第11回歳の鬼あし50km






ランニング仲間から多摩川と浅川をコースとしたマラソン大会があると知って、詳細を良く調べたら表彰台に上がれる可能性あるかも!って浮かれてしまいエントリー(笑)
エントリーしたときは絶好調だったからな。多少の暑さでも乗り越えられるってね。
新しい歳になってからは下降線。故障すれすれラインを行ったり来たり。

前橋・渋川シティマラソンでは、シンスプリントの痛みが出ずに無事にゴールし、その後は無理のないペースでジョギングした。
とても表彰台を狙えるような練習内容でもなく、レースペースで30km走なんて恐ろしくてできなかった。

毎歳暑くなる大会日だったが、週間天気予報では曇りマークが消えることはなかった。
大会当日もどんよりと曇り、毎歳参加しているランナー達からは笑みがこぼれていた気がする。
暑くなって欲しかったので、ハイドレーションパックに1Lの給水を入れた。

宿泊もせずに自転車で行ける大会なんて本当に素晴らしい!
少しひんやりとした多摩の川沿いをマネージャーとゆっくりサイクリング。

参加人数が恐ろしく少ないこの大会。50kmクラスは200名ほどかな。
会場もとてもローカルな雰囲気が漂っていたよ。










5km前後の間隔でエイドステーションが設けられ、特に補給食なしでも完走できるエイドはあった。
フルーツ系、パン系、おにぎり、いなり寿司と他のメジャーなウルトラマラソンのように盛り沢山ではないが、記録を目指さないファンランナーにとっても満足できるエイドの内容。




日野市は新撰組で活躍した土方歳三の故郷。「第20回ひの新撰組まつり」も開催しており、土方歳三の子孫がエールを送ってくれたよ。




スタート時間が近づくにつれて晴れるかな?と期待していたが、全くお天道様は雲間から顔を出さずにスタート!
小さなグラウンドを2周するのだが、早く走れる脚力がないにもかかわらずロケットスタートしてしまい、4番手でグラウンドを出たよ(笑)
序盤は多摩川を上流へ向かって走る。微妙な上り基調なのは何度もここを走って経験済み。土手を下りたり上ったりのアップダウンもね。
当然のごとく何人もの健脚鬼脚ランナーに抜かれたよ(笑)
大きなコースマップを貰ったけど、意外にも細かな折り返しがあり、前日の雨で白線が消えてしまってミスコースの危険があるか心配だったけど、白線はしっかりと残っていて、分岐点には係員も必ずではないが道案内してくれた。
分岐がいくつもあるので、疲れてくると端折ってショートカットしそうだったけどな(笑)



福生市の怪獣公園に入ったところでマネージャーが応援ランしてくれたよ(笑)


この頃はまだまだ元気。
陽射しもなく、20kmまでは4分30秒前後のラップタイムを刻めた。


30km地点の第4エイドで休憩。
下り基調にもかかわらず全くペースが上がる気がしなかった。
万事休す!
お腹がかなり減りエネルギーが枯渇状態だった。
バナナ、アンパン、コーラ等々、梅干し以外は全て口に放り込んだ。


ペースは激落ちして、気分はエイド爆食いファンランモードに(笑)
都立日野高校の野球部の練習を見ながら、多摩川とはまた違った風情がある浅川沿いを走る。
第5エイドでは、おにぎりやいなり寿司の炭水化物をメインに食べた。
途中で日野市にお住いのラン友さんの応援を受けて、多少は脚が軽くなった気がする。
浅川の反対側を走るランナーが目に入り、その地点までまた折り返しかと思うと気が滅入ったよ!
何しろ折り返し地点が多く、行っては戻るという無駄な作業に心が折れそうになった。

ゴールまでの全てのエイドに立ち寄り、美味しく飲んだり食べたり。
第7エイドでフルーツの爆食い!
レモンが甘酸っぱくて美味しかった!


ようやく日野橋が見えた!
自転車に跨ったマネージャー様と合流。
自転車で楽しやがって!って思ったら、彼女も20km走っていた(笑)
自然と笑みが浮かんだよ。
さすがアスリート女子だな!


地味な大会だったけど、ゴールシーンは大勢の小学生チアガールに迎えられてゴール!
の写真はありません(笑)
脚がかなり筋肉痛になったけど、時間が経つにつれて和らいだよ。


4時間切りが目標だったけど、やっぱり食い気に走ったね(爆)
次の飛騨高山ウルトラマラソン100kmに向けて良い練習になったよ。


走行記録

https://go-wellness.epson.com/neo-run/user/view/shareWorkout.html?shareId=415071029148366100000000000




万願寺近くの有名なお豆腐屋さんにて失った糖分を豆乳!

豆乳っぽくはなく、ソフトクリームそのままの美味しさ。


おからドーナッツも甘くて美味しかったよ。


大会を振り返って。
鬼のように健脚だった土方歳三のようにはなれなかったが、五稜郭から応援に来て貰った御霊には完走ということで応えることができたかな。
鎌倉攻めへと新田義貞の軍馬が多摩川を渡り、私が生まれた100年前は江戸から明治へと移り変わる激動の時代。この時代に活躍した剣士は数知れず。
五体満足な状態でゴールできたのは、そんな数多くの剣士が憑依してくれたお蔭かも。大袈裟な!

シンスプリントのような症状は一切出ず、曇り空だったという天候にも助けられた。
コースは至って単調そのもの。毎朝のようにランニングしているので見慣れた風景で面白くなかったが、浅川沿いは初めて走るので新鮮だった。河原のバーベキューの臭いに心が折れたが(笑)

ゼッケンが前面のみなので、前方のランナーが鬼あしランナーかどうか分からず、参加人数の少なさもあってモチベーションを保つのが苦しかった。

規模が小さく極めて目立たない大会だが、コースの要所要所には係員がいて運営はしっかりと行われており、ストレスフリーで大会を終えることができた。
エイドは5km前後と決して多くないので、気温が高い状態だと水分補給が苦しくなるから、各自で水分を持参する必要があるかもね。

来年は、野辺山ウルトラマラソンの予行練習で参加しようかな!