試験シーズンですな

国公立大学センター試験は終わった。
私自身、センター試験には興味が無く、受験した事もないのだ。

私の時代、センター試験は5科目。理数系は勉強してなかった。
してなかった理由は、先生が男だからだ。当然のごとく、成績は赤い座布団で1とか2だ。
得意科目は英語と世界史だ。
得意だった理由は簡単だ。
先生が女性だったのだ。
では、国語の先生は?
おばあちゃんだったから、勉強してなかった。
若い女性の先生に褒められるのが嬉しくて、他の教科には全く手をつけず、黙々と勉強した思い出がある。
しかし、高校生の頃の私は、マージャンとパチンコに明け暮れていた。それでも、英語と世界史だけは良く勉強した。
が、あっけなく浪人(笑)

浪人して予備校に通っても、英語と世界史しかやっていなかった(笑)
予備校の定期模試では、英語と世界史の両方で2回頭を取った。
志望校は、明治と中央だ。経済学部に入り、大手企業に就職してエリートコースまっしぐら!のハズが、両方不合格になってしまい、駒沢大学の法学部法律学科に入学。。。。。
悔しかったので、首席卒業を狙って1年目は猛勉強。
しかし・・・・。
恋の方も猛勉強してしまい、堕落した学生生活を送った(笑)

高校時代も大学時代も、自分の将来の事、真剣に考えていなかったなぁ。
どんな仕事に就いて何をやりたいのか。
結局、就職活動はバブル経済の恩恵もあり、大学時代にクリーニング屋さんでアイロン掛けのアルバイトしていたのが縁?で白洋舎に就職した。「長いものには巻かれろ」的な体質だったので3年も持たなかった。

私がこの「土地家屋調査士」という業界に入った動機はなんだろうか?
良く道路で覗いている、あの妙な望遠鏡を触ってみたい・・・と言うのが動機だったのか(笑)
測量会社に入ったのだが、そこが「土地家屋調査士事務所」を本業としていた。
つまり、16年前?17年前?に初めて「土地家屋調査士」という資格があるのを知ったのだ。
試験に合格して独立開業しよう!なんてこれっぽっちも思っていなかった。

独立開業したきっかけは、母と父が他界したからであろう。
母は自分で商売をして看板を出し、多くのお客様に喜ばれていた。
父は大工職人であり、自分が建てた家を私に自慢していた。
そんな父が、癌で余命3ヶ月の宣告を受け、独立開業へ踏み切ったのだ。
土地家屋調査士の試験に合格した報告は、両親が眠る墓前だったが。

大学に入学する為の勉強よりも、本当になにがやりたいのか、自分探しの勉強をした方が、10年後20年後の自分にとってよっぽどメリットになると思う。
でも、それが一番難しい勉強なのかもね。