第32回北海道マラソン


真夏のフルマラソンで有名な北海道マラソンは、2020年東京オリンピック出場の選考大会になっている5大会の1つ。
今年も2万人を超えるランナーが集った。
一昨年は自己ベスト3時間5分を超えようと息が荒かったけど、スタートからの強い陽射しにも完敗し30kmで撃沈。3時間23分42秒でゴールする羽目になってしまった。
その反省が功を奏したのか、その年は2回もサブスリー達成。勢いづいた年明け2017年は故障の連続で終了。
2018年の春頃から順調に回復し、ようやくまともに走れた5月の黒部名水マラソンで3時間13分でゴールできた。
自分の走力を図る大会として黒部名水マラソンを入れているので、3時間1桁台にはならなかったものの、故障もなく真夏の厳しい練習をこなせたのは不思議としか言いようがない。
メロンマラソン後は疲労の蓄積を避け、30km走は1回だけ行った。

今年の夏は異常気象なのか、台風が例年よりも多く発生して、北海道へ飛び立つ前には19号20号のダブル台風が!
日本海で向きを東に変える進路予想には肝を冷やした。


5万円余分に払って前々日の金曜日の便に変更!という手段に打って出ようか迷った。幸運にも勢力が衰えて低気圧に変わり、羽田発ANAは欠航にならなかったよ。
7時の気温が30℃を超えちまって狂った東京を飛び立つ。


無事に着陸。


2つの台風がドッキングしちゃった低気圧に包まれた札幌は小雨が降り続いて肌寒かった!


短パンだったからトイレでジーパンに履き替えた。
ホテルに荷物を預けて受付会場へ歩いて向かう。
今年はゆっくり歩いても10分程度の位置にホテルを確保した。


ありえない不可能なタイムだけど、とりあえず気合いだけは入れました。



夜食は今年もジンギスカンにしようとしたけど、消化不良になりそうだからイタリアンに。



でも、ついつい余計なものまで注文しちゃって、、、、



結局はニンニク臭を漂わせて就寝ー。笑笑



翌朝は4時半に起床。熱めの湯に浸かってマッサージ。
今年はほぼオールグリーンで!



朝食はコレ。カロリーメイトも買ったけど食べなかった。クリームパンは受付会場で貰った。


受付会場で貰ったあんころ餅も!


金のハンバーグがかなり濃厚に感じてしまった。
1時間半前にバナナを食べた。
OS-1を飲んだつもりがただの水だったようだ。ペットボトルの再利用で、、、。笑笑
少し胃がもたれ気味だった。ハーフまで苦しいかな、腹が。笑笑

今年はマネージャーもフルマラソンにエントリーしている。忙しくて25km位しか月間走っていない。
この大会は制限時間が5時間と短く、直前にお月様も来てしまい万事休すか?
スタート位置まで2人でゆるくジョギングしてスタート会場へ向かう。
マネージャーは最後尾のGブロックだから、大通り公園で別れたよ。
頑張って完走してねー!

コース図。

天気予報では次第に北西の風が強く吹くらしい。折り返しの追い風に上手く乗れるか!?
雲は多いが時々太陽が顔出す。
湿度が高めで、予報では最高気温25℃湿度70%。
一昨年よりも蒸し暑い。これで晴れ渡ったら最悪。


日陰で軽くアップしてスタートライン整列。すると雲が途切れて真夏の陽射しが降り注いだ。また日陰に避難してストレッチとアップを繰り返したよ。

ついに時計台のカウントダウンが始まりスタート!
Bグループの最後尾だったけど、24秒のロスでスタートラインを通過。



腹が重たく感じてたけど、何とか4分30秒前後のペースで走る。
中島公園を抜けて豊平川を渡る上り基調の5kmまではかなり息苦しく、朝食べたハンバーグが消化しきれずゲップが止まらなかった。そして吐く息が臭かった。笑笑
次第に下り基調になりペースアップ。例の長〜く息苦しいトンネルも無難に通過。


10.5kmの給水はやや多めに飲んだ。次の給水ポイントは5kmも先にあるからね。
いつの間にかお日様は雲に隠れていた。トンネルを出た時の涼しさが忘れられない。
ジェルを半分飲んでいつもより多く給水。少し胃が膨れたけど、ペースは深呼吸が出来る早さだったから特に苦しくはなかった。
4分15秒を目標に脚を早めても普通に深呼吸できたよ。
15km通過タイムは1時間4分50秒。



残りのジェルを飲む。沿道の声援がとても賑やか!
体温の上昇は全く感じずに、給水所で少し口に含んだり身体に掛けたりした。
給水は飲む量を減らし身体に掛ける量を多くした。

いよいよ新川通りに入りあっという間にハーフ通過。一昨年よりも1分遅い91分41秒。かなり楽だったから、これは去年のタイムを更新できるとほくそ笑んだよ。

天気予報どおり北西の風が強めに吹き続けた。背の大きなランナーを風よけにして脚を進めた。だだっ広い閑散とした風景にもめげず、かなりキツい向かい風にも負けずに25.5kmで折り返し!
と同時に太陽が顔を出して真っ黒な影が路面に写った。万事休すか??
幸運にもすぐに雲に隠れて、海からの冷たい北風が背中を押したよ。

ここからは追い風!空気抵抗を感じないから楽しかった!
一昨年立ち止まって給水してしまった30kmエイドも無難に通過。
30kmは2時間10分29秒。一昨年よりも3分早く到達。

真夏に開かれる北海道マラソンは給水の数も多く、テーブルの長さは通常の大会の倍はある。
慌てずに余裕を持ってコップを取り、少し飲んでは身体に掛けた。
30kmのタイムが予想よりも良かったから、少しペースを押さえてキロ5分を目標に走った。それでも4分40秒前後だった。この調子を保てば10分は切れる。こういう目標設定にしてしまうのが弱さなんだろうね。
約34km地点。


フラダンスの格好をした可愛い女性ランナーと何度か併走したけど、残り5kmで追いつけなかったよ。
いよいよ夏のお祭りのフィナーレ!


北海道大学構内に入り、激しい応援の勢いも増してゴールを目指す。手を振ったりハイタッチしたりしてモチベーションはマックスだぜ!


ブルーのゴールゲートが視界に入り、まだ体力があったので全力疾走してゴール!!



惜しい!8分は切りたかった!


走行記録

https://go-wellness.epson.com/neo-run/user/view/shareWorkout.html?shareId=828081022431675200000000000


いつものゴールポーズを決めて写真を撮ってもらったよ。


ゆっくりジョギングしながらホテルへ向かったけど、信号待ちで脚が固まってしまいゆっくり歩いてほぐした。
ホテルに帰って暑いシャワーを浴びてマッサージ。歩いていたからかなり身体が冷え切ってしまった。


給水して一息入れてマネージャーの連絡を見たら「足がつったー!!」だって。笑笑
残りの距離と時間を見ると、とてもとても制限時間内にはゴールできないや。残念!
着替えてゴール会場へと向かう。



イートインのセブンイレブンで給食タイム。本当ならラーメンを食べる予定だったけど、さすがに胃が疲れて食欲がなかった。全部食べれなかったよ。


35kmの関門に捕まり、ようやくゴール会場で再会。
足がつらなかったら完走できたかもね!ナイスランでした!!

ホテルへ戻りくつろいで、夜食はお待ちかねのジンギスカン


有名店にしようとしたけど、少し落ち着いた店が良くて。騒がしくなくてゆっくりと羊ちゃんを味わえたよ。
でも胃が重かったので馬鹿食いはしなかった。


翌朝は小樽観光&温泉巡り。
朝食の無料パン食べ放題で少しペースアップ。


無料だからお替りしちゃったよ。
9時からレンタカーで小樽へ向かう。
お昼は南小樽のラーメン屋さんにて。
塩チャーシューメン。

味噌ラーメン。


チャーシューは肉厚プリプリ!麺は弾力あってもっちもち。東京では食べたことない濃厚なスープ!とても美味しかったぜ。


食後にはソフトクリーム!

北風が吹いて少し肌寒かったけど、雲間から何度か太陽が出るとさすがに暑かった。



次は温泉めぐり。


朝里と定山峡の二つの温泉を回ったよ。


朝里温泉

定山峡温泉


真駒内から無料の送迎バスが出てるっていう凄さ!
館内も広く湯船がたくさんあって楽しかった。


時間がないので札幌へ向かい返却。50分オーバーしちゃったけど、追加料金は取られなかったよ。
夕飯は札幌駅にあるスープカレーで。



大阪の陶芸家が作った器に盛られたスープカレー。器が重く深く食べ辛かった。こういうもんなのか?時間がなかったから早食いペースだったけど美味しかった!


無事に電車に乗れて空港到着し一息。慌ただしかった!


大会を振り返って。
雲一つなかった一昨年の大会とは打って変わって、殆ど曇り空の北海道マラソンは気持ち良く走れたよ。
ゴール後に配られるかち割り氷も必要なかったかな。
特にこの大会のために練習してきたのでもなく、先月に走り過ぎた疲労を抜く練習をしたのが良かった。メロンマラソンの二の舞は避けたかったし。
曇りでも気温は高めで蒸し暑い中、黒部名水やリンゴマラソンのタイムを上回れた。
30km以降は気落ちしてしまったが、脇腹痛にもならずゴールに飛び込めたのは日々の練習の成果かな。無茶して追い込まなかった(追いかけなかった)から足の具合も良く、次のレースに向けて中1日で練習再開。
絶好調だった2年前の黒部とリンゴのタイムを超えたので、今シーズンの幕開けに好スタートが切れたよ。

参加賞のTシャツは今年も素敵!


テレビのCMはもう冬へ向けたアナウンス。
もう一月もしないうちに木枯らしが吹いて、走り回った街には冬の便りが届くんだろうね。
夏の終わりを告げる北海道マラソン。温かい応援、本当にありがとうございました!