まった塩大福を温かい麦茶と一緒に味わった。
大福を食べた後の温かい麦茶がとっても美味しく、もう一個食べようとしたけど、どんどんランナーに抜かれるので食べなかったよ。
フラワーラインで抜いていったランナーに抜かされて、彼らを追いかけるようにジョギングしながらペースを上げる。

もうアップダウンだらけでタイムは望めない。時計を見ずにただひたすら脚を運んだ。
25kmラップは1時間49分34秒。

ラップタイムを気にしなくなったのが功を奏したのか、意外にも早く楽に走れていた。
30km通過は2時間11分53秒。ハーフの貯金を少し取りこぼしたけれど、平均4′30″/kmのペースは余裕で保てていた。

ここから一気に山道に入ると、このコースで最も厳しい上り坂に差し掛かる。
徐々に高度が上がるような感じで、細かくピッチを刻んで息は絶え絶え(笑)
どこまで続くんだ!!って心の中で叫んだら、やがて下り坂になったよ。
ロスしたペースを取り戻すように駆け下りた。
多摩丘陵の尾根幹線の方がきつく感じた。

32km地点のエイドを見たらなんと真っ赤ないちごが!!
立ち止まってカップに入れてたら、ボランティアの人がたくさん詰めてくれたよ(笑)
美味しいいちごを食べながら気持ちよく走った。
ラスト10kmを5′/kmで走ろうとしたが、何故かペースを落とすことはなく前走者を抜きにかかっていた。いちごの魔力か?

35km通過は2時間34分29秒。中々平らな道を走らせてくれない。
往路で走った海岸の道路へ出た!

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やっとアップダウンも終わりか?!って喜んだら、まだまだ続くよアップダウンが。
さすがに脚に疲労が溜まってきたけど、残り7km。相変わらず向かい風がキツイ。
前走者を風よけにしながら、コバンザメ作戦で脚を進める。
野川コースを2周もすればゴールと言い聞かせて前走者を抜きまくった。

 

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40km通過は2時間56分26秒。
向かい風が更に強く吹き始め、横隔膜が痙攣してしまい呼吸も荒く辛かった。

 

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ラストエイドでクリームパンを二個掴んで、両方のポケットへ入れてゴールを目指す。
北風に吹かれて汗だくにもなっていないから、ポケットに入れても大丈夫かと(笑)

 

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ゴール手前ではマネージャーのキャンキャン声援に応えたよ!

 

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次の練習のためにラストスパートはせずにゴール!

走行記録

https://go-wellness.epson.com/neo-run/user/view/shareWorkout.html?shareId=721091029613219200000000000

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大きなフィニッシャータオルを肩にかけてもらい、温かい麦茶をたくさん飲んだ。
快晴とはいえ、1月なので気温が低く、温かい麦茶のサービスは本当にありがたい。
麦茶には砂糖も入っているのもあったよ。もちろんスポーツドリンクも。
再び焚火の傍で豚汁を4杯ほど頂きました。

10kmの部に参加したラン友さんは2位!!おめでとう!!
フルマラソンを走ったラン友さんはなんと1分も自己ベスト更新!!
二人とも気象条件が厳しいにも関わらず素晴らしいファイトでした。


大会を振り返って。
食べランに徹しようと挑んだ今大会だったけど、小刻みに襲ってくるアップダウンが麻薬のような刺激を与えて、結果としてファンランではなくなってしまったよ(笑)
沿道の声援は少ないけれど、カメさん帽子のお蔭か、キャンキャンと子供からお年寄りまで温かい声援を貰えました。
1月末とまだ真冬の気候だけど、出走前から完走後に至るまでボランティアさんの温かいおもてなしは、走るランナーだけでなく応援に来た家族にもふるまってもらえました。
走らない応援している人もたくさん食べれる大会なんだよ(笑)
特産物の出店も多く、ブロッコリーやレタスも安く売っていたよ。
小刻みに襲うアップダウンも、太平洋に浮かぶ島々や、真っ青な海と真っ白な富士山のコントラストを見ながら走れたので癒された。
フラワーラインは日本の道100選にもなっていて、満開の菜の花の香りは都心のフルマラソンではとても味わえない。
給食エイドも豊富に用意されている。特製クリームパンは最初のエイドを除けば全てのエイドに提供されている。そして温かい麦茶も!

まさかの塩大福とまさかのいちごエイドには驚いたよ!
ゴール後も素晴らしいおもてなしで、疲れた身体が癒されました。
参加賞にはTシャツはないけれど、高品質な大きいバスタオルを貰えたよ。
近くに温泉もあり、同封された500円券でランナーだけでなく応援者も入浴可能。

都心からはかなり遠いが、1月の寒さを忘れさせてくれる温かい南房館山を走るのも、旅ランの楽しみの一つだね。
高速バスも特急電車も数本発着しているし、スタート時間も10時と遅めだから日帰りも可能。
思っていたほど厳しいコースでなかったので、来年もエントリーしてクリームパン完食リベンジしたいな。

 

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第20回ハイテクハーフマラソン

谷川真理ハーフマラソンから名前を変更し、今回で20回目の大会となった。
「地雷ではなく花をください」というキャッチコピーも浸透し、20回目の記念大会はフルマラソンも増設された。

荒川の河川敷で正月明け早々に開かれる。
正月の食い倒れモードから中々抜け出せなかった一昨年に初参加。
その時はネットタイムで85分切りを達成。体重増ーにもかかわらず、意外にも楽にゴールできた。
2年後の今回は、脚の調子も良く、しかも爆食い正月モードは3日で終了。
この大会に向けての調整練習も順調にこなせた。
正月明けの肥えたお疲れモードとはかけ離れた状態だったが。。。



5時に起床し、朝食は6枚切りの食パンを2枚、ヨーグルトにフルーツグラノーラたっぷり、ミカンも食べた。
電車を乗り継ぐ駅の階段ではかなり胃が重かったが。。。。
フルグラは栄養価もカロリーも高く、フルマラソンには丁度良いんだけど、ハーフマラソンでは量が多かったみたい。
食事制限をしていた反動で、大会当日の朝に食べ過ぎてしまった。軽い胸やけが続いていた。

1時間前に会場に到着。
週間天気予報では雪マークもあったが、日を追うごとに降水確率も下がり、当日の朝は雲が広がり真冬並みの空模様でも、スタートしてからは気温も上がり風も弱く、正に「絶好のマラソン日和」となったよ。



スタート30分くらい前には少し晴れ間も覗きはじめた。


堤防の上で軽くアップジョグ。
この日の為に購入したソーティマジック。

ターサーよりも軽く、爪も細かいからぐんぐん前に蹴りだせる。


スタート直前には晴れ間も多くなり、手袋もつけずに号砲を待つ。


号砲が鳴りスタート!
スタートロスは13秒くらい?前走者のペースが早くスムーズにスタートできた。
5kmまでのラップペースが意外にも4′/kmを軽く切っていたのに驚いた。
5kmは19′39″で通過。向かい風は思ったほど強くなく、呼吸も脚も特に苦しくもなかった。

土手下から土手上に上がる手前で少しペースを落とし、10km通過は40′9″。
一昨年よりも30″早く通過。

土手上をしばらく走り、折り返しのコーンが見えて土手下へ下って折り返す。
コーンにタッチして、再び土手上を駆け上がって、またまた土手下へ駆け下りる。



陸連登録者は荒川上流コースを走ることになるが、上流コースは公認取れているだけでなく、折り返しからの下り基調と追い風で、ベストペースを維持したままゴールできる。
好記録が毎年出ているので人気は衰えない。
ただし、翌週にも同じ場所で「赤羽ハーフマラソン」も開かれる。
走りやすさと大会規模ではハイテクの方に軍配が上がるな。エントリー費は高いけどね。

土手下を駆け下りると案の定、背中から「神風」に押されてペースアップ。
前走者を何人も抜き去りとても気持ち良かった!
雲は全て消え去り、まっすぐに伸びる河川敷のロードと、真冬の青空の間に走っているランナーの背中が美しかった。

一昨年と同じように楽にゴールまで行ける!って感じたのも束の間で。
13km付近から何故かやや強い向かい風が吹き始めペースダウン。
苦しくなるとついつい時計をガン見してしまう。
ラン友さんの熱い声援を受けて脚を速める!
消化しきれなくなったフルグラの生ぬるいゲップも出始めた。
鼻水もヨダレも風に乗って後方に飛んでいく。
なんとか前走者に食らいつくがギブアップ!
15km過ぎてからコース脇にそれてジョギングして呼吸を整えた。



集団が通過したので、風よけの為にコバンザメ作戦開始。
それも1kmも続けられずに再びギブアップ。
脚の疲労感はないけど、呼吸がめちゃくちゃ苦しい。。。
一昨年のタイムを目指すような気力もなくなり、苦しまない程度のペースでゴールしたよ。


走行記録

https://go-wellness.epson.com/neo-run/user/view/shareWorkout.html?shareId=311091027852088200000000000



温かいお手拭で身体を拭って、完走食にランチパックをもらった。
参加賞のTシャツが緑色で救われたよ。
汗は程よく出ていて寒くなく、タイムは良くなかったけど久しぶりに雨に濡れずに会場を後にしたよ。

赤羽駅へ向かう途中で銭湯に寄った。
周辺にはいくつかの銭湯があるが、今年は一番近くの「岩の湯」で汗を流した。


45℃の激熱で温まり、2種類のジャグジーで脚をマッサージしたよ。
昼飯は久しぶりにチーズナン!


ナンとマトンカレーもお替りして疲労回復!




大会を振り返って。

絶好調だった一昨年のタイムは超えられなかった。
フルグラの食べ過ぎで胃もたれが原因だと結論づけたい。
加齢からくる走力低下?練習のし過ぎで疲労蓄積?
一昨年よりも体重は軽く絶好調だった気がしたのは?
天候は絶好のマラソン日和。復路で予想していなかった向かい風でモチベーションが下がった。
ペースダウンした原因はいくつもあるが、結局は自分に負けてしまったということ。
気持ちが強ければなんとか踏ん張っていたかもね。

次はアップダウンが豊富で美味しい大会の「館山若潮ラソン」。
記録を狙うのではなく、雄大黒潮の流れを見ながら楽しく走りたいな。

行く年くる年

今年もマラソンづくめな一年だった。
アキレス腱故障に始まり、別府大分毎日マラソンは30kmで終了。
3月から徐々に回復し始め、4月は118kmウルトラマラソンを無難に完走。
5月の黒部名水マラソンから完全復活。
大本命のメロンマラソンは撃沈したが、その後は嘘のように快調にゴールラッシュを重ねた。

2年前に2時間56分をたたき出した年は、厳しい練習内容にもかかわらず一度も故障せずに1年を終えた。
そんな2年前の絶好調だった脚を上回る状態にまで戻すことができた。
サブスリー奪還させるべく猛練習を積み重ね挑んだ大会は大田原マラソン
天候も良く走りやすいつくばマラソンだったら・・・という「たられば」は嫌いなので大田原を走った後悔はしていない。むしろ更に強いランナーとして成長させてもらえた大会だった。

今年の走行距離は5,170kmとなった。


走った距離は裏切らない。あの格言どおりだったか。絶好調だった2年前より走行距離は1,000kmも増えたが、記録としては自己ベストすら更新できない一年だった。
持久力はかなり増加したが、加齢なのかスピード落ちが目立った。


趣味では今年の漢字は「走」だな、やっぱり。
他にも趣味はあるが封印してしまった。
来年はスピード練習も取り入れて、もう一度サブスリーに挑戦してみたい。





今年の漢字は「災」。
多くの災害が発生。
東日本大震災、いやいや阪神淡路大震災、ってもっと古い関東大震災
大震災の「災」。この国に起こった「災」の数はもはや両手では数えきれないだろう。
地震大国という認識は国民に根付いているが、やはり災害を最小限に防ぐ手立ては難しい。
国土の7割が山林。山間に広がる居住地。
豪雨が発生すれば大災害が起きうる地形にもかかわらず、危険な土地に住まわざるを得ない。
その割には平坦な土地には耕作放棄地が目立つね。

東日本大震災によって高台移転という手法が取られた。
土地所有権という強い権利に守られていたが、その危険な土地に束縛されてしまうことはなくなったようだ。
狩猟がメインだった縄文時代には、そこの土地に固執することはなかった。
稲作がメインの弥生時代から、いかに多くの米を生産し、また生産させるためには土地所有に束縛させるしかなかった。
遺跡が出没する範囲も、低地や湿地よりも高台が多いのは、災害から身を守るための策だったのかもね。
住居地と生産地を完全に分離して、太古の時代に回帰することがもっとも手っ取り早い「災」から逃れる策だが、やはり日本固有の土地所有権という強い排他的な権利の下では困難かな。

民に土地所有権を与え、法令や条例の範囲内での使用・収益をさせてこの国は繁栄した。
しかし、耕作放棄地問題や所有者不明問題を抱えている。
不動産を自分のもののとするならば登記だが、これは第三者への対抗要件にすぎない。
諸外国のように成立要件とするならば、所有者不明問題は回避できるでしょう。

私なら今年の漢字は「民」とする。
民が主役として施行され、理想を求めた日本国憲法。「民」を守ることはできたのかな。
来年は新しい元号が始まる。
大化の改新から始まった元号制。
律令国家として近隣諸国へ「日本」という国造りを知らしめた。

民意とはなにか。民意による総意だから他意を排除するのが民主主義か。
沖縄の現状は変わらず。
自国民第一が理想なのか。
移民を排除したいが、仕方ないから一労働者として受け入れるのか。
大陸から多くの優秀な人材を登用し、この国日本は繁栄してきた。
今年は「民」がたくさん紙面を踊った一年だったかもね。

来年も宜しく、そして良いお年を。

いちごトレイル2018

4年連続4回目の参加。

大会ホームページ http://www.motherfarm.co.jp/information/trailrun/

真っ青な青空と、遠くに光る房総の海がとても素晴らしい大会。
可愛い羊たちとたわむれて、走った後は羊を食すという大会。
トレイルといっても、牧場内に作られた走りやすいコースなので、初心者でも無難に走り切れる。
制限時間も長く、途中に設けられたエイドステーションでは、採れたてのいちごとキウイが食べ放題!
2015年から毎年参加していて、一年の締めくくりにもってこいの大会という位置づけ。
雨の防府ラソンはとても悲惨な目に遭った。せめて、一年の締めくくりのいちごトレイルだけは晴れてくれ!!
っていう願いは全く叶わなかったな。
今にも雨粒が落ちそうなスタート風景。牛さんも寒そうだ。

今年もチームエントリーなので、マネージャーが2周目まで走る。
昼ごろには完璧に雨雲に覆われる予報だったから気を利かせた。
1周目の楽しくはしゃぎまわるマネージャー。
1周40分ペースで走れ!という指示は守ってくれた。
待っているのが寒いんじゃ!


あまりにも寒かったから、温かいカフェでマネージャーの帰りを待つ。


ようやく自分の出番になりスタンバイ。
ポツリと雨が落ち始めたよ。
時間どおりに戻ってきたよ。

直ぐに本降りになり、カッパを着ながらスタート。



雨の景色は初めて。
意外にも、雨に濡れた菜の花や木のチップの香りが強く感じた。
雨の方が香りが強くなるのかな。


ペースは遅くても急坂は意地でも歩かなかった。
羊さんたちも雨に濡れて寒そう。


いちご爆食いエイドに到着!
今年の目標は100個!
かなり遅い部類だったので、それほど混雑はしていなかった。
4種類計50個食べて、うっぷうっぷしながら緩い坂道を這うように上っていく。



とても走っているように見えないな。笑。


4周目に入ると、前を走るランナーは既にゴールしている。
いちごを食いすぎてお腹が苦しいのと、ほとんど液体だし汗もかかないからトイレが近くなった。
やっとトイレで用を足して、再びいちごの爆食い!
制限時間が迫っているのか、殆どランナーがいない独り占め状態に。笑。
まだかなりたくさんあるので、よく熟した大きないちごをほおばり、目標の100個達成!
キウイも食べたので、再び腹が膨らみ坂道をうっぷうっぷさせて上る。
ようやくゴール会場の声援が激しくなり、周りには誰もいないゴールシーンを独り占めしたよ。


ゴール後のいちご&ケーキも独り占め!
でも、あまり食べてしまうと、アフターランパーティに食べれないので控えめにした。
中途半端にゴールしてしまうと、ゴール後のエイドは遠慮せざるを得ない。
爆食いファンランは制限時間ギリギリでゴールすることだね。


パーティ会場は遅かったのでかなり混雑していた。
歩いて15分のところの第二会場で。
ちょうどいちごが膀胱にたまった頃に席に着けた。
テーブルに置かれた2人前の肉を食べ終わったら次の肉へ行くのがルールね。


肉も美味しいけど、ここでしか食べれない特性ラムカレーがとっても美味しいんだよ!
メンチカツも入れてね。柔らかいラム肉!


今年からサイコロのラム肉があったよ。
スィーツも全種類盛った。


今年の参加賞はおなじみのシャツ。ちょっと可愛くないかな。


毎年ファブリーズだったけどクリアクリーン。


基本、走ったままの恰好でジンギスカンやってから着替えるんだけどね。
着替えて食べてしまったらめちゃくちゃ臭いよ。
帰り道のスーパー銭湯に立ち寄って匂いを落とす。


大会を振り返って。
4回目のいちごトレイルは初めての雨という最悪な天候だった。
しかし、雨には雨の楽しさがある!って言い聞かせたけど寒かった!!
雨に濡れたトレイルコースは少しぬかるんでいたけど、踏まれたチップからはほのかに木の香り。
雨に濡れた菜の花も可憐に咲いていた。遠くに霞んで見えた海は幻想的だった。
採れたての新鮮ないちごを飽きるほど食べて、アフターランの爆食いも去年以上に満喫できた。
チームでもフルでもエントリー費は変わらないから、絶対にフルの方がお得だ。
チームエントリーの2周10kmではお腹が空かなかったから、来年は20kmのフルにエントリーして、200個を目標に完走・・でなく完食したいぜ。笑。

萩観光

湯田温泉街を出発し萩往還を走らせる。

真っ暗な夜道にはポツリポツリと街の明かりが見え隠れしている。
周防国長門国の国境を超えて、ようやく下り坂にさしかかり、「萩往還へようこそ」の看板が見えた道の駅を通過。

見かけた金属標は何故か五角形のホームベース型。


数多くの歴史的な遺構を巡る「萩往還マラニック大会」は今年で30回を迎えた。
https://www.sportsentry.ne.jp/event/t/71296

もっとも長い距離は250kmもある大会。今年で最後となってしまい非常に残念だ。
さすがに250kmの部にはエントリーする気にならなかったが、いつかは走り切りたい思いだった。
数多くの英傑達が走った道。激動の明治維新から150年後に私は生を受けた。
一応、士業を生業としているので、維新で活躍した自分の前世達の生まれ故郷を訪ねた。
ラソン大会よりも気分が高揚し始めたよ。

9時過ぎに東萩駅にあるホテルへチェックイン。
かなり遅くなってしまい、駅前は飲み屋しかなく、車で3分のところにある店で久しぶりのラーメンは少し辛めに、餃子も追加して♪。



滝汗爆汗になり疲労回復。
大浴場でぬくぬくとマッサージするが、ハーフしか走ってないから疲労度は半分。
なので、翌朝は4時半に目覚ましで起床し、5時過ぎから真っ暗な萩の街をジョギング。
ヘッドライトの光を頼りに、大きな河に挟まれた三角州地帯をぽくぽくと脚を進める。
昨日の雨は止んで、少し星も見え隠れ。
日本海に面しているのに風はやや南風で生暖かい。
海岸沿いは真っ黒な海面が動いているだけで、まったく風情は感じない。
西日本は日の出時間が東京より30分以上も遅い。
東京なら6時位になれば薄ぼんやりとなってくるけどね。
フル装備だったのでかなり爆汗で10kmのジョギングを終了。


朝食はバイキング。
今年はガチレースはもうない。好きなだけ食えるという幸せ。
自家製パンは米粉でできていて、少し温めてモチモチ感を味わった。

ホテル1階で自転車をレンタルし、ブラタモリの足跡を追ってみる。
かなり古いタイプの自転車は少し赤錆が目立つが、手入れはかなりされていて電動自転車なみに良く走ったよ。
おかあさん、ありがとうね。
3年前に世界遺産に登録され、玄関口となった東萩駅

http://hagishi.com/miru/sekaiisan/


街の魅力を保つために様々な努力がされている。



夏みかんで有名な萩。いたるところに植えられていた。


東の都ではオリンピック景気に沸き、近代的な建造物が林立しているが。
地方都市で開かれたいくつもの大会において、人口減による街の衰退は目を覆うばかりだ。
しかし、中心市街地活性化させよう!という掛け声のもとに、徳山駅のように古い建造物を取壊し、思い切った街づくりをしている自治体もある。
2004年公布された景観法により、各自治体で様々な条例が施行された。
歴史的な景観をなんとか保持し、観光客を呼び込もうと切磋琢磨している。
平日ということもあって観光客は少ない萩の街を漕ぐ。
しばらくして、早朝のジョギングで通った明倫館に到着。
この子たちも後数年で通うことになるのかな。


平日だったので観光客は少なかった。
予約していなかったが、ガイドさんが無料で教えてくれた。
本館は無料で二号館は300円。お勧めは二号館だったが、本館がとても面白かったのでかなり時間を費やしてしまったよ。



萩の大地の始まり。


二号館は小川コレクションを展示。とても貴重なコレクションを拝見しました。


東京土地家屋調査士会のウィンドブレーカーを着ていたので、ガイドさんも説明するのに熱が入ったようだ。

平板とアリダートの原型。この業界に入りたての頃に使ったよ。原始的だけどミスはその場で気づくよね。


輪っかは大きくて引っ張りやすいね。もっと引っ張れ!!ってよく怒られたな。


小学生の身体に叩き込んでいてのかな、安息角。ものづくりの基本は角度。水平なのか直交なのか。


何かな?って見入ったら扇風機だって。


東洋と西洋の合作。



やってみた!


高杉晋作だった。

そうらしいが。笑。


成りきってみた??


二時間も費やしてしまい、時計を見ると12時に!
自転車に跨って武家屋敷跡へ。


ブラタモリの足跡を巡る。砂丘の高まり。高いほうに上級武士達が住まいを持っていた。


幕末の風雲児とのツーショット。


ランチは天ぷら定食がお勧めだって。

同時に店に入った方達がどう見てもランナーっぽい。萩と防府のどちらですか?と聞いたら防府だって!
雨で大変寒かったですねー。私はハーフで止めました・・・。って、ここから話が進まなかった。
聞き耳を立ててたら日野市の人だった・・・!多摩川ランナーかい!何故か悔しかった。
足りなかったので、夏みかんソフトクリームの暖簾が綺麗なカフェへ。
右側に見えるのが菊屋家。


条例で縛りがあるので、派手な外観にはできないとのこと。


夏みかんソフトクリーム。ほんのりと夏みかんの味と香り。


お庭で摂れた夏みかんが入ってる。


ラソンから地面師事件、空き家やら所有者不明土地問題まで色々とお話が弾んでしまい慌ててお店を出て、向かいにある菊屋家を眺めた。
瓦は一枚ずつ取って洗って再利用するとのこと。重要文化財の維持は大変だね。


軽いペダルを漕いで次の世界遺産へと向かう。武家屋敷には必ず夏みかん


反射炉跡に到着。


綺麗に積まれた安山岩


珍しい境界標


観光バスが何台も停められる駐車場はセブンイレブンと宝くじとの共同利用。


古代から鉄等の金属は様々な用途に使用されてきた。
食べるため、物を買うため、物を運ぶため、そして、人を殺めるためにと。
大陸から稲作が伝わり、食料を大量に作り保存するには土地を確保する必要があった。
自分の土地はここまで!とか、土地も民も国のものだ!とか、太古の時代から土地にまつわる争いは絶えない。
外国の植民地化を避けるため、本音はどこにあったのか分からないが、鉄を大量に生産しようと試みた場所に立つ。



ツアーのガイドさんの説明を寒風を受けて聞いたよ。
隣を走る山陰本線の影響でかなり傾いている。
計測のためマーキングが多数付けられていた。



現在は補強されて傾きは止まったらしい。
が、石標はまだ傾き続けている。


北風もかなり強く吹き、日本海も荒海と化していた。
早朝見た海とはえらい違いな風景。カモメも飛べない。さすが日本海だ。


自転車を返却し、レンタカーで松陰神社へ。


学びの道は工事中で通れなかった。

目的を達成できず、29歳という若さでこの世を去ることとなった。さぞかし無念だっただろうに。
今年は没後160年にあたる。
彼の意思を受け継いだ英傑たちにより、明治維新ということばが適切かどうかは別として、諸外国からの侵略を防ぎ、欧米列強に劣らない近代国家の礎を築きあげたことは事実。
ただ向かうべきベクトルがあらぬ方向へと行ってしまった。
都は焼け野原となり、敗北をバネにして這い上がった。そして2度目のオリンピックを迎える。
地方と東京との格差は激しさを増すばかり。
東京都の法人二税を地方へ配分することになったが、根本的な格差の解消になるのかな。
観光業主体では働き手は僅かでしょう。地方都市の魅力を高め生き残るためには、土地所有権という財産権にある程度の縛りをかけ、歴史的景観を保全させる条例は必要不可欠。
東京のような大都市に追随して箱ものを作るような形式だけでは、魅力ある地方都市の特色は保てないでしょう。

今年も残り僅かになった。2013年から多くのマラソン大会にエントリーしたが、その殆どが地方都市での開催の旅ラン。
後何年走れるか分からないが、旅行者としてランナーとして地方都市を見守っていきたいな。


空港に到着しレンタカーを返却。
待ち時間にお腹がすいて少し萩をまた味わったよ。仙台銘菓じゃないけど美味しかった!

第49回防府読売マラソン

知名度は低い山口県。山口というと人の名前が真っ先に思い浮かぶかな。百恵や達也とか。
フグで有名な下関、幕末維新期に活躍した長州藩、といったところか。
しかし、山口市やまして防府市はどうだろう?
ぼうふーって読んだ人も多いかな。
隣県の広島県に押されて知名度が低い山口県。さらに低い防府市で開かれたマラソン大会に参加。
一般人には知名度が低いが、マラソンランナーにとっては憧れの場所だ。
12月の防府、2月の別府と、市民アスリートの夢の舞台。
残念ながら別府大分マラソンはカテゴリー落ちし、カテゴリー4のクリック合戦で負けた。
防府読売マラソンは2年前のつくばマラソンで出した2時間56分のタイムが申告できた。

恐怖の強風が吹き荒れた大田原マラソンから3週間以上経った。
疲労抜きに専念し、恒例の多摩川30km走は封印。
1週間前にEペースで20km走り、レースペース走は短い4kmだけに留めた。
体重は大田原よりも軽く仕上がって、腹筋もより硬さを増した。
久々の坂のないフラットなコースを走れる喜び!
しかし、週間天気予報では雨80%!
前日の東京羽田はとても良い天気。
ランナーらしき人達が多かった。





眼下には雪化粧した南アルプスの山塊が美しい。
登頂した仙丈ケ岳甲斐駒ケ岳もくっきりと見える。



宇部空港に到着。
明日の雨予報が嘘みたいな青空。


昼飯はカツ丼とミニうどんのセットに。


空港の最寄駅の草江から宇部線に乗り新山口駅へ。
空港駅なのに無人駅!


こんなに良い天気なのに明日は雨??



新山口駅でラン友さんと合流。


今年はこれで4回目かな。笑笑
同じ測り屋さんなので気が合います。
2人の目標はサブスリー
記録が出やすいコースだけど、私は冷たい雨に弱い体質。
彼は第1回の静岡マラソンがとても走りやすかったみたいなー!
私は第2回に走ったが、これも雨で、低体温症になって死にかけゴールした。

防府駅に到着。意外にも栄えていた。


送迎バスに乗り会場に到着。
別大ほどではないが、制限時間が4時間という大会なので、それなりのランナーが多数。


ゼッケンは別大と同じくタイム順となっている。ゼッケンが若ければ若い程早いということ。
それもかなりのプレッシャーになる。


参加賞の品々。防府外郎がとっても可愛くて美味しそうだ!


ラン友さんと別れ、山陽線に乗って徳山駅へ。
車窓からは美しい夕焼けが観れたよ。
こんなに綺麗な夕焼けなのに明日は雨???



徳山駅に到着。



新幹線も停車するので駅舎はそれなりに大きい。が、とても近代的で図書館も併設されている珍しい駅。https://toshoken.com/news/12090

周南市ホームページhttp://www.city.shunan.lg.jp/

二十歳の学生時代に自転車に乗って九州まで旅行し、帰路は鈍行列車に乗って旅を終えたが、一夜を明かしたのが徳山駅
当時の面影は全くなく、とても近代的な駅に様変わりしていて驚いた。
ホテルに荷物を預けて、夜飯は駅前の讃岐うどんを食べたよ。


天気予報を何度も見たけど、昼前から確実に雨が降る予報は変わらず。
翌朝は自然に5時に目が覚めて、大浴場で柔軟体操してほぐした。
朝食は、讃岐うどん屋さんで買った牛角ちまきおにぎりとバイキング。


カレーもあったけど、これが余計だったみたいだね。
食後時間は7時前だったけどかなり胃が重かった。

8時過ぎにホテルを出発。
9時前に防府駅に着き、小腹が空いたので大好きな塩大福を食べた。


待つことなく送迎バスに乗り体育館に到着。今にも降り出しそうな空模様。



カロリーメイトを4本食べてOS-1をちびちびと飲む。
ランナーが続々と集まって、広かった体育館もかなりごった返し状態に。



音楽を聴きながら横になって少し仮眠。
11時前にトイレへ行くと、窓の外は素晴らしい雨の景色が!笑。


ジョグってきた隣のランナーさんが寒そうだったぜ。
水は高いところから低いところへ落ちるもの!
天気予報どおり、昼前には本降りに。
それでも身体を慣らすために、暖かい体育館を出てアップジョグ。
上下百均で買った雨合羽仕様でスタート会場へ向かったが、余りの寒さでテント内へと避難した。
「こりゃーあかんわー!どこまで行けるかやな!」って、ゼッケン100番台のガチランナーが関西弁で話す内容が笑えた。
去年は冷たい北風が強く吹き、今年は冷たい雨の洗礼やなぁ!
スタート20分前にグランドへ出て再びアップジョグ。
風が吹かないだけマシか。大田原マラソンのシャツが呟いた。
ゼッケン906番の自分より先を見ると900人以上はいる。
タイム順に整列するので、変な割り込みは少ない。
二年前に出したタイムの906番でも、今の現状では1000番以降だろうね。
腿上げジャンプを繰り返し、ホットジェルを太腿に塗りたくってスタート!
雨に濡れた太腿は、唐辛子エキスを含んだホットジェルで暖かかった。
が、それも5分持ったかな。
1km2kmは混雑するとブログにあったが、混みはしたもののそれなりのペースで進んでくれる。
呼吸が楽なペースで前走者を睨みラップを重ねる。
深いワダチに溜まった水溜りを踏んだランナーから水しぶきを何度も浴びる。
レインスプレーを帽子、シャツ、パンツ、アームウォーマーに入念に吹きかけたが、効果があったのは帽子だけ。
シューズにはロウを塗って対策したが、水溜りや水しぶきを浴びてずぶ濡れに。
着地音はぐっちょぐっちょだったな。
スタートのもたつきはあったが、10kmをまずまずなペースで踏んだ。
相変わらず雨足は弱くなく、ワダチを避けて車道の中央を走り続ける。
コースは右に左に行くので、必ずワダチを踏まなければならない。
水溜りを避けようにも、このペースにかなりのランナーがかたまっていて、コース変更に気を使ったよ。
後方からは罵声が聞こえたし。自分もかなり接触してしまった。
15kmラップも恐ろしいほど順調だった。
このペースだと、ハーフ通過が87分台?冷たい雨に打たれても、全く寒さは感じなかった。
ジェルを10km通過した時に飲んだので、喉の渇きもなかったから、給水は採らなかった。
18km手前で給水を採り二口飲んだから急に寒気がした。
徐々にペースが落ち始め、雨に濡れた指先が冷え、下半身も寒気が襲った。
19km通過ラップを見て愕然!やけに抜かれる訳だ。
反対方向からは歩いて帰るランナーが多数。
もはや万事休す。
20kmはもう身体が言う事を聞かず、コントロール不能になりそうな状態に。
ハーフ通過で止めようと決断した。
低体温症の手前で、ハーフのブルーマットを踏みゲームオーバー。

走行記録
https://go-wellness.epson.com/neo-run/user/view/shareWorkout.html?shareId=612181022112328200000000000

係員に計測チップを渡し、会場まで小雨の中ジョギング。
ずーっと真っ直ぐ走れば着けると言われたが、どこまで走っても会場には着かず。
折り返し地点に何故か到着し、お巡りさんに会場を聞いたら、とんでもなく遠くまで走ってしまったようだ。
お巡りさんが指差す方向へ再び走り始めたけど、全く会場らしい場所が見えない。
工業地帯の風景になり、車も通らず人っ子一人いない。
かなり寒くなり震えが止まらない。
どこだー会場!帰りたいゴール!寒い!!って、心の叫びが神様に聞こえたのが、ドンドンバンバン!って派手な音がした。
時計を見るとゴール時間!
あの花火の方向が会場!
夢中で走ってやっと辿り着いた。

走行記録
https://go-wellness.epson.com/neo-run/user/view/shareWorkout.html?shareId=612181026691328200000000000

川内優輝に遅れること10分くらいの速さだったから、体育館には誰も居なく、貴重品をもらう時にボランティアさんから羨望の眼差しで見られたよ。笑笑。
着替えを持って急いでシャワー室へ。
熱い熱いシャワーを浴びて生き返ったよ。
シャワー室にはシャンプーもボディソープも備え付けられていた。
温かいうどんが本当に美味しかった!


二種類あったけど、肉うどんの方が食べごたえあったかもね。
バスへ乗り込み、食べたかった菓子パンの爆食い!
甘くて美味しかった!


防府駅に着いたら雨はもう止んでいた。


駅では温かいお茶と飴ちゃんのおもてなし。



くつろいで電車を待ってたらラン友さんと会えたよ。
あの雨の中で完走おめでとう!
次の大会もベストを尽くして下さいね!

山口宇部空港に到着し、レンタカーで萩を目指す。
途中の湯田温泉に寄ってね。
310円の亀の湯。銭湯なのにサウナも水風呂もあったよ。






大会を振り返って。
冷たい雨が降って、とても気象条件が悪い中、完走したランナーには敬意を表します。
4時間以内に完走した者だけが参加できるストイックな大会。
東の大田原、西の防府と言われるほど。
但し、防府ラソンは記録証の提出が義務付けられている。
参加者は大田原より若干多く、スタートから暫くはかなり混雑して神経を使った。
それでも同じペースの集団を形成できるから、目標タイムを設定したらとても走りやすい大会。
ゴールラインは踏めなかった。なんの収穫も無かった。脚は全く疲れてなく、水膨れも皆無。
走りはなんの収穫はなかったけど、世界遺産の地を観光する楽しみがある!

幕末を駆けた英傑達が踏んだ地を、150年後に生を受けた私が踏んでやる。
そんな楽しみがあると、辛い42.195kmなんか走りたく無くなった。
やっぱり精神鍛錬が足りんな!
って、吉田松陰先生からお叱りを受けるね。

第31回大田原マラソン


微妙に上っている。そして、真北へと向かうこの風景。


大会パンフレットはハーフ通過するときの絵かな。
バックの那須連山がとてもダイナミックに描かれている。
追い風に押されてペースアップ!


冊子の表紙も大田原らしく格好いい。
中身を読めばイベント的な大会でないことがよく分かる。エイドの食いモンは一切ないんだよ。


シリアスランナーが集う大会。
それでも、今年も走った後は無料で入れる温泉のサービス券が同封されてたよ。
このおもてなしも楽しみの一つ。
走った後の暖かいおもてなしは変わらずね。


会場施設も十分な広さ。小便なら専用のトイレが設けられていて並ぶことはなかった。


コンパクトシティなのだが、駅から離れているのが不便。
JRを街の中心に通せなかったのかな。
毎回思うんだけど、温泉からの送迎バスがJRの駅なんだよね。駅の周囲は閑散としていて店が少なすぎて寂しい。


申請すれば誰でも置ける大会も珍しい。


南東から北西へ進むV字コースも珍しい。
ペース配分が難しいだけでなく、北風も強く吹くので、24kmからの上り基調に脚が上がるか?


そんな厳しいこのコースで日本記録が出たら凄いことに。。。


貴重品を預かるのも珍しいね。


毎回楽しみにしているTシャツのデザイン。
とうがらしも大田原独特の参加賞。
今年のパックジュースはトマトジュースだったよ。トマトジューズは苦手。


スタート時間が10時なので、首都圏であれば、湘南新宿ライン等でも日帰りで行けるよ。



制限時間が4時間という大会は数えるほどしかない。
ラソン人気にともない、全国津々浦々溢れるほどの大会、というかイベントが開催されている。
「自己への挑戦状!」という誘い文句に飛びついた4年前。
既に初フルマラソンで4時間切っていたので、制限時間4時間と特異なV字型のコースは特に苦ではなかった。
しかし、息もできないほどの強風は初体験で耐えられず、何度も立ち止まったり歩いたりしてゴールした。
V字コースだけでなく強烈な向かい風も吹く、とても好記録は望めない大田原マラソン
気持ちよく風景やエイドを楽しみながらゴール!とは程遠い大田原マラソン
記録目的なら、もっと走りやすい大会がいくらでもある。
一昨年はそんな大会の一つ、つくばマラソンで念願のサブスリー達成。
毎年エントリーしていた大田原は蹴った。
なので、ちょっと後ろめたさもあって去年は大田原の地に戻ったが、スタートラインには立ったけど、故障により30km手前でゼッケンを外した。
第30回という記念大会だったのに。

今年は3月から故障が治り絶好調。
いくつもの厳しい大会をステップにして成長し、去年のリベンジを果たす時がきた。
エイドは一切給食なし。殺風景な田舎道を延々と走るコース。
にもかかわらず、「自己への挑戦状!」という強烈なキャッチコピーに誘われ、懲りずにも今年で4回目のチャレンジとなった。
大会パンフレットにもある那須連山から強風が吹き荒れるか心配したけどね。

水は高いところから低いところへ流れる。
全ての物には引力が働き、その引力に抗う生命体は数知れない。
その生命体の1つの人類が幅を利かし、空や海を征服しようとしている。
スポーツの1つに陸上競技があり、フルマラソン陸上競技の頂点に立つような種目。
国土の7割が森林地帯。数億年前からの地殻変動により形成された那須連山。
いくつもの沢が集まり、やがては大河となって太平洋へと注ぐ那珂川
大噴火により山体崩壊し、溶岩だの土石流だの砂礫だのが転がり落ちで出来上がった扇状地帯の大田原市
日本という国は本当に扇状地帯だらけだな!
地理的形状も気象も人の手をもってして容易には変えられない。
週間天気予報はオホーツク海にトリプル低気圧!


北海道は吹雪!秋は終わってもう真冬。
もちろん、大田原なんか冷たい恐怖の強風が吹き荒れること間違いない。


前々日からお餅の量を増やした。


頭も丸めて軽量化に。



必ず入っている与一くんも振り掛けて。


前日の昼飯はパスタ。


体重はサブスリーを出した一昨年と同じレベルに落とせたよ。
酒好きではないが、1週間禁酒して甘いオヤツも少なめに。
大会前夜も減量によるリバウンドもなく、大盛りにもしなかったよ。
那須塩原駅前の「平成」にて。
新幹線が停車する駅なのにファミレス一つない。
大会後は満員で中々入れない。今年は勝負飯とした。
マネージャーは根野菜中心のちんげんうどん。


私は鍋焼きうどん。きのこ類と野菜は消化が悪いのでマネージャーのちんげんに加えた。


肉が少なく感じたので、セブンイレブンでサラダチキンを買って食べた。
天気予報図を何度見ても冬型の気圧配置は変わらず。
直ぐに寝に落ちて熟睡。

翌朝は4時半に起床。
熱い湯船に浸かりリラックス&マッサージ。
走っているイメージをするけど、折り返しの地獄ロードが目に浮かぶ。
折り返しまでの24kmは平均4’/kmで走りたい。
朝食メニュー。


いつもより軽くした。
肉団子は3個。カロリーメイトはそれぞれ1本づつ。
消化も早く少しお腹がすいたので、ホテルのバイキングでフレンチトーストを半切れ食べた。


この大会はスペシャルドリンクが置ける。いつものようにウェストポーチにジェルをたくさん入れることもなく、今回は軽めの仕様にしたよ。
青いアミノバイタルだけ走る前に飲んだ。レッドブルは半分だけにした。


ホテルのおもてなしにもらったチオビタもしっかり飲みました。


ホテルから見た那須連山の風景。


8時前にホテルをチェックアウトし、那須塩原駅前から出ている送迎バスに乗車。
バスといっても大型観光バス。この3連休に観光バスを何台もチャーターする大歓迎な大田原。
待ち時間もなくスムーズに会場入り。

今年の完走食はホットケーキだったよ。


7箇所に置けるスペシャルドリンクを提出。
マネージャーが丹精込めて作ってくれたよ、ありがとう。リタイヤしないようにしなきゃ。



中身は大好きなポンジュースにパワージェルを半分と蜂蜜少々。
大会景品でもらったコレも入れたよ。


体育館に荷物を置き、とりあえず目標タイムの前で決めてみた。


時間があったので無料のマッサージを軽く受け、仙台から参加のラン友さんと合流。
ラ・フランスハーフマラソン以来の再会。


スタート前の風速計は、目が回るくらいに猛烈に回転してたぜ。


旗はバタバタとはためき、バルーンは強風にあおられてこの状態。


柔らかな芝生の上でストレッチとアップジョギング。
この強風は・・・・24kmまで楽しく走れるね!って自分を慰めてみたよ。


シューズは新品のターサージール6。


スタートラインに整列。お互いに健闘を誓い合った。



号砲が鳴り響きスタート!


綺麗なグランドを回りペースを上げる。
500mも走らないうちに鼻水が垂れた。
しばらくは強い向かい風に押されたが、コースマップどおりに少しずつ下り基調になり追い風に。
瞬間風速は10m以上ありそう。
強烈な追い風にあおられて、足が早まり前につんのめそうになること数回。

スペシャルボトルのテーブルが見えた。取ることに集中!
が、強風で倒れていて発見できず。
立ち止まって探してやっと見つけたよ!
20秒はロスした。
ありがとう!ってつぶやいてボトルをゴミ箱へ投げた。

下り基調と強烈な追い風にもかかわらずペースが上がらない。
4’/km切って走れたのは数回だった。



箒川を渡る大橋では、鼠色の雪雲に覆われた那須連山からの息もできない強烈な横風!
この時点でサブスリーは諦めた。
すれ違いが始まる17kmからのやや緩い上り基調では、かなり早く脚を運んでいるにもかかわらずラップタイムは4’25”/kmという愕然とする数字が。
折り返しでラン友さんとエール交換。なかなか良いペースだったね!

再び下り基調の追い風になるが、ペースは相変わらず4’5”/km前後。
ハーフのブルーマットは、目標タイムより2分近く遅く通過。
これでも頑張って走ってるのに!
って、反省しながら走ると、大田原で最も楽ちんで美味しい下り基調が終わった。

24kmからの地獄の走りが始まった。
上り基調だけでなく、今まで恩恵にあずかっていた追い風とサヨナラ。

息もできない強烈さ!身体が横向きに!
そして氷のような冷たさ!

スペシャルエイドは上りが厳しい場所にあったから通過。ごめんなさい。

とりあえず、30kmを2時間5分台通過を目標に堪えた。
が、心が何度も折れて6分台で通過。

しばらく走ると後方から大人数の足音が!
なんと、サブスリーのペーサがいたよ!
集団に吸収してもらい、猛烈な向かい風もそよ風に変わった。
集団が風よけとなり脚の運びが楽になった。
かなりの集団だから、右へ左へとランナーの身体に接触し、脚がもつれて転びそうになるのに気を付けた。

これは気持ちいい!
このまま12km走りきれる!
ありがとうペーサー!

って感じたのもつかの間の3km。
次第にペースが上がり、前を走るランナーの体がぼやけ始めた。
低体温症の兆候が出始め、再び猛烈な向かい風が集団を襲いバラバラに。
倒れてしまいそうになり、勇気を持って集団から離脱。精神と肉体が崩壊寸前だった。


残りの体力は来月の防府読売マラソンに備えペースダウン。
40km通過タイムを見て、今年ベストの3時間7分は切ろうと気合いを注入。
ゴール会場へ向かうランナーがぼやけて見えた!
グランドに突入!



グランドに入ったら吹き飛ばされそうな強風が!


歯を食いしばって半周走り、追い風になって時計を見たら5分切れそうだったから、最後の力を振り絞ってダッシュしたつもりでゴール!

ゴールポーズは苦しすぎて指が2本(笑)
ゴール脇の芝生に寝転んで息を整えた。
係りの人達が心配して声を掛けてくれたが、ただ単に温かい芝生の上にいたかったから。
さすがに悪寒が走って寒さが増したので、マネージャーの待つ場所へロボット状態で歩いて行った。
手作りの完走メダルは次の大会でお願いします。

走行記録

https://go-wellness.epson.com/neo-run/user/view/shareWorkout.html?shareId=321181021353677200000000000



両足裏横がひどく攣ったように痛むのはいつものこと。
マッサージを入念にして痛みを和らげた。
ジャージだけだと震えが止まらなかった。
ラン友さんも無事にゴール!


ラソンを始めて2年目。フルマラソンは大田原で2レース目。自己ベストを10分も更新して3時間19分台の完走は素晴らしい!ナイスラン!!

温かいなめこ汁で温まる・・・はずが寒すぎて温まれない。
日陰の体感温度は0度近かった。
再開を誓い合い、また次のレースで勝負しよう!って別れた。

すぐに発車する無料温泉行きのバスに乗った。
行先は左久山温泉きみのゆ。
泉質はまろやか。泉温はかなり低い。肌がぬるぬるすべすべになったが、全く温まらん。
ジャグジーに入ったら泉温がかなり高く、こっちの方が身体がぽかぽかになったよ。
16時15分の那須塩原行の送迎バスに乗って駅に到着。
駅弁を買おうと探したが、新幹線発着駅なのに駅弁が売ってない。
仕方ないので宇都宮駅で最後の2つを買って、湘南新宿ライングリーン車で食べた。
右側が山菜弁当。足りないのでコンビニでも買った。


久しぶりのビールは美味しかった。


大会を振り返って。

年末からアキレス腱を痛めてしまい、やっとまともに完走できるようになり、この厳しい大田原マラソンにエントリー。
徐々に絶好調だった一昨年の脚力に戻り、再びサブスリーを目指す身体に仕上がって挑んだ大会だった。

天候次第・・・という言葉は嫌いだが、そこは自然を相手にするスポーツ。
といっても、ここはフラットで走りやすいコースではない大田原。
余裕でサブスリーを出せるランナーでも苦労する厳しいコース。
風が強く吹くのは当たり前の地形。それに打ち勝つような鍛練を積まない限り、この大会で目標達成は厳しいなんて百も承知だった。
それなりの練習を積んできたつもりだったが、やはりこの大田原に挑むには脚力も精神力も不十分だった。

50歳を過ぎると身体の個々のパーツの能力の衰えが激しくなり、練習内容はこなせるが疲労回復のスピードが遅くなる。
1週間前に行った20kmペース走後は、低体温症と貧血、内臓も疲労してしまい、軽いジョギングでも鼻水が止まらなくなった。
体重もかなり落ちて、食べる量を徐々に増やして疲労回復に努めたが、鼻水が喉の奥に絡む風邪の初期症状は治まらなかった。
大会3日前から2日間は腹筋と体感トレーニングをやってみたが軽い筋肉痛に。
結局、大会当日まで成功に終わったのは、いつもやってなかった禁酒と禁爆食いだけだったようだ。
軽い筋肉痛と鼻水は止まらないけど、身体は軽く絶好調。
サブスリーは自信なかったが、強風にも負けずに楽しくゴールできる自信はあった。

一昨年サブスリーを達成したつくばマラソンの前の大会で出した3時間2分。
赤城おろしの強風が始終吹き荒れたぐんまマラソンのタイムを目標にした。
スタートしてもペースが上がらず息苦しく、とても楽しく走っているような感覚でなかった。常に苦しかった。

24kmからは地獄の2文字。こんな辛い経験はいまだかつてない。息もできない強風が続いた。
反対車線から走ってくる大型車の風も重なって、前走者が立ち止まって見えたよ。
殺風景な風景と殆どない沿道からの声援。
24kmから34kmの10km区間は、精神と肉体が崩壊寸前の地獄だった。
これはマラソン大会なのか?と笑ってしまった。

往路の暑さで手袋を脱いでウェストポーチにしまってしまい、次第に指先が冷たくなり視野がぼやけ始めた。
下してしまったアームウォーマーを上げる力も湧き出ず、低体温症気味になりペースは上がらず。
復路の北風を想定して、手袋とアームウォーマーは着けたままにすべきだったね。

今回初めてスペシャルドリンクを持ち込んで挑んだが、目が疲労してぼやけてしまい、自分のボトルを探すのに苦労しタイムロスした。
風で倒れてしまったのもあったが、直立していても自分のを見つけ出すのが大変だった。
ゼッケン番号を叫ぶとここだよ!!って教えてくれるものの、係員はボトルに触れることはできないらしい。でも倒れていても起こしている係員はいたけどね。
とてもレースペースを保って取って飲むのは無理だった。
結局、7箇所のうち、1箇所だけ上り坂の途中にありあえて取らなかった以外は全て取れて、3.4口だけど飲むことができてよかった。
倒れないようにとポンジュースの量を多くしたので、もっとジェルの量を増やさないと効果が発揮できなかった。
復路は全く汗が出なかったので喉も乾かなかった。

大田原でのサブスリー達成は叶わなかったが、昨シーズンを故障で棒に振ってしまった脚力は取り戻したと実感した。
5月の黒部名水から厳しいコースのいくつもの大会をこなし挑んだ結果、ついにサブスリー達成への入り口が見え始めた。
約2週間後の防府読売マラソンは楽しんで楽しんで走ってやるぜ。