日曜日の館若を無事に走り終え、ついに今年のガチマラソンである別大へ!
金曜日の早朝、羽田空港へと向かった。
大会日は2月2日の日曜日だが、飛行機代が安くなる金曜日の朝便とした。
6時前の南武線は激しく混雑していた。
低い雲が漂う南関東。予報では雨の確率は低い。
雲海を突き抜けると、真っ白な富士の高嶺がお出迎え。
意外と高度は低く、南アルプス等の山々で歩いている人も見れたよ。
山は富士!
悪天候だった館山の記憶も新しく、天気図とにらめっこ状態な日々だったが、予報では高気圧に覆われて穏やかな天気となるとのこと。
2年前は吹雪だったし!
今年は3泊4日という、マラソン大会の遠征とは思えない日程を組んだ。
宿はエントリー開始前から予約した1泊4500円のビジネスホテル。
関サバ関アジ泳ぐ豊後水道を渡りタッチダウン。
前々日だったため歓迎の横断幕も用意されていなく、空港ロビーでのおもてなしは寂しいものだった。
金曜日の午前中には普通は来ないよね。
寂しい感はあったが、空港職員の方にナンパされアンケートを頼まれた。
後日メールにて送りますと会釈。
すぐに大分駅行きのバスが発車。
電車がないために駅までは高速バスでの移動となる。
意外に不便。
バスの車窓を眺めると、2年前の忌々しい記憶が蘇る。吹雪の中を高速バが突っ走る。ここは北海道か??って思いたくなる景色だった。
アキレス腱炎のため30kmでリタイヤ。別府まで来て!
小刻みに揺れる高速バスの窓には大粒の雨が!!マジか!?
変りやすい天候。これも土地柄なのか。
聞いた話では、別府とは言えども鶴見岳下ろしの冷たい風が山から吹くので、晴れていても東京とはまったく違う天候になるらしい。
大分駅に到着。
3路線のターミナル駅。近代的で立派な外観で人も多かった。
外は薄曇が広がり、晴れ間は見えるがやや北風が強い。
屋上スパは来年行こうかしら。
ホテルに荷物を預けて走る準備。
スタート地点のうみたまご往復15kmジョギング。
昼間の気温は10度あるかないか。晴れ時々曇りで、北風が強く波打っていた。
まだ金曜日だから少な目にしたよ。
ゆっくり歩いて10分ほどの場所にある温泉で疲労抜き。
大分市内でもいたる所に温泉がある。泉質は別府とは違うけどね。
サウナで温冷療法。かなり疲れは取れたよ。
食事は自炊。
近くのお店で色々とご当地の美味しい食材を物色。
今日の夜飯。
発酵食品で粘り勝ち!?
地元では有名らしい。
まだ金曜日だし(笑)。
今月も良く走りました。
なんと久しぶりにお休みなしな月に(笑)。
こんなに走って疲労抜けるのでしょうか?って、抜けてるはずがない(爆)。
ただし、30km以上走った回数は、自己ベスト出せてた静岡マラソンの時よりも少ない。
気合いだ!
熟睡して5時半に自然と起きた。
熱めの湯に浸かって覚醒。
ホテルの湯は温泉だったよ。
朝食はいつものパターンで。
自然食品店で売っていたグラノーラ。
フルグラよりもかなり食べ応えがあった。甘くて美味しかった。
観光案内マップを手にしてお散歩へ。
近くの公園にはSL。暖かな朝日を浴びていた。
ここの大通りを走るらしい。
土地家屋調査士会のマーク。
佐藤先輩が入れたのかな。
城門交差点にはザビエル様。
鶏の国らしく白いうんちが右の頬に伝う。
アーメン。
当時の街区と差異は少ない街並み。
快晴となった府内城跡。
そういえば快晴って天気予報になくなったね。快晴の復活を望む。
冷たい北風は吹くが日向はポカポカと暖かい。
府内城へもうでまんねん!(笑)。
「跡」ではあるが、その当時の石垣も街の区画も現存している。
戦災で焼失したが櫓も残っていて、高層ビル群を脳が自動消去すれば、高崎山までだけでなく、海の向こう遥か松山まで見渡せる展望。
賛否両論あるらしいが、夜は見事な景観なんだろうね。
どうせなら復元したお天守閣+電飾でもいいんじゃない?昼も夜も楽しめる一石二鳥で。
当時にタイムトラベル!
サフラン色の石垣に触るよ~♪
時間旅行のツアーへようこそ!
天守閣跡。
ARを使ってね。これが実に面白い!
全国の史跡スポットに常設して欲しい。
府中市では既にARスポットを設けている。
スコープはないけど、スマホを使ってタイムトラベルへ!
土地家屋調査士なら見逃せない。
顔面を密着させると甘い香りが。
復元された当時を思わせる素晴らしい造り。
カルトは信じないがお参り。
沿革は常に読み込む。
その時代にタイムスリップさせるのが面白い。
発掘された当時の石垣。
君のご先祖様もここで命を落としたのかもニャー。
ホテルに戻り昼飯。
スーパーで購入したチンご飯に
買ってきたマグロ。
お醤油はこれがめちゃくちゃ美味しかった。
参加人数は去年よりも多い4千名。
事前受付会場は盛り上がっていたよ。
ねばれー!!第三弾!
「がんばってくださーい!(お餅も買ってー!)」
可愛い声援で長蛇の列ができてた。美味しかったよ。
お買い物券二枚目はプリンにしたよ。
スーパーで買っちゃったけど貰いました。
ゼッケンはタイム順。
人数が増えたので去年より落ちた。
大分駅に戻りキリシタン大名にもご挨拶。
BS「英雄たちの選択」で特集していたね。
僕だったら秀吉についたかな?
天草も旅したことあるし、「小さな旅」を観たのでその「選択」は無理かな。
「選択」した結果はその後の歴史が明らかにし、正しかったか誤りだったかの判断を仰ぐことになるだろう。
国の為政者となる者は、自己保身や地権者の為に動くのではなく、国民全体の為に働くべき。
予算の選択と集中も然り。
国民とは日本国籍を持っている者だけではない。
古と現代がミックスされた素敵な駅舎内。
地方のデパートは相次いで店じまいとなってしまったが。
地方活性化には何が足りないんだろうね。石破さん。
完走のご褒美のお店をガン見(笑)。
予算は2千円かな。ミスドも発見した。
夜飯は鶏ではなくって牛にー
ポッドで茹でます。
パスタが少なくて足りなかったから追加で餅を。
意外に美味しかった。
かぼすドレッシングで味を楽しむ。
空港でナンパされた職員の方に、2年前の写真を添付したメールを送信したよ。
「精一杯苦しい表情で・・・」走りたくないけど(笑)。
そうなったな。
ビールは大会前日なので、さすがに飲まずに就寝。
翌朝もホテルの温泉に浸かってマッサージ。
スタートは12時なので、少し多めの朝食は餅餅餅!粘るが克??
会場で買ったあんころ餅にもきな粉。
粘れ!!
大豆タンパク!
糖質も追加で!
恐ろしいくらいなマラソン日和!
2年前の吹雪はなんだったんだ!!
もう言い訳はできない天気となったね。
2週連続のフルマラソン、サブスリーやってやる!!
早めに到着して待合室のテーブル席確保した。
カステラは2個食べて他は完食。続々とランナーが詰め掛けて足の踏み場に苦労する。
ここはカテゴリー2.3のランナーしか入れない。
つまり全員がサブスリーだし、3桁ゼッケンの人も多数。僕のような4桁は珍しい。
スタート1時間前になったので、荷物を持って外へ出たら春のような暖かさ!
金曜日には見れた荒波も皆無。とても穏やかな湾だったよ。
勝負靴はもちろんアシックス・ターサー6。
自己ベストは狙うつもりないけど自分が信じたシューズが一番。
荷物を預けてアップへ。
穏やかな海風を受けて気持ち良かった。
行ってきます♪
髪切ってないよ。
スタートラインへ向かう。
頭上ではテレビ中継のヘリコプターが旋回している。
全国ネットで放送され、もしかしたらテレビに映ってるかも。
って、録画を見てみたらスタート前の映像に映っていたよ。
ほぼ快晴と言ってよい好天気。
アームウォーマーと手袋を外した。
最高気温13度の予報だが、もう15度くらいの体感だった。
軽くジャンプしたり脚を動かして、ストレスフリーなロケットスタートに備える。
山側に整列した隣は60歳の還暦ランナーさん。
身長は僕よりも低いがタイムは早い。
東京マラソンに主役を奪われた感はあるが、それでも正真正銘の市民アスリートランナーしか走れない。
3時間30分以内の記録証が必要だが、関門はかなり厳しく、3時間30分ペースでは関門を越えることは不可能な厳しい大会。この制限は男女同一だからなおのこと厳しい。
別大後の東京マラソンがもはやオリンピック選考大会になってしまい、有力な国内外選手は見受けられなかった。
コース状況も東京マラソンの方が走りやすく好記録が期待できるから。
だからなんなのさ!別府大分には東京にないものがある!!
温泉大国、別府大分マラソンの号砲が鳴った!
同時に特急ソニック号が通過!テンション上がるね!
スタートラインまで100mほどだったが、全くストレスなくスタートが切れたのでロスタイムは22秒ほど。
幅広い別大国道を北へ駆け抜ける。
目標ペースよりもかなり早い。
2kmも走らないうちに額から汗が落ちた。
最初の給水をしっかり摂り、前走者の群れを一つ一つ飲み込んで行く。
スタートからいきなり暑くなったが、日陰に入ると冷たい向かい風に包まれて心地よかった。
別府湾から離れ市街地へ。
やや弱い向かい風を感じたが、特に苦にすることもなく脚を運ぶ。
5kmを20分27秒で通過。
目標ペースを4分10秒としていたのでかなり早い。
橋を越える緩い坂も無難に走り切り、最初の折り返し点が見えて10km通過。
40分49秒!自己ベスト出した静岡マラソンよりも早く通過。
やや向かい風のはずが、まるで下り坂で追い風のような状態だった。
それだけ脚の調子が良かったということ。
折り返してからは更に脚が軽く感じて、さすがにペースを落とそう、落とせ!!って脳からの指令が飛んだが効果なかった。
廻りのペースに合わせて、のどかな別府湾に浮かぶカモメ?を見つめながら楽しく走れたよ。
15km通過は1時間1分10秒。静岡よりも40秒以上早い(笑)。
別大の特徴の一つに「別大バンク」なるコーナーがある。
テレビ中継でもはっきりと分かる道路のバンクとうねり。
ランナーの足首が斜めになり、カーブのインコースを狙って幅広の道路を斜めに横断する。
アスファルト舗装も所々に割れ目や段差があり、とても走りやすいコースとは言えない。
東京マラソンのコースはわだちも段差もなさそうだね。
だけど温泉の数なら負けないよ!
晴れてはいるものの山から吹き下ろす風は冷たい。
上昇する体温を抑えるために、全てのエイドでは給水コップで頭と体にぶっかけて冷却。
スタートしたうみたまごに戻って20km通過は1時間21分37秒。
静岡マラソンより50秒早く通過。
とても1週間前にフルマラソンを走ったとは思えない。
2日前にジョギングしたときは凄まじい冷たい横風で走り辛かったが、カモメの体も揺れることがないような微風。
ひたすら前走者の背中を睨み脚を回す。
市街地に入り、2年前にリタイヤしてしまった30km地点を目指す。
見学した府内城跡が見えた所で左折。
次第に向かい風を受け始め苦しくなった。
大分川の橋が見え、緩い上り坂なのに呼吸が苦しくペースダウン。
頭から指先までが冷たくかじかんで唇が震えだした30km通過は2時間3分3秒。
とりあえず2年前の屈辱は果たせた。しかも自己ベストで(笑)。
もう良い。お仕事は終わったんだ。ペースを落とせ!!
脳からの指令を素直に受けてペースダウン。
と言いつつも、サブスリーは余裕だったので、4分20秒のペースを保ち脚を回したが寒い!!
ポーチに縛っていたアームウォーマーを腕に通した。
冷たい!!
何度も水を掛けたのでびちょびちょに濡れていた。
それでもないよりはマシだと、今度は手袋をポーチから出して手にはめた。
これも冷たかった!
ジェルを取り出し封を切ったら液体が飛び散ったよ。
ジェルじゃなくて最後に飲む予定のスズメバチエキスだった。
冷たい向かい風を受けて体温もペースも急降下。
35kmを2時間25分で通過。
残り7km!5分弱のペースでもサブスリーだし、折り返してから向かい風もなくなるし!
ってプラス思考で自分にムチ打ったが万事休す。
3kmも走らずに目がうつろな状態に。
ついに立ち止まって膝に手をついてしまった。
沿道の声援も魔法の言葉とはならず、かろうじて身体を前に倒す程度の力しかもらえなかった自分が情けない。
40km手前で2度目のストップは白旗。
スポーツドリンクがこんなに美味しいなんて!!
苦笑いしながら手を振りゴールへ向かう。
残り〇kmというプラカードさえ憎かった。
500m走ってまた立ち止まる(笑)。
40km通過は2時間49分52秒。
ゴール会場の林が見えて、若者たちのハイタッチをゾンビ状態で受けた。
競技場の周回がめちゃくちゃ苦しかった!!
こんなに辛いゴールは久しぶり。
初マラソンの多摩川マラソングランプリと6年前の雨の静岡マラソン。
天候は最高だったのに、いきなり寒気が襲い身体が動かなくなってしまった。
30kmからこんなに抜かれたのも久しぶり。
肩にかけてもらったフィニッシャータオルがとても暖かかった。
指先がかじかんで靴紐が解けずにかなり難儀した。
早く温まりたい!温泉だ!!
ジャージを着てバスに乗り込み、大分駅のそばにある「あたみ湯」へ。
熱湯とぬる湯があるけれど、ぬるくても43度近くあるという(笑)。
狭い湯舟はむっさいランナーでイモ洗い状態。
脚も伸ばせないけれど、ここの湯は本当に天国だよ。
ホテルへ戻って荷物を置いて、菓子パン屋とミスドへ直行。
予算を軽く超えたよ(笑)。
異常にミスドが甘く感じてしまい、全部完食とはならずに半分以上は胃袋へ。
口の中が甘くて死にそうだったから、いつものココイチカレーでおひとり様祝勝会。
さすがに食べ物は見たくなくなりましたね。
タイムは抜きにして完走したんだから、明日は湯の町別府で温泉三昧。何湯行けるか?
朝食はミルクとグラノーラ。
ミルクは地元産のね。
受付会場で貰えたバナナも。
コレはフォークで食べないとボロボロになるから注意。
チェックアウトして別府駅へ向かう。
珍しく九州カラーのキハが見れた。
うみたまごに別れを告げて、また来年会いましょう!とつぶやく。
ソニックちゃんとご対面。
意外に観光客は少なかった。ニューコロナの影響か。
レンタルサイクルショップで手続を終えて、今年も山方面の湯へ向かう。
2年前の電動自転車はすぐに電池が消耗して0%になり焦ったが、今年のは最新型らしく、去年と同じ距離を走っても80%の残量で返却できたよ。
一湯目は2年前も行った堀田温泉の「春夏秋冬」へ。
今年は楽々で山道を走れたよ!
昨日とは違って北風強く寒い!
轟音とともに立ち上る湯気はなかったよ。
硫黄臭が漂う地獄地帯。
源泉かけ流しだけど、水で薄めないと熱くて入れない。
弱い硫黄臭の乳白色な温泉。
左側が源泉の出口。
ちょっと触れただけで火傷したよ。
目隠しができていた。
ちょーきもちいい!!
ゴール後は指先の爪が痛かったけど、翌日は痛みもなく無傷な脚だったよ。
自転車に跨り、上ってきた坂道を一気に下って海へ出た。
大砲ラーメンに行ったけど改装中で休みだったよ。
梨タレ付き400円。
昼飯は別府駅下の別府ラーメン。
鯛めしセット。りゅうきゅうご飯。
細麺の博多ラーメン風だったけど、あっさり目で美味しかったよ。
ほのかに硫黄臭を漂わせて二湯目へ。
これも2年前と同じく竹瓦温泉。
軋む床が時代を感じさせてくる。
こちらは熱くもなく湯加減は丁度良い。
硫黄臭も弱く長時間浸かっても疲れなかった。
三湯目へ行く前にカフェで甘味投入。
抹茶のロールケーキ。
コーヒーは何杯でもお替り自由よ♪とインド系な若い?娘が笑顔で言ったよ。
Wi-Fiも充電もできてお洒落なカフェだった。
三湯目は時間がないので駅そばの湯で。
あつ湯とぬる湯の入り口があった。
熱い方の部屋は水で冷やせない湯船。
もちろんぬる湯の部屋へ。
と言っても熱いんじゃ!
薄めるのは気が引けたので、もう一つあるぬるい湯舟の方が丁度良かった。
空港行きの高速バスに乗り遅れるともう一泊することになるから、早めにバス停に行って並んだよ。高速バスだから満席だと乗れなくなる。
バス待ちでもう一食。
空港に到着し、お待ちかねの鶏!
鶏大盛&ご飯大盛!
受験生じゃないのに「とりせんべい」が付いてた。
口から鶏が出そうな気分で飛行機に。ビール飲まなくて正解。
硫黄臭漂わせてね。温泉県だから許して。
あったよ!恥ずかしながら張り出されていた。
ジャージでは走ってないよ(笑)。
来年はなんて書こうかな。
大会を振り返って。
2年前とは打って変わって好天に恵まれた。
1週間前のフルマラソンは本当に楽しく走れた。
故障のこの字もなく、この大会を迎えたよ。
サブスリーなど目指すつもりは毛頭にもなかったが、脚を進めるにしたがって記録への意欲が出てしまった。
コースは他の記録が出る大会と比較すれば走り辛いコース。
それでもこれだけ多数のガチランナーを集めるには理由がある。
市民ランナーもちょっと頑張れば別大を走れる。
正に硬派な大会。抽選でもなければ先着順でも誰だって走れる大会ではない。
終盤で体調不良により3度も立ち止まってしまった。
もちろん疲労が抜けていないというのも理由だが、それよりも諦めるという決断が速すぎた。
次の大会は万全な状態で挑みたい!
って書いている最中にコロナウィルスで中止の連鎖が(涙)。
52歳の今シーズンは終わった。
ベストタイムは別府大分マラソンのタイムとなってしまった。
ランキング落ちが確実に。
現在放心状態で爆食いモード炸裂!