日本の“心”を守りたい 

クロースアップ現代を視聴して。
http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail_3426.html

「和食」がついに世界の無形文化遺産に登録されるようだ。
私がマラソンを始めるきっかけとなったのが「減量」。
体重が67kgにもなり、ウェストは85cmのメタボ^^
現場作業でも動きが悪く、当然ながら足取りも重い。
この状況を打破するべく、ジョギングから始め徐々にランニングへと移行することが可能になった。
夕飯は、メインとして魚料理と嫌いだった納豆。
付け合せとして、四季折々の野菜と果物。当然ながら、味噌汁は根野菜中心。
それ以前は、昼も夜も油っ濃い肉系の洋食中心であった。
今年の人間ドック検診では、内臓脂肪の面積が10.2㎠で体重55.5kgという結果。現在、53.5kg前後なので、内臓脂肪はもう少し減少しているだろう。内臓脂肪が多いとされる基準値が100㎠であるので、その10分の1という素晴らしさ。太りやすい体質なので、この状態を保つのにランニングは欠かせないアイテムである。



日本は、世界において稀にみる四季折々な景色が堪能することが出来る国であり、それに伴う食文化も地域によって様々である。食とは生命に直結するもので、欧米等の食生活を見ても一目瞭然だ。健康且つ長寿な国は、先進国の中でも我が国日本はずば抜けている。
このような状況で日本の食文化である「和食」が、世界の注目する遺産に登録することになれば、益々和食通が増え、そして、その和食を彩る「和食器」に注目が集まるであろう。
登録される条件としては、様々な理由が挙げられるが、その一つとして「もったいない精神」もあるのではなかろうか。
番組でも紹介されていたが、割れた食器の再利用や作り置きなども、日本人の「もったいない」精神=心から生まれている。



私が日本を旅した一番の県は長崎県である。なんと、何故か7回も行っているのだ。大学時代の親友が、長崎県有喜町におり、自転車と車とバイクと飛行機と新幹線等々・・・・。姉が長崎県人と結婚したこともあり、長崎とは密接な繋がりを持つようになってしまった^^
初めて有喜町の彼の家を訪問した折、飲めや食へやの大合唱。同じ日本人なのに、何しゃべっているのか、異国の地か?!みたいな状況だった。そこで頂いた料理の凄さと言ったら「絶句」もの。漁港の街なので、メインは魚!味噌汁にも鯛がたくさん^^
根っからの東京人の私にとって、正に「絶句!日本の食卓〜」という紙面が脳裏に焼き付いた。
熱燗を保温する容器。食卓に並べられている食器の類。飛び交う意味不明な言語。そして鯛の味噌汁。
「和食」とは、和らぎ食すと読み、自転車で東京から1200kmもの道のりを走って来た疲れも和らいでしまった。
食材だけでなく、様々な要因が無数に絡み合い、その調和が日々の疲れを癒す「大医」なのだと、今日の番組を視聴して実感した次第である。



雪見障子から庭に降り積もる雪を眺め、大吟醸をつまんで野沢菜を頬張る。
フローリングの部屋が多くなってしまった今日。畳と障子を用いる日本独自の「和室」は、実は、外気の熱に対して、素晴らしい効果を発揮している事実をもう少しアピールすべきでしょう。
畳を貼った床は暑くもなく寒くもなく、窓と障子で真夏の暑い空気を和らげ、真冬では、雪見障子で窓の風景を堪能することが出来るのだ。


オリンピックが日本(敢えて日本という)に招致されたが、「お・も・て・な・し」が「ろ・く・で・な・し!!」となってはならない。
昨今の偽装(敢えて偽装という)問題に関しては呆れるばかりだ。「焼きたてアップルパイ」の「焼きたて」を二重線で消す有名紅茶店も現れた。
日本国憲法第21条「表現の自由」は、他の権利・自由に対して優越的な地位にあるとされているが、消費者庁の対応が指導・勧告程度であれば、日本の食文化=ろくでなし食文化とならないか危惧するところである。



そんな日本の「食文化」にクローズアップした、今日の国谷裕子さんの艶やかな和服姿に、目が点になってしまったのは言うまでもない^^