島民とランナーが一つになる!伊豆大島ふれ愛ランニングストーリー第9回伊豆大島一周マラソンに参加


去年初めて参加し、素晴らしい感動を味わったので公認レースではないが、一年間、この大会のために練習に励んだ。
激坂練習を何度も繰り返し挑んだ「巨峰の丘マラソン
強烈な向い風にも負けずに走り切った「大田原マラソン」と雨の「静岡マラソン
多くの大会に参戦した目的は、他の大会とは比較にならない過酷な大島を4時間切るためだ。
大会を主催した方々、熱い声援を送って頂いた島民、そして自分を生み育てた天国にいる両親への感謝の気持ちを込めて挑んだ。


静岡マラソン後は、右足裏の横が着地の度に鈍痛が走り、歩くのもままならずランニングを中止。
心肺力を落としたくなかったので、自転車で鍛えようとしたが、逆にアキレス腱を痛め、酷い炎症が起きてしまった。
万事休す。棄権しようと思ったが、鍼治療院に毎日通い、超音波と鍼の合わせ技によりアキレス腱炎は完治した。
足裏の横は、治療後は痛みがなくなるが、軽くジョギング2.5kmしたらまた痛みが発生。
やっぱり披露骨折⁇もう絶望的。

荷物が重いので今回もTSR-20を選択。シューズは履き慣れたアシックス・スカイセンサー。しかし、この選択は間違いだった。

20kgを超える重量物を積んでも折れないコーフーオリジナルキャリアは重宝する。
カメラはRZ67に軽い標準レンズを装置。それでも3kgはある。
フロントバッグにはX-Pro1

我が家の桜も開花。


9時30分前に治療院に到着。
お陰様で足裏の横はかなり回復した。

満開になっている桜を探して皇居を徘徊。
見事に咲いていたよ。


増上寺では枝垂れ桜が満開だった。



RZ67でも撮影。






お花見ランニングの時に頂いた桜餅がとても美味しかったので、銀座7丁目にある「たまや」へ。

船の中で食べる自分用と、28年ぶりに再会する同級生へのお土産。
中学時代の女子バドミントン部のキャプテンだった彼女。
去年の学年同窓会には来れなかったが、連絡掲示板にてなんと!大島に住んでいることが分かった。しかも去年の大島フルマラソンで走っていたなんて、楽しさと嬉しさが倍増したよ。
メールで何度もやり取りしたのだが、一向に顔が思い浮かばない。このブログを読んで貰っているので、私の老けた顔を見れば分かるかな。

私が19歳の時、母校の体育館で彼女とシングルスを久しぶりにやったが、ラブゲームでコテンパンにやられた記憶がまだ残っている。いくらブランクがあるといっても、女子に完敗させらるなんて!!
因みに、二つ上の先輩達は全国優勝を成し遂げた。なんちゃって羽根つき部ではない。
私は自慢できるほど強くなかったが、同期のキャプテンは高校時代に都大会で優勝している。
今の時代ではありえない厳しい練習の毎日だった。
そんな時代を共にした彼女は58kmの部にエントリー。さすがとしか言いようがない。
大島一周マラソンのコースは、東京マラソンのようなフラットな道は一切ない国内屈指の過酷なコースだ。
フルマラソンの制限時間が10時間。58kmの部は9時間。そして100kmの部は14時間という設定。
フラットなコースでのウルトラマラソン100kmの制限時間が15時間前後の大会が多い中、過酷極まりないコースでこの制限時間は厳しい。周回はフルマラソンの逆パターン。波浮港から一気に上る急な坂道が延々と続く。フルマラソンの時計回りの方が楽。


コース図


ウルトラマラソン用のルートラボ
http://latlonglab.yahoo.co.jp/route/watch?id=f3fc93455bddad5ddc2fb2310288d331



エイドは公設・私設ともにかなり充実していて、ウルトラ100でも給食に困ることはない。
来年は100にエントリーして明日葉おにぎりを食べるぞ!




浜松町でパスタランチ。

二人前を一気食い。静岡を一緒に走ったママさんランナーのお勧め。
カーボローディンというマラソン用の食事。炭水化物を多めに摂取して、30km過ぎの体力消耗に備える。
「もっと食べなきゃダメ!」っていつも言われています(笑)
男勝りで負けず嫌いな性格は同級生にそっくりだ。

かなり早めに竹芝客船ターミナルに到着。
アイドル歌手のミニライブもやっていて賑やかだった。
釣り人やランナーが続々と集まり、隣の座席にはピンク色のアシックス・ターサーを履いた女性が座り、徐々にモチベーションが上がる。



自転車を預けて、ようやく待ちに待った大島行の船が接岸。



漆黒に染まった東京湾を月明りに照らされて、定刻の22:00に船内にどら太鼓が鳴り響き、サルビア号は竹芝をゆっくりと出港した。


去年の行程は往復ジェット船であったが、帰りの天候が悪化してジェット船が欠航してしまい、大型船内の通路上に座ることになったので、天候に左右されない大型船を往復使った。
観光を満喫したいので、早朝に上陸する夜行便にした。
座席指定なので、早めにネットで特1等室を確保。
木曜日の平日ということもあってか、誰も室内に入って来なく貸切状態(笑)





買った桜餅を一気食い。


ニュースを見ながら缶ビールを1本飲み、気持ち良くなって爆睡!のハズが寝付けない。
海が穏やかなので揺れないけど、室内の空気が乾燥しすぎて喉が痛くなってしまった。
うつらうつらしているうちに外が明るくなりはじめ、ダウンジャケットを着て甲板へ。
船はゆっくりと航行し、うっすらと大島が見えてきたよ。


徐々にはっきりと島の形が見えた。



南東の空が茜色に変わり、ようやく太陽が海面から姿を現した。


年に一度、修羅達が集う島。遠くに見えるあの橋を通過することが果たして可能なのか。
不安がよぎるぜ。



ついに上陸!


朝日を浴びたサルビア号は、一仕事終えてこれからまた南の島へと向かう。



ようこそ!大島へ〜!



夜行便に合わせて早朝から営業している温泉施設へ行き朝食。



高橋尚子選手が使用したシューズが展示されていた。
大島のコースは多くのアスリートが合宿練習に使用している。


天気は快晴!遠くにはやや霞んでいるが富士の高嶺が見える。


次の目的地へと向かうサルビア号。


利島と新島も見えたよ。


明日葉のアイスを食べに、島の北側にある「ぶらっとハウス」を目指す。
ウルトラの部は早朝5時に元町をスタートしてここで折り返す。
来年は必ずここを通過してやる!
手書きの看板は今年も健在だ(笑)


赤禿の切通


風はやや強い南風。


去年は北から南へここを走ったがとんでもない南風だった。
恐らく明日も今日と同じような南風が吹くでしょう。去年よりは楽かな。


野田浜に到着。


時間が経つにつれて富士山もクッキリと見えるようになった。


海へ続くQちゃんロード。



ぶらっとハウスに到着し、お目当ての明日葉アイス!



大島牛乳の源!



元町に戻り、明日葉蕎麦と天ぷらのセット。晩飯も明日葉が食べれるから、翌朝はスッキリドカン!って気持ち良く出るだろう。


受付会場の設営が整い、続々とランナーが入場してくる。



去年は自転車巡りで疲れが酷く参加できなかった抽選会。
景品は多数あり、中でも伊勢海老2万円相当がみんなのお目当て!




こんなにたくさんあるのに当たらなかったよ(涙)
まぁ、運を使わなかったってことにしよう。


同級生と久しぶりに再会。顔を見たとたん思い出した!変わってないねー。
活発な性格は相変わらず。小さなお子さんもその遺伝子を受け継いで超元気だった。
フルの部に参加するお友達も紹介してもらい、お互い頑張ろうってエールを交換したよ。


あんこ娘?


去年よりも参加者が多い今年の大会。どんなドラマが待ち受けているか楽しみだぜ。



今年の宿は「大島温泉ホテル」
三原山の絶景と美味しい海の幸が堪能できる宿だ。
しかし、標高約600mに位置するので、自転車巡り後の上り坂は脚の疲労を溜めてしまう。
電話したら、自転車ごとマイクロバスで乗せてくれると聞いて助かったよ。


ホテルに到着し、絶景の露天風呂に入り夕食。
メインは金目鯛のしゃぶしゃぶ!腹が減っていたので写真を撮り忘れた。

公式サイトhttp://www.oshima-onsen.co.jp/ryouri.html

ガチで走るので麦酒は飲まないよ。
足裏の状態は全く痛みがない。脹脛はサイクリングで少し張っている程度だ。もう一度温泉に浸かって入念にマッサージした。
標高が高いので強風が吹き荒れる露天風呂。月明りがあって星は僅かしか見えない。去年は素晴らしい星空だったんだけどな。
また来年の楽しみが増えたよ。
船の中では全く寝れなかったので21時過ぎには爆睡。満室にもかかわらず本当に静かだ。去年泊まった旅館では、隣の部屋から聞こえる猛烈なイビキで寝れなかった。来年もまたここに泊まろう。


6時に目覚ましで起床。本当に熟睡できたよ。一度も目が覚めなかったのは久しぶりだ。
朝食は消化の良いパン食にした。バイキング形式なので、ついつい大量に摘まんでしまう。ヨーグルトは欠かせない。
明日葉効果でスッキリドカン。体重計はないけど、腹の出っ張りを見るとたぶん57kg前後かな。ベストコンディションだぜ。


念のためにテーピングをした。足底にもしておけばよかったと後悔。


置き鍼とパワーテープで盛り沢山(笑)


8時にマイクロバスと一緒になって坂道を駆け降りると、そこに坂を上ってくるウルトラマラソンランナーに遭遇!ファイト!!
眼下には雄大な太平洋が朝日を浴びて眩しい。所々咲いている椿と桜を見ながら、TSR-20はあっという間にスタート地点の元町港に着いた。
天気は快晴。やや強い南風。最高気温は19度という予報。
参加人数が少ないので、荷物の預けもトイレも全くストレスが感じない。とてもスムーズだった。
30分前にアミノバイタルの赤いやつを一本飲み、床に寝そべって入念にマッサージとストレッチをした。
いよいよスタート位置に並ぶと隣に同級生のお友達がいたよ!
昨日会った可愛い主婦的なイメージは全くなく、そのスタイルは正にアスリートじゃん!!
ウェアの色は違うけど、どっかの誰かさんにそっくりだ(笑)
マジで速そう。。。
「全然練習していないんですよ〜。4時間切れればいいかなぁ?」なんて言ってたけど、その格好じゃ信用しません!(笑)
また抜かれるのか。悪夢の復活??
抜かれるのは悔しいけど、楽しく走ってまたこの場所に帰りたい。一年間、この大会のために全力で頑張った。悔いのないようにベストを尽くすぜ!!
カウントダウンが始まり目が潤んできた。スタートする前からランニング・ハイな状態。
川島理史町長のピストルが鳴り一斉にスタート!

黄色い帽子だけ写っている。


スタート直後は感動のあまりに涙が止まらず、歯を食いしばって堪えていた。


またこの地に戻って来れた感動がこみ上げ、目の前が見えないほど涙で溢れていた。涙もろいんだよ。
静岡マラソン後は17kmしかジョギングしていなかったが、ラップタイムを確認すると、緩い上り坂にもかかわらずキロ4分台で走れていた。
5キロラップは25分1秒。上出来だ。足裏の横の鈍痛が徐々に強く感じるようになった。
16kmまで上り坂が延々と続くから、速く走りたい気持ちを抑えアキレス腱に負担がかからないよう、大きな筋肉である太腿を使ってゆっくり走った。
今回は心拍計を着けて走った。スタート直後から150を超えて、一番厳しい上り坂に差し掛かった時には170を超えたよ。
フラットなフルマラソンのコースであれば、130台から入って中盤でようやく160前後、ラスト10km過ぎたあたりから170に入るといった具合だが、10km地点で170だったので更にペースを落として後半のアップダウンに備えた。
ウルトラ100kmの強者ランナーとすれ違い、大きな声で声援した。多分1周目かな?それにしても凄いスピードで坂道を走っていたよ。


昨日の朝にサルビア号から見えた橋を無難に通過。
嬉しくってたまらない!!


大島公園が見えて椿に囲まれた薄暗い坂道に入り、ペースを落としたので何人かのランナーに抜かれた。その内の一人に同級生のお友達も!!
先頭には女性がいなかったので、このまま走り続ければ間違いなく女子一位だよ!凄ぇ。。。



歯を食いしばって引き離されないように脚を進める。
長い直線に差し掛かり遠くに先頭ランナーが豆粒状態で見えた。
眼下には真っ青な大海原。右手には三原山。本当に最高のロケーションだぜ!
照りつける日差しは強いが、心地よい冷たい風が体を冷やしてくれる。
やや正面から陽の光を浴びていたので、島の東側を走っていて、もう急な上り坂は現れないと確信したよ。
20kmを過ぎてようやく波浮港へ降りる急坂に入った。
去年はこの下り坂で左膝に激痛が走り、かなりブレーキを掛けて走ってしまった。しかし、今年の両膝は絶好調。重力に任せてカモシカのように駆け降り、同級生のお友達に「ファイト!」って声を掛けて抜き去った。
椿の森のどこからかウグイスの鳴き声。風を切る音。シューズがアスファルトを叩きつける音。そして自分の呼吸する音等。様々な音が調和し互いに音がふれ愛ながら時が過ぎてゆく。
22km地点で最速ラップ4分00秒。巨峰の丘マラソンで出した3分台には突入しなかったが、心拍も180を超えることはなく、徐々に下がり始め、波浮港が見えた時には150台まで落ちた。
急坂ダッシュし続けたので、足裏の痛みが踵付近にまで広がった。着地の度に酷い鈍痛があるが、走れないような激痛ではないので、右足の外側で着地しないように注意した結果、何故か痛みが全くなくなったよ。

25km地点で2時間8分52秒。ここから元町までアップダウンの連続。
30km地点が2時間36分44秒。残り12kmをキロ7分のジョギングペースで走れば4時間は切れる。そう確信してペースをダウンさせ、エイドステーションで少し休憩。ここまで給水は水だけだったので、コーラ、ポカリ、水の順番で喉を潤した。
風は去年よりも弱いが日差しが強く、体中から水分が蒸発している感じだ。
バームクーヘン断層を通過。上り坂でもペースを抑えていたので呼吸は楽だった。



エイドを出発し脚をゴールへと運ばせる。勝田マラソンの時みたいに、走り始めの膝の痛みは全く感じなくてほっとした。
34km地点のエイドに到着。
ここにはかしわんばという柏餅があったけど、固形物は避けたいので、グレープフルーツを二切れ食べて、またコーラ、ポカリ、水の順番で腹を膨らませ過ぎたよ!!
殆どジョギングペースだったので、心拍は150台まで回復。残り8km!野川2周だぜ!!気合が入る。

39.6kmにある最後のエイドに到着。可愛いあんこ娘達と談笑し、またグレープフルーツ!今度は3切れ(爆)
コーラ、ポカリ、水で膨れすぎた腹を抱えて、「愛してるよ!!」って後ろを向いて叫んで大きく手を振った(笑)
美しい風景、美しいあんこ娘!楽しすぎるぜ!!
抜かれた男性ランナーさんに「このまま走ればサブフォーだよ〜!」って声を掛けられ嬉しかった。
ピンクのターサーを履いた若い女性ランナーが横に並び、上り坂で引き離された。無理に追いつこうとしても脚を痛めてしまったら何もならないので、ひたすらゆっくりジョグを貫いた。

40km地点で3時間43分47秒!
キロ7のペースでも楽勝で4時間切れる!!

エイドであんなに休んでいたのに笑いが止まらないぜ!・・・・??

休んでいたタイム、どうなったんだ??オートストップ機能って解除していなかった記憶が!!
慌てて現在時刻を表示させると、その差4分!!
4分も休んでる間、ストップウォッチは止まっていた!
ようやく元町の看板が見えてラストの坂を上り、ゴールまで猛ダッシュ!!


最後はキロ5分14秒。瞬間的に4分34秒を出してついにゴール!!
雄叫びは今までにない大きさだったよ。


ポカリを大量にがぶ飲みして呼吸を落ち着かせていたら、なんと!同級生のお友達が直後にゴールしたよ!!おめでとう!!
女子二位だよ!
途中で何度も脚がつってしまったと言っていたがナイスファイト!!
脚がつらなかったら優勝だったよね。凄い人だった。。。

女子優勝者は背の低い若い女の子だった。アイドル並みなルックスでこの過酷なコースで3時間56分!
おめでとう!って声を掛けた。
同級生の方は、なんと!7時間5分という余裕のタイムで完走していた。さすが肉食系女子だ(褒め言葉っす)
子育てがひと段落したら、どこかの大会で一緒に走りたいな。


去年と同じ?警察官の人に撮って貰ったよ。ありがとうございます。



確実に4時間は切れたと確信して、記録証を受け取ったら・・・・
4時間0分0秒!!?マジっすかぁ〜。。。

まぁ自分的には4時間切ったと言い聞かせたい(笑)
楽しく走って最高のオチが待っていたね(爆)
中々出せるタイムではない!って自慢にもならんが。

参加者は男子340名、女子192名。最高齢は男子91歳、女子73歳。両者とも無事に完走した。


走行記録

https://go-wellness.epson.com/neo-run/user/view/shareWorkout.html?shareId=823051027250184000000000000

脚のダメージは、静岡マラソンよりも軽かったが、足裏が着地の度に痛みが走った。足底筋膜炎というやつか。
無料の大島牛乳を飲んで、身体が冷え始めたので温かいつみれ汁を食べた。
昨日の朝に寄った御神火温泉に浸かり、疲労しきった身体を癒した。

次々にゴールするランナー達。ゴールテープを切る瞬間が最高に気持ち良いんだよ!公認大会では不可能なんだよね。


あんこ娘になれたかな?


ケーキ三昧をしようとしたが、迎えのバスに乗り遅れたら自走しなければいけないので、残念だけど明日買って船内で食べることにしたよ。
マイクロバスが神様に見えてしまった。あの坂道はさすがに上りたくない。
16時30分頃にホテルに到着し、また温泉で休足。この雄大な景色は何度見ても素晴らしい。




二日目の夕飯は椿フォンデュに加えてステーキ!

牛肉は牧場で見た牛コかな?手を合わせて頂きました。ビールは中ジョッキ一杯にしたよ。ランニング後は肝臓が弱っているからね。
腹がパンパンに膨れ上がって、また温泉に浸かった。明日の天気は曇り後雨の予報。星は全く見えず。

フェイスブックとミクシーで応援して頂いたランニング仲間達へ感謝のコメントを書いた。
練習で一緒に走った素晴らしい仲間達の顔を目に浮かばせながら、自然とまぶたが落ち始め23時前には爆睡。


翌朝は薄い雲は広がっているが、まずまずのお天気。



島の北側にはまだ椿が綺麗に咲いていたので、椿の撮影と焼き立ての牛乳せんべいが食べられ、ウサギと遊べる椿花ガーデンへ行く予定にした。日曜日の出航は島を離れる人が多いと聞いたので、昼には岡田港に到着したい。
って、毎回岡田港なんだよな。元町港から6kmもあるので、一度で良いから元町港で乗りたいよ。


登山道路沿いにも綺麗に咲いていたよ。



椿花ガーデンに到着。


椿祭りは一週間前に終わったが、この場所も大島公園もかなり綺麗に咲いていたよ。




歩き疲れたのでウサギと戯れるの絵。

食べたら美味しいんだろうなー。って、また野兎と母さんを思い出したよ。
お世話になったフィジオ鍼灸治療院さんへのお土産に、大島名物の牛乳煎餅とリス饅頭を買った。
ホットミルクに牛乳煎餅を浸して食べると更に美味しいよ!


昼飯は元町にある「おともだち」にてべっこう丼。


岡田港で食べても良かったけど、出航前の昼は鬼のように店が混むと去年学習した。
味深く歯応え最高!


去年ケーキとピザを爆食いしたシャロン洋菓子店へと向かう。
時間があったから店内で食べようとしたけど満席!クリーム系は自転車で揺れてグチャグチャになりそうなので、固形物なケーキを三個と桜シュークリームを買ったよ。船内で食べるか。
岡田港へと向かうのに、昨日マラソンで走った坂道を上り昼には到着した。


大島牛乳で作ったプリンとシュークリーム。


出航時間は14時30分。港の待合室は人で溢れはじめ、出航一時間前に自転車を預けた。
雨はたまにぽつりと落ちる程度。去年は土砂降りだったのでまだマシだ。
ジェット船も欠航になっていないから、大型船はそれほど混雑しないような感じだ。去年は悲惨だった!!
ようやく大型船の姿が現れて、入れ違いにジェット船が出航する。



陸路で繋がっている私が住んでいる場所とは異なり、さすがに感慨深いものがこみあげる。


あんこ娘達のお見送りはなかった(涙)が、同級生が見送ってくれていたよ!気づかなくてごめんなさい。


復路は1等和室。1等といっても雑魚寝だから。
南の島から乗ってきた方々もいて、毛布を掛けて寝転んでいるよ。
一応指定席ではあるが、以外にも乗船客が少ないので適当に座っている。
暫くすると、釣り人と思われるおじさん達が座敷に上がって挨拶された。
「モールトンに乗ってる人だよね??」
な、何故知っている??不思議に思ったが、後に話をすると、私が港に到着した時からガン見していたらしい。
同じヘアースタイル、自転車が大好き、そしてモールトンに乗っている友人がいるって。。。
宴会が賑やかに始まり、おじさん達から酒を勧められたが自転車なのでお断りをして、美味しいお菓子を頂いたよ。

黄色いのが貰ったお菓子。


自転車の話やら釣りの話やらで盛り上がり、時間があっという間に過ぎて横浜港に到着。
松戸市にあるサイクルランドというショップを教えて頂いた。ロードレーサーだけでなくモールトンにも詳しいショップなので、今度顔を出して奥戸橋に住んでいるオクトパシーなレベル乗りのおっさんの紹介で来ました!って言えば分かるかな。年齢を感じさせない健脚だったから、一緒に荒川をサイクリングしてみたい。
レインボーブリッジを通り、甲板に出てみると雨は降っていないようだ。


宴会に紛れさせてもらったから、6時間という航路が短く感じたよ。ありがとう、おじさん達!
客船ターミナルを出て浜松町の駅へと漕ぐと、オクトパシーおじさんの奥様発見!手を振って別れたよ。


満開となった夜桜と東京タワー。今回は三脚を持ってきたから難儀することなく撮れた。


魚籃坂下で味噌ラーメンの大盛りを食べ、去年も通った目黒川へと走らせる。


超満開!22時頃なのにもの凄い花見客でうんざり。でも淡いピンク色のトンネルが長旅の疲れを癒してくれたよ。









この大会は非公認レースだから年齢制限はない。誰でも健康であれば参加できる敷居が低い大会。
フルマラソンの制限時間が10時間もあり、殆ど走らずに歩いても完走できるので、小さなお子さんを連れて親子で参加している方々もいた。
フルマラソンのランナーとウルトラの人達がコース上ですれ違い、種目は異なるが、過酷な大島を完走して欲しいという気持ちから、お互いに声を掛けあうシーンが多かった。正に「ふれ愛」だよね。
交通費を含めると割高な大会だが、二泊で6千円の割引券と温泉無料券、当たれば素敵な商品が貰える。さらに雄大な自然を満喫でき、都心では味わえない新鮮な海の幸と山の幸を堪能することもできる素晴らしい大会。
完走メダルは他の大会とは比べようのない素晴らしいメダルだ。
来年こそ、金文字で100kmと入ったメダルをゲットしに、また過酷な練習を積んでここ大島に上陸したいと決心した。


健康である限り参加するよ!ふれ愛ランニングストーリーに!!


「願うだけでは叶わない。奇跡は待っても起こらない。疲れ知らずの情熱は今も胸に生きてる」

渡辺美里 真夏のサンタクロースより♪