土地家屋調査士の2次試験

土地家屋調査士の2次試験も終わり、後は合格証書の交付を待つばかりとなりましたね♪
2次試験というのは、簡単な口述試験であり面接のようなもの。

私が平成20年に2次試験を受験した際は、作業着と軍足という恰好で、試験官は唖然としていたが(笑)
スーツで受験するのが筋だが、私は敢えて作業着&軍足で受験した。
現場が命であるということ、現場作業をしない土地家屋調査士は不要であるということを暗に主張したかったためである。

境界調査の基本は、素手で境界標を触ることだ。
補助者さんと初めて現場に連れて行った時に、素手で境界標をなぞっている姿に驚き感激した。女性なら軍手を着用し、手が汚れないように境界標の土を払うのだが、彼女は素手で境界標の土を払い、「ここが境界ですね」と答えた。

境界というのは様々な物が存在し、石杭の上に刻みがある境界標も多く存在している。まず、設置されていた当時の状況を触感で体に覚えこませ、境界点はどこなのか探るのには素手がベストだろう。

自らの体を汚し、その時代に溶け込ませることにより、今まで見えてこなかった状況が見えてくることもある。


穴を掘り、その当時の土で手を汚し、「ほら、これが昭和の初期に埋められた土だ!」って補助者さんの顔にベト〜って付けるのが楽しい今日この頃♪