第5回富士忍野高原トレイルレース

平成24年6月1日(日)湘南駿ランナーズクラブのお誘いで参加。
トレイルレースは初めてなので、ショートコース(14.11km) にエントリー。

最近、すこぶる脚調が良くなって、先月は300km走破。太もももかなり立派になって挑んだこのレース。
しかし、朝食前に走っていた割には、何故か体重が増えて危険ゾーンを脱しえない。
大好きな忍野村なので、カメラを片手に持って走って歩く作戦に。



日本最高峰の高嶺が、新緑と澄み切った青空を背景として、この過酷な大会に挑む勇者達を見下ろしている。


富士山の撮影には、必ず忍野村を撮影地としている。つまり「聖地」だ。
そんな忍野村の大会。天気が良ければ、絶好のマラソン日和になること間違いない。
天気予報では晴れる日が続く。大会前日も快晴となり、東京は30度を超えた。

4時に起床して、少し多めの朝食を済ませ、東名高速を御殿場へと走らせる。
7時過ぎに会場に到着。
既に多くの参加者が集い、駐車場もごった返す。


先にロングコース31kmがスタート。二十曲り峠に至る登山道を使用して、標高差もかなりある。
大島マラソンを経験しているので、多少の坂道は走り切れると思ったが、とんでもない勘違い。

ショートコースの号砲がなり、一斉にスタート。
X1−PROに中望遠マクロを装着したデジカメを右手に掴み、長閑な畦道をやや遅いスピードで走る。

ランニング仲間二人が先に行ってしまった。一人は「ファンランだよ〜♪」って自己申告。もう一人は「アキレス腱痛めたからまともに走れないよ〜」なんて言ってたのも真っ赤なウソ(笑)
全然追いつけないじゃん!

道端に咲いている花とランナーの脚(笑)

呼吸が苦しくてピンとが合わず。



山道に入り、ようやく仲間の一人に追いついた。
フルマラソンの自己ベストが、3時間20分台のママさんランナー。そのストイックな姿勢には、常日頃から尊敬している。
暫く後方から走りを眺めて、写真を撮ろうとしたら、突然立ち止まってしまった。
驚いて声を掛けたが、ハイドレーションの水が上手く飲めずに呼吸が乱れたらしい。怪我でなくて安心したよ。
じゃ、お先に♪なんて言った私もすぐにダウン。数分も経たないで、さっき声を掛けた彼女に抜かれてしまった。
なんじゃ、この激坂!苦しくって走れないぜよ。周りを見ると、かなりのランナーが歩いていた。みんな歩くと自分も歩きたくなってしまい、登り坂は全て歩いてしまった。コースは想像以上に険しく、まともに走れる状態の坂道ではなかった。

二十曲り峠のエイドステーションからは素晴らしい眺めだ。

水をがぶ飲みしてフルーツを一気食い。
ここからはほとんど下りなハズ。。。

登山道だから、とんでもない急斜面。立ち止まると転げ落ちるから、息を止めずに重力に任せて落ちるように走る。
急坂を走り切る練習をしていたので、馬・鹿みたいに駆け降りる。

第二給水所に到着。
テーブルに乗った食いモン。

小さくて食べやすく、余りにも美味しかったから4個食べて、ミカン、バナナと次々に頬張り、冷たい水で乾ききってしまった喉を潤す。

ランナーさんに写真を撮ってもらった。

残りは半分切った。膨らんだ腹をかかえて、激坂を爆走!
一気にペースアップし、時計を見るとキロ3分台。
こんなに速く走っても前の二人の姿が見えない。なんて連中だ〜!

追いつくのを諦めて、またカメラで写真撮影。


ゴール手前で抜かれたランナーを、再度エンジンに火を付けて抜き返しゴール!!



タイムは1時間40分。怪我しないでゴール出来たから本当に良かったよ。

大会を振り返って。
トレイル・ランニングは初めてで、気軽にエントリーしてしまった。それなりの装備は充実させたつもりだが、絶句極まりない急斜面で、正にトレイル!の醍醐味が味わえた大会であった。
コースは閉鎖され、各所には地元の消防団自衛隊の方々が、我々ランナーを安全に導いてくれた。
今年で5回目ということだが、村総出のお祭り的な大会。至る所に地元の方々の声援があり、エイド以外でも、お茶や食べ物を温かい笑顔で提供して頂いた。人気がある理由だ。

次の日は、尋常に無い筋肉痛に襲われてしまい、暫くまともに走れなかった。短い距離なのに、これ程ダメージを与えてくれるとは。
来年も必ず参加しよう。ロングコースで!