第6回飛騨高山ウルトラマラソン100kmの部












全国的に有名なウルトラマラソン。しかし、まだ過去に5回しか開催されてないとは少し驚きだ。
それだけ有名で人気のある大会なんでしょうね!
ウルトラマラソンもマラソン人気で数多く開催されているが、その中でも屈指のタフな山岳コース。
累積標高差は約2500m、コース最高地点は1345mのスキー場を含めた激しい上り坂は5箇所にも及ぶ。




高山祭の屋台行事」が無形文化遺産にも登録されることになった伝統のある街。
高山市は東京都よりも面積が広い。
東にそびえる日本の屋根飛騨山脈
旅好きな私であるが、実は飛騨高山へは一度も訪れたことがなく、エントリーするきっかけの一つにもなっていた。
奥飛騨慕情なら少し歌えるけどね(笑)


前月の「歳の鬼あし50kmマラソン」からは狂ったように走り続け、大会の前々日までの走行距離は4週間で400kmを越えた。
大会に備えて早朝から長距離練習を何度も行い、体重もベストに近い状態に落ち着いた。
長距離練習を繰り返し行ったが、芝生や不整地での無理のないジョギング程度だったので、ランニング後の痛みは全くなく、久しぶりに万全な状態でスタートラインに立てたよ。



大会の一週間前から減量開始。
朝食は1/4カットされたリンゴと蜂蜜を入れたラッシー。昼食だけご飯を茶碗に半分ほど食べ、夜食はご飯抜いて肉や魚のみ。
こんな感じの炭水化物オフのダイエットを4日間もしたので、ゴールデンウィークに63kgもあった体重が一気に56kgまで落ちた。筋力低下を避けたいので、毎日の長距離走は欠かせなかった。
大会前々日の夜食から炭水化物を大量に摂取。


久しぶりの甘いオヤツで糖分補給も(笑)


高速に乗って松本経由で高山入り。
日本有数の観光名所とあって多くの観光客で賑わっていた。


検索した高山ラーメン店には長蛇の列!並ぶのは疲れるので、手軽に入れるお店で高山ラーメンを食べた。
飛騨牛高山ラーメンの大盛り♪


マネージャー様は高山チャーシューラーメン♪


あっさりとした醤油味のスープ。大盛りだったけど、胃もたれせずにお腹にも優しい(笑)


食後にはお団子♪


飛騨牛も追加しちゃったり♪


猛牛のように野山を駆けろ!!っておまじない。


お決まりの♪


胃袋をかなり膨らませ古びた街を観て歩き回ると、北風が吹き始めて雲行きがかなり怪しくなり、雨粒も落ちてきたので、少し早かったけど会場へと向かった。
大林組もスポンサーなんだね。




事前受付を済ませ、スイスから高山に移り住んだ外人さんが作っている自然食品コーナーで、グルテンフリーなミューズリーと巨峰の干しぶどうをマネージャー様に買ってもらった。
ミクシーで知り合ったランニング仲間さんとエールを交わした。フルマラソンの自己ベストタイムが2時間40分。今回のウルトラマラソンではどんな凄いタイムでゴールするのか楽しみ。

マネージャー様のお母さんが生まれたお寺へ車を走らせ、お寺の傍らに佇む親戚の方が経営している喫茶店にてカフェタイム。お豆が変わった味がして美味しかった。


茶店に隣接している福来博士記念館は〜

リング??


鳥肌が立ったよ。憑依されたか??



室町時代に建てられた浄土真宗最古の遺構である照蓮寺は〜


室町時代の空気感がそのまま味わえる風景だった。
マネージャー様のお母様が生まれた育ったところは、時計が止まったような情緒豊かな景色が広がっていた。
見晴らしの良い高台から高山の街が見渡せる。って、こんな急な坂道を毎日上り下りして暮らしていたのかね、君のお母様は??
その強靭な足腰はお母様の遺伝子なんだな〜(笑)


アソシア高山リゾートホテルに到着。



おもてなし水饅頭は甘さたっぷり。



ホテルの売りのスパウィングを堪能し、300km超える長旅の疲れを癒したよ。露天風呂からの眺めは最高に気持ち良かった。


大会オリジナルTシャツを買った!

4500円と高価だったから買わないようにしていたけど、実物を見て触ってクオリティの高さで買ってしまったよ。
派手で目立つけど格好いい!
アーリーエントリー者の特典で、サルボボさんも貰ったよ♪


夕飯は飛騨牛朴葉味噌!

案内冊子で紹介されていたお店は開店早々から満席で並んでいたから、少し歩いてお洒落なバーのようなお店にて。
今まで味わったことのない美味しさに感動!ここのお店で食べれて良かったよ!って、名前を憶えてないけど。



ホテルに戻って明日の準備♪は麦酒を飲みながら〜
レーズンは参加者へのプレゼント!
さるぼぼさんに完走祈願!



シューズはスカイセンサーグライド3を選択。
ヤフオクで新古品を安く購入できた。
紐は3番目から通した。足の幅が広いので、必ず小指が痛んでしまうため。




地元の子供達から嬉しい励ましのお言葉に感謝!


スタート時間が5時と早いので9時前には就寝。
ストレスなく熟睡できたよ。


2時に目覚ましが鳴り熱いお風呂に入って覚醒。
朝食は懲りもせずにまたハンバーグと甘いスウィーツが。。。


アサリの味噌汁は鉄分と大豆タンパクを補給。塩むすびは特に意味はない。時間が早くて普通のおにぎりが売ってなかった。ヨーグルトは腸の調子を整えるために。受付会場で買ったミューズリーを入れて食べたよ。
その他に、カロリーメイト2本をOS1と一緒に飲みこんだ。


足裏の縦アーチと脹脛にはキシオネテーピングし、足裏の横アーチには伸縮しないテーピングで固めた。
指も全てテーピングして、長時間走行で出来やすい水膨れを防いだ。
ウェストポーチの中にはショッツジェル3本とスズメバチジェル1本。他に口が寂しくなるからと塩飴1個、参加賞に貰ったレーズン、マネージャー様が会場で買ってくれたお菓子「ミューズリーバー」♪



エイドで爆食いして胃もたれ予防にパンシロンも(笑)
緊急時と写真撮影用にスマホも入れたから、ポーチが重たい重たい!
結局、ミューズリーバーとレーズンだけはランパンのポケットに入れたよ。


胃がまだ膨らんだ状態だったが、4時にホテルを出発し会場駐車場へと車を走らせる。
昨日の夕方から降り続いた雨がやっと上がった感じの曇り空を見上げる。
予報では15時には最高気温が26度!?
先週の柴又ウルトラマラソンよりも気温が高いじゃん(笑)

指定された駐車場に車を停めて送迎バスで会場入り。
4時45分スタートの整列が始まっていた。
ゆっくりと長い時間を掛けて咀嚼したけど、スタート会場へ向かうバスの中では若干の胃もたれが(笑)
タイム狙いではなく完食狙いだから大丈夫でしょう(笑)
予報どおりの気温だと8度かな。上下ジャージだけだったので、吐く息は白く寒かったよ。








いよいよ5時スタートの整列が始まった。
行ってきます♪イッテラッシャイ♪
西野カナちゃんの曲を口ずさんで(笑)
五体満足なこの体。みんなの声を形にして、必ずゴールしてみせるぜ!

サロモンのソフトボトルは軽くてコンパクトで飲みやすいのは良いが、ポーチとの相性が悪く何度か落下してしまった。
目標タイムは去年の伊豆大島ウルトラマラソンのタイム10時間24分を切ること。
85kmくらいから右の大殿筋が痛み出し、走る気力もなくかなり歩いてしまった。
今回は一度も歩かずに走り切って、素晴らしい飛騨高山のエイドを完食することとした。



マネージャーにハイタッチして、いざ100kmの道のりがスタート!
スタート時の体重は恐らく60.0kg前後。ベストな体重ではないが身体も脚も軽く、やや下り基調の市街地へ向かうコースは軽やかに走れた。
早朝にもかかわらず、商店街からは多くの方々が熱い声援を送ってくれたよ。
昨日訪れた古い街並みコースを走る。


マネージャー様と行った照蓮寺へ向かう景色に出くわす。
徐々に上り基調になり始め、走るのも辛くなるような急坂に差し掛かる。
この大会は激坂で有名。標高1300m地点のもっとも厳しい飛騨高山スキー場を含め、激坂は5箇所もある。
しかし、アップダウンだらけだった伊豆大島の波浮港からの激坂を走り切った自信があった。
朝食に食べたチーズハンバーグとモンブランが胃の中で暴れ出し、着地の度にゲップゲップしてしまったが、ペースが早くないので、給水所は素通りして消化を待った。
15分前にスタートした組の集団に追いついた。
10kmラップは51分18秒!
スタート時は気温が低く太陽は厚い雲に覆われていたが、1時間もすると次第に木漏れ日が差し始め、汗が頬を伝うようになった。
多少のアップダウンを通過し、美女高原の激坂をパスしたら急な下り坂!
重力に任せて駆け降りたら、長閑な農村地帯へと入ると素晴らしい景色が!
田植えを終えた朝日に輝く水田、遠くに見え隠れする飛騨山脈



陽射しは初夏だけど、空気はまだ冷たく鼻水が止まらない(笑)
右手左手で鼻を摘まんで鼻水を搾り取り、ランニングシャツに塗りたくる。
汗よりも鼻水が止まらない(爆)
次第に木漏れ日溢れる山道に入り、流れ出る鼻水を拭いながら、標高差600mもあるスキー場へと続く急坂をゆっくりと上る。前を走るランナーの吐く息が白く漂った。
前夜と朝の食事によって空腹感は全くなく、逆に食欲がない状態だった。
飲まず食わず休まず歩かず!30kmを2時間36分で通過。
33km地点のエイドで初めての給水とトイレ休憩。
マイボトルもウェストポーチに入れてあるけど、雲一つない快晴の状態が続けば、市街地コースは炎天下でエイドまで持たないから、なるべくボトルの水を温存させた。
スキー場へと続くつづら折りの上り坂。伊豆大島の波浮港から一気に上がるあの激坂を走って上り、最高地点の三原山まで何人ものランナーを抜いた自信があったから、あの激坂に比べれば楽勝!!って何度も自分を奮い立たせて脚を前に運ぶ。




やがてフラットな道になり、目の前には北アルプスの美しい峰々が見えた!




ようやくスキー場エイドに到着!
ポカリを2杯止まらずに飲んで、転んだら血だらけ必死な急坂を駆け降りる!

5kmで600m下るから相当の急坂!ブレーキを掛けないようにピッチを狭くして脚の回転を速く回す!
急坂下りはぶどうマラソンで慣れていたから、とにかく太腿に負担が掛からないように、胸を前に突き出すような格好で駆け降りた。長い下り坂で呼吸を整えながらもペースをアップさせ、エイドでの給水は止まらず走りながら飲んだ。
再び急坂が現れペースダウンしたが、50kmを4時間31分で通過。坂のないフラットな鬼あし50kmレースのタイムが4時間22分だったので、100kmを10時間以内で走り切れる可能性が見えた。鬼あしよりも脚は軽く絶好調!
爆食い完食ファンランモードでスタートしたが、こんなに調子が良いのなら、ランナーの憧れである100kmウルトラマラソン10時間切り(サブ10)を目指した。

ようやく胃袋が空っぽになった気がしたら飛騨牛エイドが見えたよ!
と、その前に聞き覚えのあるキャンキャン声が!!
マネージャー様の登場!(笑)

走って来たのかと思えば、筋肉痛で走れず歩いて来たって(爆)
この大会で最も大きなエイドステーション丹生川支所に到着。
お腹が空いた!!







時間がもったいないので飛騨牛は二切れだけ食べて、冷たいトマト蕎麦とトマトのカキ氷を一気食い。
フルーツも一切れ食べて、胃もたれ予防にパンシロンもすぐに飲んだよ。
大勢の子供達とマネージャー様とハイタッチして、サブ10ゴールを目指す。
60km通過は5時間30分51秒!エイドで給食休憩をした割には30分もの貯金ができた。





スキー場の激坂も無難に攻略し、サブ10は楽勝じゃん!!って鼻で笑っていたらいきなり目の前に急坂が現れた。
こんなに急な坂だったのか!!
とても走って上れる坂道ではなかった。呼吸を整えて一休み一休み。疲労回復のために歩いたよ(笑)
歩幅を広くして脹脛を使わない山歩き走法。走るよりも早いし楽だ。
楽とは走るよりも楽で、辛いことには変わりないが(笑)
いつまでたってもつづら上りの激坂が続いたが、係りのおじさんが「もうすぐ給水所だよ!」って言ってくれて励まされた。
やっと「千光寺」の山門へと辿り着いた。



この階段もコースになっていて、走って上っている人は見なかったぞ。

真っ青な空とエグイ階段。。。どこま続いている??
やっと上り切ったらまたまた素晴らしい景色が!!




参拝するランナーもいるらしいが、ここはサブ10達成のために一礼して過ぎ去る。




寺を出たらすぐに急坂になり、脚の回転をマックスにして駆け降りたかったが、疲労が蓄積されていたのと足の甲と足首が痛み出しスピードダウン。
なんとか無難に下り切って、70kmを6時間39分12秒で通過。まだまだ20分の貯金がある。ここからはフラットな道なのでペースアップさせた。
ポーチからジェルを取りだし飲みこむ。もの凄く甘くて歯が痛くなったよ。
初夏の太陽が真上から照りつけて、1キロ5分のペースで走り続けると体温が急上昇!
熱中症になりかけの所で国府海洋センターエイドに到着。
頭に何度も冷たい水を掛けて冷却!
水羊羹が甘くて美味しかった!


パンシロン効果なのかお腹が減って、ジェルとレーズンを味わいながら走った。激甘!歯が痛い。。。。
空っぽになったマイボトルには、今大会から提供されるようなにったスペシャルドリンクをたっぷりと満たしたよ。
マイボトル化はこまめな給水だけでなく、ゴミを少しでも減らしたいという環境を意識した活動。
お酢が入っているのか、ぶどうの味がして甘酸っぱい。
給水と給食休憩を長めに取ってしまい、貯金は増やせなかった。
80km地点到着は7時間40分23秒。
残り20kmで20分の貯金!すぐに計算!1キロ7分のスローペースでもサブ10じゃん!
しかし、エイド休憩もあるし、なにしろ距離表示に置いてあるコーンの位置が、自分のGPS時計と1kmも違っているし。
この先何があるか分からないから、1キロ6分30秒を下回らないペースで走ることにした。
日陰が全くない市街地。10kmが遠く感じ始め、1km走るのがやっとの状態まで追い詰められた。
するとそこへ!!再びマネージャー様のキャンキャン声が(笑)
少しだけ併走してもらい元気づけられたよ。ここまで炎天下の中歩き続けたマネージャー様に感謝!
マネージャー様と別れ、70kmコースのゴールはコチラ←を恨めしく眺めて、上り基調で山道へと続く日陰が全くない寂しいロードを走る。
突然、目の前にモンシロチョウが現れて、真っ青な空に浮かぶ小さな生き物を見ながら少しだけ併走して楽しめた。
30歳台で両親を亡くし、40歳台最後のレースは100kmマラソンを選んだ。
この過酷極まりない飛騨高山ウルトラマラソンを走りながら、今まで自分が生きてきた軌跡を辿ると、何人もの懐かしい顔が浮かんでは消えた。
ありがとう、ありがとう、と、何度も声にならない叫びを上げ、涙が溢れて何も見えない状態になった。
気付いたらモンシロチョウはいなくなっていたよ。応援、ありがとう。

だらだらと続く上り坂をゆっくり走り、時計のペースと時刻を常に確認。GPS時計の設定を間違えたのか、ラップタイムが全く取れていなく、1キロのラップタイムが全く分からない。スタートロスが殆どないので、時刻とコース上にある5kmごとの距離表示だけが頼りなんだが、かなり手前に設置されていた5kmの距離表示が、次第に自分のGPS時計と大差ない距離に置かれるようになり、キロ6分30秒のペース設定が怪しくなってきた(笑)
やっと最後の峠を越えて一気に下り坂に!




90km到着は8時間48分58秒!貯金は11分もある(笑)
しかし、GPS時計と比較すると、この距離表示は400mほど手前なんだよね。70km地点までは1kmの誤差だったのが400mの誤差に縮まった。GPS時計と同じ距離にゴール地点があったらギリギリじゃん(笑)
しかし、ペースアップさせる気は毛頭になく、残りの10kmは脚を労わりたいので、疲労を抜くようにゆっくりジョギングしながら楽しんだよ。
峠の坂道を下り視界が開け、ラスト5kmになったら素晴らしい風景が目の前に!


真っ青な空と残雪が美しい飛騨山脈コントラストは最高!
森からは新鮮な美味しい空気が吹き付けて胸一杯になるまで吸い込む。
最後のエイドステーションでは、ポカリより冷たい水をたくさん飲んだよ。
ラスト1kmのカラーコーンにタッチして、ゴール会場が見えた!!っと、ここでまた信号ストップ!
コースが閉鎖されていないので、信号に従うこと4回目。
残り数分あったから安心だったけど、青信号になったらゴールまで一気にペースを上げた・・・つもり(笑)
脚が上がらん(爆)
ゴール会場へ向かう坂道を走っていたら、歩道橋の上からマネージャーが手を振って喜んでいた!30kmも歩き回って応援ありがとうね!
自分のゼッケン番号と名前が呼ばれて、ついに感動のゴール!!!








塩まみれになった脚。
筋肉痛以外は痛みなし!


見事にサブ10を達成!!




美味しい空気と美味しい水で育んだ君たちの思いを、100km先のゴールまで連れて行けたよ。本当にありがとう。


大会を振り返って。
久しぶりに万全な状態でのスタートではあったが、いつまたシンスプリントの痛みがぶり返すかと、ゴールテープを切るまでかなり不安だった。
フルマラソンとはまた違った意味での緊張感。100kmという過酷な距離と時間。

コースについては、7割ほどが山岳コースで熊出没注意のアナウンスもあった。
参加人数は他のウルトラマラソンと比較すれば多い部類で、ラスト20km程度が単独走となった以外は、一団を形成して抜きつ抜かれつなレースが楽しめたよ。
景色についても単なる山岳コースと異なり、日本の屋根を形成する山肌には残雪が眩しく光り、初夏の陽射しは強いが、山から吹き降ろす風は冷たく心地よい。

アップダウンは厳しいが素晴らしい景色を仰ぎ見ながらのランニングは、普段は都会でしか走っていない私にとってはとても新鮮だった。
そんなエグイ素敵な山岳コースも終わり、市街地コースは初夏の陽射しと照り返しが強く、5km前後に設けられたエイドステーションが砂漠のオアシスだったよ。マイボトルがあったので何とか脱水症状にならずに凌げた。
そんな一番辛い区間でのマネージャー様の応援ランは本当に嬉しかったよ。
君はいで湯のネオン花〜♪・・・じゃないけどな(笑)

残り20kmで20分の貯金があったから、普段のペース以下でスロージョギングしてもサブ10達成ができると思い気が楽になった。
最後の西行きコースの上りも苦しまずに攻略し、ラスト10kmは疲労を溜めないようにと更にスロージョギングし、数人のランナーに抜かれても気にしないで、冷たい水をたくさん浴びてエイドでの休息を確実に取った。

ゴール後はさすがに疲労が激しく立っているのも辛かったが、去年の柴又100kmや鬼あし50kmのときのように座り込んでしまうほどでもなかった。
美味しいフルーツと給水をたっぷり摂取して、駐車場へ向かうバス乗り場までも難なく歩けたよ。


ウルトラマラソン伊豆大島と柴又を完走しているが、アップダウンの累積標高差が約2500mもある厳しいコース設定なので、前2回の大会のように無難に完走できるか不安極まりなかった。
練習走行として走った鬼あし50kmでは、シンスプリントの症状も全く出ず、万全の状態でスタートラインに立てたのが良かった。
歩きはしたが意外にも楽に山岳コースを走り終えたのは、アップダウンしかない過酷な伊豆大島を2周もしたこの脚だったからかもね。あの過酷さは超絶極まりなかった。
早朝から食事も摂らず、走る前のコップ一杯の水だけで30km走や40km走を何度も行なった。
結果として、エネルギー効率の良い身体を作ることができ、厳しい山岳コースに加えて、最高気温が26度にも達したこの大会を余力を持って9時間57分で走り切れた。日々の鍛練。この一言に尽きる。

強靭な精神力で全国屈指の難コースに挑み「超」の世界を極めたんだ!
って書いてある凄い文言が入った記録証。


初夏の陽射しに炙られながらも、どこまでも真っ青な大空の下で、歴史と伝統の街並みを駆け抜けた。
日本有数の観光地である飛騨高山を堪能し、厳しいコースの反面、温かい地元のおもてなしを存分に味わえた。
正にそのギャップは10000mを超えていたよ。
他の大会にない素晴らしいおもてなし。森も川も田畑も飛騨牛もね。この過酷で厳しいコースを走ったランナーにとって、一生忘れられない素晴らしい思い出になったことでしょう。本当に、走らせてくれてありがとう。



不動産登記法とはそもそも、国土を測り、国土の上にある建物を測り、税金の根拠及び取引の数量を登記するための手続きを定めた法律。
その数量を測る資格者が土地家屋調査士
従って、極めて公共性の高い業務であり、依頼人からの主張で恣意的に境界を決めたり、他人任せの測量はご法度。
高い報酬を受け取るにもかかわらず、国家資格者本人が現場作業をやらずに、測量会社の社員や下請けにやらせている態様は、高額な報酬を支払うお客様が納得するのかな。
梅雨が明けると厳しい真夏の陽射しに照らされる。資格者本人が汗水垂らし鼻水垂らし現場作業をすべきでしょう。
暑いから疲れるからと、他人にやらせて漁夫の利を得る行為を恥ずべきだ。


ラスト20kmを追い込むことはせずに走れたので、中2日で練習を再開できた。
次の大会は7月30日の日本海メロンマラソン
50歳という大台を超えて初めての大会がメロンだぜ。去年の自分に勝てるよう、真夏の暑さに負けずに猛練習だ!