秋の匂い♪

暑さ寒さも彼岸まで、というとおり、東京では、午後3時過ぎ頃から北東の涼しい風が吹いてましたね♪

昨夜は沢山の虫達の鳴き声と共鳴するかのように、ツクツクボーシの叫び声も聞こえました!夜中なのにお盛んですねぇ。

我が家の庭・・・・・といっても広くないのですが、草むしりしていないので、虫達の生命を育む場・・・・と化しておりますww
背の高い草や弦等は、ご近所に迷惑になるのでむしってます。

草むしりしない理由の一つに、虫達の住居を確保することでしょうかね。
除草剤をホームセンターで購入し、まんべんなく噴霧すれば、雑草は生えないでしょうし、又は、土の上をコンクリートで施工してしまえば、除草剤を噴霧する必要もありませんね。

自分の土地を利用する、という意味では、上記のように、自分に都合の良い策を講じて施工すれば良いのです。

しかし、土地を利用するのに、御都合主義では近隣に迷惑を与えるだけでなく、都市計画にも影響してきますよね。
元々の庭が土であったにも拘らず、コンクリートで施工してしまうと、降った雨が庭に浸透せず、そのまま道路へ流れ出します。
建築計画には、降注いだ雨の「浸透」「流量」「管径の勾配」等も計算されております。

土地家屋調査士である私は、当然のことでありますが土地問題にも強く関与しているので、今後の被災地復興計画にとても感心があります。


司馬遼太郎の対談集「土地と日本人」

「戦後社会は、倫理をふくめて土地問題によって崩壊するだろう」

予言は正に的中し、バブル崩壊リーマンショックから立直れない国、日本を、彼は遠い空から静かに見つめているに違いない。

対談している人物

野坂昭如 石井紫郎 高橋裕 ぬやまひろし 松下幸之助である。

日本人と土地との関わり、土地所有意識と土地公有化の問題を語っている。

土地を公有化すること自体、既に不可能であるが、コオロギやスズムシ達の鳴き声から察すると、境界なんてつまらない争いなんてしないでさぁ、草が沢山育ってる、安全で住みやすい土地に僕らは子孫を残すよ♪って聞こえますね。

土地という不動産が、「登記」という名の基において現実に公証されているが、所有しているその土地が、どこからどこまでなのか不明瞭な土地が多いのです。
土地家屋調査士という国家資格者が、今後予見される重要な場において、その職責を果たさなければならないでしょう。


虫達の「演奏会」が終わる冬に、庭の草をむしってやるか(笑)