測量士と土地家屋調査士の違い

昨日は、台風接近で雨が降ったり止んだりの天気でしたが、新規発注の現場作業でした。
久しぶりに地元での現場と休日だったので、知ってる人に声を掛けられました。

良く言われるのですが、測量士の元木さんです。。。。。
違います。土地家屋調査士の元木ですヨ(汗)

測量士は、公の機関より業務を受け測量する有資格者。
土地家屋調査士は、登記申請に必要な測量をする有資格者。

どちらも測量するのは同じです。
しかし、目的が大いに異なるのです。

土地家屋調査士は、常に、所有権界と筆界を睨んで業務を行い、調査・測量致します。
所有権界は「民法」を棲家とし、筆界は「不動産登記法」を棲家としております。
土地家屋調査士は、民法不動産登記法に精通している専門家なのです。

測量するに当たって、常に考えなければならないのが「誤差」です。
測量に誤差はつき物です。
誤差を限りなく少なくする為にはどの様に測量すべきか。

土地家屋調査士が、登記・測量・境界の専門家であるためには、公共測量作業規定に則った測量をしなければなりません。
三脚は木脚を使用し、高さは1.5Mに据えてジオイド補正。
観測誤差を打ち消す為に2対回の測定等。

自動で観測してしまう測量器械がありますが、私はアナログな人間なのであまり好きではありません。