緊急事態宣言が明けて二週間、ついに感染者数が二桁に突入した東京都。
毎年10月半ばに開かれる大町アルプスマラソンを走りました。
送迎バスは駅からだけでなく大町温泉郷からも出ているので、ゆったりと温泉に浸かる楽しみも味わえます。
公認大会・公認コースで参加者を制限することなく無事に大会が終えました。
種目及び募集人数を減らし、スタートはウェーブ方式。
給水は水のみで給食は無く、完走後のおもてなしリンゴ食べ放題もなくなってしまったが、コロナ禍の中でスタッフの方々が懸命に運営して頂き感謝しております。
例年は晴れの得意日のハズが、日を追うごとに怪しい雲行きの予報に。
小雨模様から本降り!そして西高東低のガチな冬型の気圧配置になってしまった。
今年に入ってフルマラソン大会は3回目。
1月のたまランでは、折り返し地点で向かい風に負けて立ち止まってしまった。
何とか完走したが目標タイムには届かなかった。
3月末の荒川河川敷で行われたトライアルマラソンでも、折り返すたびに向かい風のパンチをくらい、なんと早々に17kmでリタイヤ。
過去最短での終了となった。
メンタル強化のため、5月には10回もの30km走を行ったが、疲労が重なり右足の甲を痛め、完治した矢先には左足首の腓骨筋を痛めてしった。
2週間前のたまラン20kmでは、腓骨筋が痛くなる母子半球で着地するのではなく、踵付近で着地して無難に完走。
今大会までの練習も、腓骨筋痛が何度か出てしまったので、蹴って走るような練習は避けた。
仕上げにいつものカッパ爆汗WSを軽くこなした。
体重も自己ベストを出した2年前より軽く仕上げ、後はお天道様に祈るしかなかった(笑)
更に軽量化!
ジョリジョリで帽子が強風でも飛ばされないのがメリット♪
4日間ほど炭水化物を少なくし、大会前々日の朝食から少しづつ摂取。
昼食はご飯を多めにした鶏照り焼き丼弁当
我慢していたコンビニのスウィーツもお3時のオヤツに
前日の昼食はマグロ赤身をどーんっと!!
この日のため、、ではないけれど、奥様に運転免許を取ってもらったので、約230kmの長旅は助手席で(笑)
高速シュミレーター教習では3回も事故ったらしいから寝られなかった。
サービスエリアで軽く夜食。
お宿は叶家という古びた旅館。
とても風情があり、なんと!目の前が大会のコースにもなっていた。
館内は松茸の香りが充満!!
素泊まりにはもったいない旅館でした。
羽毛布団はフカフカで熟睡できました。
5時に起床し、お餅2個とアサリの味噌汁を食べて温泉でリラックス。
朝風呂に入ってストレッチ。
意外と体重は増えてなかったよ。
急に雨音が激しくなり、窓の外を見ると残念な景色に。
雨雲レーダーでは11時には止むとのこと。ショック死。
風予報は2m??
空気がとてもひんやりとしていた。
宿を7時過ぎに出発。
お餅2個ではさすがに小腹が空いたので、途中のコンビニでバナナとスウィーツ買ったよ。
会場へ向かうととんでもない強風が!!
大会ののぼり旗が吹き飛ばされそうな強風。車も激しく揺れたし。
記録狙いは早々に諦め、久しぶりのフルマラソン完走という目的に切り替えた。
参加者が少ないため駐車場は空いていた。
傘をさして会場へ向かう。
ノースリーブではあまりにも寒すぎて、アームカバーをブースで500円で買った。
出店数は変わらず。
いつものパン屋さんでメロンパンとレモンパイをゴール後のご褒美に買った。
明日の朝食にと天然酵母パンも♪
訳アリなリンゴも一袋買ったよ。
どこが訳アリなんだか分からないほど見た目も味も良かった。
体育館内でストレッチ。
聞けばシャワー室もあるとのこと。
30分前になってグランドへ向かうと雨が上がっていた。神様!!
とはいえ、めちゃくちゃな北風が吹くのは間違いない(笑)
申告タイム順のスタートでなく、陸連登録者は第1ウェーブスタートとなった。
50名もいない?
奥様のインスタ仲間さんとツーショット。
お互いに健闘を交わした。
軽くジャンプなどしてスタート!!
軽くグラウンドを1周し、下り基調のロードを追い風を受けて気持ち良く走った。
暑くなって汗が噴き出た。
約8km下って約13km上る。
上り坂は勾配こそ軽いが、だらだらと止まることがない坂道は脚に応える。
折り返し地点までは早すぎると思えるペースだったが、単純な上り坂ではなく今日は恐怖の強風が待っていた。
次第に呼吸が苦しくなり、左足の大腿四頭筋の付け根が痛くなりペースダウン。
暑くなったのでアームカバーを奥様へ投げ渡す。
シューズは路面が雨で濡れていると思ってターサーでなくスカイセンサーにした。
次第に晴れ間が広がり路面も乾ききってしまっていたよ。
この長いクソ長い坂道で何人ものランナーに抜かれてしまったが、完走すれば良いという楽な気持ちで脚を回した。
ラップタイムは全く見なかった。見ると気落ちして脚が止まる。
抜かれた脚がほっそい女性ランナーを風よけにして(失礼!)
晴れたり曇ったりで、強く冷たい北風にさらされ指先が冷たくなった。
苦しすぎてまぶたが何度も閉じた。低体温症の症状が出始めていた。
手袋が!アームカバーが!!
調子が良いときは距離感が早いが、この状況では2km短く感じられ脚が止まりそうになった。
完走しさえすればよいと楽な気持からか、何故か途中で笑みも浮かべてしまった。
「雲外蒼天」
まさにそのとおりかな。
止まった宿の前を通過!応援有難うって叫んだと思う(笑)
道祖神様が何体も並んだ細い田舎道。
大きな鳥居を構えた社。
刈り取り寸前の蕎麦畑など、生憎の空模様だけど多くはないが沿道には黄色い声が飛び交った。
やっと湖へ向かう下り坂!!
風よけの女性ランナーを抜き去りスパートじゃっ!!
ラップタイムは4′15″/kmまで出せ、このまま折り返しまで爆走!!とは甘かった。
何故か強烈な向かい風に変りペースダウン。
湖外周を走り、ツイッターのお友達と二度目のエール交換。
2年間でとんでもなく早くなった。
シューズがナイキでなかったのが気になったが、やはり腰を痛めて本調子ではなかったという。
ようやく折り返し地点が見えてコーンにタッチ!
抜き去ったほっそい女性ランナーが後方に近づいていた。
最後の上り坂に差し掛かったらあっさりと抜き去られたよ。
どこにそんな筋肉が付いているんだい??
小さなふくらはぎには見覚えが!
飛騨高山ウルトラマン100kmの優勝者だったよ!
千光寺坂から引き離されたランナーだった。
早い訳だね。
ラスト2kmになったときに再び恐怖の強風が!!
ラップタイムは5′30″/kmまで落ち込み、次々と抜き去られていった。
ようやく坂道も終わりラスト7km!!
抜いたランナーを視界に入れて爆走!!
5人ほど抜き去り、このままゴールへ!!
とは上手くいかないもので。
ラスト2kmになって力尽きて、あっさりと女性ランナーにパスされてしまった。
グラウンド勝負じゃ!!
抜き返そうと運動公園に入ったとたん、猛烈な向かい風が襲い掛かりダウン(笑)
グランド周回がとてつもなく辛くなったが、後方から足音がしてラストスパート!!
ニンジンさんには抜かれなかったよ(爆)
参加賞には真っ赤なリンゴ。
明日のお山で食べることにしたよ。
今年のタオルはハーフタオル。
小さいけど質感が柔らかくて良い。
レモンパイとメロンパンが旨かった!
北風にさらされ続けて汗も乾いたのでシャワーも浴びずに温泉へ。
大会参加者は100円引きで入浴可能。
今年は上原の湯(わっぱらの湯)にお世話になりました。
次の目的は常念岳の登山。
一粒で二度美味しい!を実践。
幸いに筋肉痛にもならず、少し大腿四頭筋の付け根が痛むだけで済んだ。
キャンプ場へ向かう途中にインドカレー屋さん発見!
食べ過ぎてしまい、夜のキャンプ鍋はなしに(笑)
須砂渡キャンプ場に到着。
2年前も利用したが、翌日の天気が悪いので登山はしなかった。
今年は低気圧通過の爆晴れが期待できそうだけど、山天気予報では山頂付近の風速が10m超えるらしい。
小雨が降る中、だーれもいないキャンプ場で設営完了♪
ほりでーゆ 四季の郷の温泉で再度の疲労回復。
布団とエアーマットのお陰でぐっすり寝ることができました。
翌朝は5時前に起床し、昨日買った天然酵母パンとコーンスープで朝食。
柚子とイチジクが入っていたよ。
雲が薄くなって明るくなった。
8時過ぎに一ノ沢第一駐車場をスタート。
次第に青空が見えてきて、頂上は絶好の景色かな!?
入山届を提出し、トイレも済ませていざ山頂へ!
先月歩いた旭岳の登山道よりもかなり歩きやすい。
沢は昨日の雨でかなり増水していた。
ガスの中に入り、昨日は雪も降ったようで、見渡す限り真っ白な景色に。
左足が上がらないので、かなりゆっくりとしたペース。
ようやく2400mの常念小屋に到着。上がった途端に突風が吹き荒れた。
槍がクッキリ見えてたよ。
強風で吹き飛ばされそうな感じだったので、山頂へは行かずに引き返そうか一瞬だけ悩んだ。
でも頂上の景色が見たかった。
ゴロゴロ石の足場は意外と歩きやすかった。
突然襲い掛かる強風を予測して、慎重に一歩一歩足を上げた。
約400mの岩場歩きが終わって、ようやく頂上に辿り着いた。
リンゴが冷たすぎて指が痛かった(笑)
風を避けられる場所で菓子パンをかじって下山。
14kmの9時間という山行きでした。
大会を振り返って。
3年前は3時間7分、2年前は3時間4分と着実に早くなったが、コロナ禍において大会が次々と中止または延期となり、レースごとに走力を上げていた過去のようにはなれなかった。
故障も度々やってしまい、距離走のラップタイムが10秒ほど遅くなってしまった。
絶好調だった2年前の脚力には遠く及ばない内容の練習で終わった。
結果として悪天候に救われて完走をすることができたのは不幸中の幸い。
悪天候を理由に完走目的に切り替えたのが良かった。
とはいえ、このタイムが現在の実力として肝に銘ずるしかないのかな。
加齢を言い訳にはしたくないけどね。
所詮、趣味人の集まりであって生計目的でもない市民マラソン大会。
このような状況下において、大勢のボランティアが大会を支えてくれたことには感謝に尽きます。
ボランティアが集まらずに中止に追い込まれた大会もあった。
交通案内係のおじいちゃん、給水の紙コップをたくさん作ってを渡してくれたおばあちゃん、ゴール後に記録表を発行してくれたおねえちゃん、全ての人にありがとう!!
また来年も笑顔で会いましょう。